2007/02/18 日

(14)[15]チセヌプリ

2/18(土)

ロンド泊まりでグランヒラフです。
新雪もなさそうなので、初日は山でも登るか~ということで、スキー場のリフト利用で手軽に登れるチセヌプリへ向かいました。

阿武茶さんで昼食用のパンを買い、到着は8:40頃。でもリフトは搬器も出ていません。あれぇ?とか言っていると、スタッフが立て看板を持ってきました。「リフト故障のため営業中止」。ぎゃっふーん(笑)。

さてどうする。ゲレンデを登るか説も持ち上がりましたが、予報と違って雪が降りしきり視界も悪そう。当初と段取りが変わるのも趣味じゃないってことで、今日は山行は中止にしました。

グランヒラフへ舞い戻り、2時間ほど滑走。
山頂でいただくはずだったパンは、Niseko343のラウンジにて。(おっ、旨いじゃ~ん)

夜はAroyにお邪魔してフーガルデン生+ギネス生+Orvalで正しい晩酌。

2/19(日)

天気は保ちそうなので、今日こそは、ってわけでチセヌプリ(1134.5m)です。
リフトを降りたところでシールをつけ、谷を巻いて登り始めます。先行パーティの後をくっついて行ったら、彼らはしゃくなげに登るんだったらしく、少し遠まわりになってしまった。
その後は快調に高度を稼いだのですが、陽当たりのよい斜面ではところどころスラブになっている。わずかに新雪はあるのですが、重いし湿ってるし、やっぱ春先の雪みたいです。

約2時間でピーク。
今朝また買って来た阿武茶パンで軽く昼食。(やっぱ旨いじゃ~ん)

下りは、登りで目星をつけておいた斜面をいただきます。上部はモナカになりかけみたいで、難しい雪質(転んじまった(^^;))。下部の面ツルはウマーでした。
いえ、パウダーはありません。

カリー小屋さんで昼食の食い直しをして(ぉぃ)、帰札。
よい週末でした。

2007/02/16 金

毒舌に憧れる

最近AEON発寒SCが面白い。

SM(Jusco)はライヴァルなんだけど(笑)、「モンベル」とか、世界各国の食材を物色できる「カルディ」といった多彩なテナントを冷やかすのが面白い。
中に「Village Vanguard」という雑貨屋さんがあって、今回初めて入ってみた。おー。んー。おぢさんにはチト、こっ恥ずかしい。でも面白い。
昔風にいうならファンシーショップだろうし、雑然としたたたずまいはドンキに通じるものがある。
けど、これらと違ってどことなし好ましいのは、一定の秩序感がある(ような気がする)からだ。
ディスプレイする人の意思が感じられるということなのだろうか? 一貫したポリシー? カテゴリー指向? センス? あまり誉めすぎる必要もないので(笑)、深入りはしないけども…。

ま、先日、ぶらりと入って見た。「遊べる本屋」とかいうサブキャッチもついており、雑貨と並んで書籍も扱っている。品揃えはもちろん少ないのだが、テーマ別にマニアックに掘り下げられているところがこの店の独自性だ。メガマーチャンダイジングブックショップにない刺激と発見がある、わけだな。

で、刺激を受けてしまった。それは「宗教」のコーナー。密教関係の毒々しい色彩の本に混じって、懐かしき今東光和尚の本が目に留まった。

そうなのだよ。わしらの世代ならゼターイ読んでいる。週刊プレイボーイの人生相談。それも柴田錬三郎、今東光、開高健の頃…(担当コメンテーターが亡くなってバトンタッチされていくのが常だった)。ああ懐かしくも、刺激的だったあの頃。
その今和尚の本である。集英社文庫だから、ほかの本屋で見つけてもよさそうなもんだが、こういう店でこそ、出合うべくして出合ったということなのですな。

毒舌・仏教入門
毒舌・仏教入門」今東光(集英社文庫)

戸津説法といって、天台宗の偉い方が代々講じてきたのを、今和尚が務められた時の講話をまとめたものである。
代々の偉い方は、天台仏教の精髄をここぞとばかりに講義するわけだけども、そこは今和尚。時に河内弁、時に江戸弁を交えながら、自らの破天荒な人生経験をベースに語るわけです、聴衆をゲラゲラ笑わせながら。人呼んで漫才説法。

でも笑わせるだけではない、仏教(仏の教え)のエッセンスは深く強くこめられている。人間、狭い世界を分け合っているのだから互いに譲り合えばよいのに、それがなぜできないのか。「中道」で行けないのか…。
もとよりオレは仏教に帰依するものではない。今後ともない(自然宗教者だ)。だが誰しも傾聴すべき、大きな教えであろう。
世界の人々がみなこの境地に達すれば、いさかいも戦争も起きないだろうに。

同じコーナーでもう一冊買った本。

宗教世界地図 最新版
宗教世界地図 最新版」立山良司(新潮文庫)

単に「宗教」の分布を解説した本ではない。なぜなら、宗教の異なるところ、摩擦や紛争、果ては戦争や虐殺が必ず存在するからだ。つまりは、その「衝突の分布」を解説した本なのだ。

宗教の違いばかりが原因ではないだろうが、人間はなぜいがみ合い、理解し合えないのか。
Village Vanguardの雑然とした秩序感の中で、いろいろ考えさせられる一週間だった。

*
ところで、「毒舌」って憧れるなぁ。
知恵も力もない人間が毒づけば単なる捨てぜりふだろうけど(オレだ)、しかるべき人が言えば力強い箴言になる。

例えばジミン党のアベくんにも毒舌はムリだろう。

2007/02/14 水

求む!楽曲情報

奥田民生の「イージュー★ライダー」を、ボサノバ調スローテンポのギターアレンジで歌っている女。
誰か知りません?

2007/02/11 日

(13)HELL BENT!!


しかし嫌な
ビジュアルですなー。
つか、これって
左右逆!?(笑)

逆ゾリ風景。
グランヒラフです。
K2の試乗会があるというので、昨年4月以来のアルペン板でした。

久々のアルペンは、、、つまんねー(^^;)。試乗会は10:00からというので自分の板で少し滑っていたのですが、9:30には飽きて降りて来てしまいました。
やっぱテレの方がずっと好きです。

試乗会で楽しみだったのは、逆ベンドの新板・HELL BENT 179(150-122-141)です。ぽんつーんの弟分てとこなのかな? 逆ゾリ系ではありますが、一応サイドカーブが明確化され、ツインチップ形状になっています。パウダーでフェイキー? ワケわかんね…(^^;)。

K2の人の「くるっくる回りますよー!」、U氏の「この板ならスーパーコースをチョッカリだべさ」という2つの声に見送られ、なんか嬉しくなっちゃって、実は一気にA4まで登ってしまいました。
逆ベンドの板なんて初めて乗るのですが(それでいきなり急斜かよ)、意外に取り回しはしやすいのね。上部の柔らかい荒れバーンをどっかんどっかんとクルーズする分には、逆ベンドもさほど感じません。
エースヒル横手からスーパーコース上部(鞍部)の辺りには若干ノートラックが残っていたのですが、ここもえらく気持ちいかった!! その後流れ込んだスーパーコースは、なにしろスピード出る出る、固いギャップが怖い怖い、さすがにどうもなりませんでした。
しかしこれは面白い板だなぁー。
終了後、やはり試乗した人と「お金に余裕があれば一台あっても全然いい」で一致しました。

2台目の試乗は、ぽんつーん 179(160-130-120)。
これはひどいです。ワヤです。太すぎる。回らない。重い。少なくともゲレンデ脇で楽しむような代物ではありません。広大なオープンバーンをぶっ飛ばせば、、、面白いような気はしますが、担ぎ上げるのもゴメンです。とすれば、へリスキー向けというしかありません。

そういえば、これにテレビンをつけている人が若干名いらっしゃるそうですが(来週北海道上陸がウワサされるあの方とか)、まったく凄い買い物をしたものだと改めて呆れますねぇ。

3台目は、OUTLAW 174です。普通の板で、ホッとします(笑)。トップ巾130cmくらいの太板なのですが、あの2台の後ですから、全然細い!です。

悪雪もなんのその、板と喧嘩さえしなければえらくスムーズ&ステディです。カービングが楽しい板。
けど、やっぱアルペンてつまんねー。

に戻って来た本日なのでした。

2007/02/10 土

[12]余市岳


今季初のまともな山行。
まともと言ってもソロなので(カミサン仕事)、サクっと登ってそのまま降りて来るキロロゴンドラ←→余市岳(1,488.1m)ルートです。

10:30発。
久しぶりなので、ちょっとペースがつかめません。オーバーペース気味だったかな? いわゆる「肩」のところは、アンヌプリピーク程度の斜度があるのでツボ足。これもけっこう効きました。
上はガスって、風も強く、かなりシュカブっていたので途中でやめようかとも思いつつ、やっぱピークを踏みたいサガというのはあるようです(笑)。

12:10ピーク。
スノウモンスターの陰でパンを頬ばった後(膝をつくと風も感じず、いい雰囲気でした)、滑走開始。
カリカリはどうもなりません。自分はこんなヘタだったのかと凹みます。

「肩」のところから、いわゆる南東斜面にドロップしました。深さは膝下程度でしたが、いやー、ここはなンまら美味しうございました。とろりとしたクリームの中を滑っているような…これは応えられません。自分はこんな上手かったのかと舞い上がります。
登り返してもう一本…という考えが一瞬脳裏をよぎりましたが、体力と相談してやめておきました。

それも正解。
何しろこのルート、復路も延々と歩きなんですよ…。バテた。死んだ。今日はもうダメ。
キロロ下りの「グランドライン」って言うんですか? このコースの長いこと長いこと。途中までは頑張りましたが、下半分はテレマーカーどころか、スキーヤーですらありませんでした(笑)。

13:20、センターハウス着。あーやれやれ。
しかしキロロ、確実に混んでますね。駐車場も、ギリギリあと2~3台というところで第一に入れたっていうくらい。

*
(写真上)
ゴンドラ山頂駅から余市岳。左端の明るいところを滑りました。

(写真下)
オレではないけど、同じ斜面を滑っていた先行パーティのボーダー君。この直後、前転してました(笑)。

*
過去の余市岳
2004/7/19

2007/02/08 木

スキー天国・サーフ天国

今シーズンはもう買わないべな、と思っていたパウ雑誌、もう1冊だけ買っちゃいました(笑)。
自遊人」。特集、「スキー天国、サーフ天国。」。NOMAD講習会の時にお世話になった“奈良ッチ”が登場してるっていうんで…。

YUMINGの昔から並び称される「スキー」と「サーフ」、、、という着眼通り、「都会から見た外遊び」みたいな切り口で、ま、あまり興味ある視点ではありません。

でも中で目を惹かれたのは、「61歳から始めたサーファー」。いいですねぇ。こういう人の存在にはやっぱ刺激を受けますね。
(自分がトシ取って来たっていうことだべや)

サーフィンはやったことないんだけど、こう、底当たりのしないパウダーみたいに癖になるんでしょうな。

2007/02/07 水

季節の変わり目

昨日から、頭痛がしたり、左手親指がじんじんと痛かったり、する。
経験的には、これらの症状は季節の変わり目に現れる。

ということは、そろそろ春でつ(笑)。

2007/02/07 水

不読書しゅうかん

数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する
数式を使わないデータマイニング入門~隠れた法則を発見する」(岡嶋裕史)光文社

データマイニングというのは、ま、情報の採掘、みたいな意味かな。マーケティング用語で、混沌の中から法則を見つけだすための手法。の入門書です。

数式が掲載されている書物というのは何割方だか売上が落ちるんだそうで(笑)、その考え方というか原理原則を教えるという意味でも「数式を使わない」というのはわかるんですが、そのために喩え話とか脱線話が多くなってよく掴めない本になっちゃってます。私の読解力のせいもあるとは思いますが…。

ところでこの本のユニークなところは、その「混沌」の方にも思いを馳せていることですねぇ。
インターネット(Web2.0)時代、基本的にはどんな情報にもアクセスできるようになっていて、多すぎる情報は情報がないのと同義っていうくらい、これはもう「混沌」なわけです。
でもそこでデータマイニングの手法を知っていれば、「情報格差」どころではない、見つける者と見つけられる者の格差が生まれる、ということに著者は警鐘を発しています。

思えば個人情報…名簿や機密情報、Winnyなどを介してのあんなことやこんなこと、Nシステムや監視カメラの情報…。どこで何が取得されちゃってるかわからないけど、そこから「意味」を読みとろうとする悪意のヤカラがいたとしたら?

背筋が凍るような社会が、既に到来しているのです、ということに改めて気づかせてくれる辺りも含めて、変な本でした。

2007/02/04 日

(11)グランヒラフと宴会の土曜日

雪は思ったほどウハウハではなく、しかもバーンは結構カリカリです。
ゲレンデオンリー。
以上(笑)。

あー、花1モーグルでの準チョッカリは楽しかった。
あとコース脇の新雪は軽く優しかった。

ロンドでコーヒーをごちそうになった後、昼飯は5人でようよう亭。
夜は飲み会があるので一瞬躊躇したけど、やっぱ餃子定食。げふっ。

*
飲み会というのは、同窓会。
小学校卒業時の担任の先生が80歳を迎えられるということで、15人くらい集まる。中学卒業まではだいたい同じ面子だったので、ほとんどの人と30年以上ぶりの再会。
先生も全然元気だった。

楽しかったなぁ。

2007/02/01 木

節分と言えば、、、

何たって落花生! であります。
時々キャラメルなんかも混じってたな…。
というような幼時体験を、大豆が当たり前な本州のほうで話すと、笑われることもあったっけな。

つー昔語りはともかく、今は節分と言えば、、、「恵方巻(えほうまき)」であります。
この丸かぶり寿司、もともとは関西方面の風習だそうで、「節分には海苔巻きを、切らずに、恵方(縁起のよい方角=今年は北北西)を向いて、目をつぶり、黙って丸かじりすると縁起がよい」という。
で、この風習に目をつけたのが大阪の海苔問屋協同組合。要は海苔の販促イベントを行ったのが、現在の全国的広がりのキッカケらしい。

ミツカンによると、全国の恵方巻の認知率は88%(北海道は91~95%)に上るという。北海道新聞(1/27朝刊:イオン調査)では「2005年の30%台から06年60%台に急伸」とあるから「全然違うじゃねーか」というところだが、ま、「節分と言えば恵方巻」が北海道にも浸透しつつあるのは確かだろう。

実際、節分の日にスーパーを見に行くと、海苔巻きのコーナー(これがまたずいぶん拡大されている)には人だかりがして、異様な熱気に包まれていたりする。

「タラバガニの足のむき身を丸ごと二本」とか「巻き寿司界の金粉ショー」が展開されたり、「ロールケーキ」や「かまぼこ」まで登場と、商戦はいささか加熱気味なのである。

さてその「恵方巻」。
再び道新記事によると、きのとやが、自社で企画した「恵方ロール」という商品の販売を諦めた。別の会社が同名の商標登録をすでに取っていたためだが、そういや仕事先でも「恵方巻は一般的呼称なので使用OKだが、恵方○○のネーミングは要注意」という話が出ていた。

しかしそこで驚いたのは、「「恵方巻」自体も米国の業者が商標登録を出願」というくだり。
知的所有権に汚いアメリカ国、こんなところにまで触手を…。特許庁では「認めない方向」というが(ホッ)、油断も隙もない。
日本的な感性で今まで常識的に誰も主張しなかった「一般呼称」の権利が、いつの間にか外国人の手に落ちている、ということもこれからはあるかも知れない。ここは、官民ともにガードを固めておいた方がいいだろう。

*
ちなみに、節分はそもそも年に4回あった。季節を分ける、が原義で、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を指していたという。
昔は冬から春になる境目が重要視されたことと、旧暦正月と近かったことから、現在の大晦日のように考えられたため、この「春の節分」が特に大きな節目になったということである。

*
つームツカシー話はともかく、恵方巻のお求めは本日より3日間連続ポイント10倍の「コープさっぽろ」各店でぜひ(笑)。
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