2007/03/28 水

久々の物欲

ちょっと欲すぃ~。
「机がそのままタブレットになる」という商品。
http://www.mikimoto-japan.com/navinote/japanese_products.html

なぜか、こういう類のものに惹かれるらしいワタクシ(笑)。

2007/03/25 日

PC更新計画

当年72歳のハハがパソコンの買い換えを決意したので、安いところを見つくろって購入。本日更新とセッティングをして来ました。
17インチ液晶、いいな~。

パソコンの操作自体は前のマシンと変わらないので快適そうだけど、同時購入の初デジカメの方には苦心惨憺の様子。
使えば慣れるって、ガンバレ♪

2007/03/23 金

二冊の重い本

思想的にとかじゃなくて、物理的に重い(笑)。

エゴン・シーレ―1890-1918
先日とある本屋さん(コーチャンフォーではない)に入った途端、書架から強烈に訴えかけてくる本がありました。よく見るとエゴン・シーレの画集でした。
おお!シーレか。昔好きだったなぁ。と思って手に取る。ずしっと充実のたたずまいなんだけど、値段を見ると1,200円。うお、っ! 即、買いとなってしまいました。画集なんていつぶりだっけかな。あ、奈良美智以来か。

シーレは、鉛筆の素描がなにしろ凄い。サっとラフに描いてる風なんだけど、筆致は確信に満ちている。肉が盛り上がって来るようなリアルさは、すげー迫力であります。
暗い、極めてビミョーな色調(屈折してるんだろうなぁ(笑))もオレ好み。同系の作家にグスタフ・クリムトがいて、これも嫌いではないけど、そっちの自然とわき上がる明るさとは際立つ対照を為してます。どっちかというとこっちの暗さの方が好き(屈折してるのかなぁ(笑))。

エゴン・シーレ―1890-1918 タッシェン・ジャパン


The Snowflake: Winter's Secret Beauty
もう一冊。
日本語版も出ているんだけど、失礼ながら訳者の方の「日本語力」があまり信用できないので、アメリカ語版を購入(安いし)。ま、写真集だから読めなくてもいいっしょー(笑)。

パトリシア・ラスムッセンという人が撮った「雪の結晶」の写真集です。
いや…実は、ケネス・リブレクトという人が書いた雪粒に関する解説文も載っていますが。
いや…むしろ文章の方が主なんですが(^^;)。

美しい…(うっとり)。
雪の結晶は六角形。でも気温や湿度(水分供給)によって、その形は無限のバリエーションを呈します。ひとつとして同じ形はない、わけですね。その造形には、ホント、時を忘れて見惚れてしまいます。

中に、窓ガラスについた霜の写真もあって、子どもだった頃に夕張(南清水沢)の駅舎の窓についていた結晶を思い出しました。あんなにキンキンにしばれることって、最近ないよなぁー。

好事家の間では有名と思われるナカヤ・ダイヤグラムも出ていました(日本人の名前もよく出てくるんだけど、スペルがよく間違われていますなー)。ダイヤグラムにはあってもあまり見たことのない、サヤ状なのや柱状なのの写真もあるので、興味深かったです。

日本と言えば、「雪粒を観察するのに好適な場所」として、中央北海道が紹介されています。でかい樹枝状の雪粒が見られる!んだそうで。


ところで、雪の結晶をネットで調べていてちょっとヘンなサイトを見つけました。
自分だけの結晶を作ろう!
ま…こういう風にいろんな形ができるわけですねー。

2007/03/20 火

わが青春のバイブル(爆)

プレイボーイの人生相談―1966‐2006
いや~~、これですよ、これ!
シバレン、開高、今東光!
高校から大学の頃まで、毎週毎週、ページを繰るのももどかしく激しく読みましたよ。真っ先に…(嘘。もちろんグラビアが先だったが)。
一刀両断、鮮烈にして痛快、滋愛にして深遠。今読んでも色あせない箴言の数々、が散りばめられております。

しかしナンですね。十年一日、若者たち(中にはオッサンもいたようだが)の悩みの何とワンパターンで青臭いこと。古今、あらゆる相談と答えが、この一冊にすべて収まっているような気がする。

そういう意味でも、読み継がれるべき古典とすら言えそうですな。

2007/03/19 月

人ごとではない

積丹岳で起きた雪崩事故なんだけど、亡くなったのは「知り合いの知り合い」らしい。
雪山のアクティビティをしていると、文字通り他人ごとの事件ではない。

雪山で見るスノーモービルはあまり好ましくないので、事故のニュースがTVで流れた時に、ついあらぬ悪態を口走ってしまい、カミさんにたしなめられたのだが、まさかこのような惨事になろうとは。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

*
事故は、積丹岳東陵(755mの辺り)から南方向で起きたらしい。山スキーヤーはふつう「怖くて行かない」ようなところらしい。
当時は吹雪で(アンヌプリ山頂が風雪でけぶっていたことを思い出す)、視界も悪く、ルートを確認しようとしたスノーモービル1台が上部を切ったことが直接の原因らしい。

伝聞なので「らしい」ばっかだが。。。

なお、その「知り合い」によると、ビーコンは持っていた由(報道では、シャベルはなかった)。山スキーヤー、山スノーボーダーも所属しており、雪山に入るための基本は持ち合わせているチームの構成員だったという。

2007/03/18 日

[19](20)ニトヌプリ

3月17日(土)


なかなかの高度感
いわゆる「ラストパウダーオフ」に参加している友人・ひろ師と一緒にニトヌプリ(1,080m)。
足下はくるぶし~スネ程度のパウダー、朝のうちは青空が広がり、絶好の「登り日和」です。
除雪終点にクルマを停め、車道を少し歩いて、おおむね平坦になっている辺りから取り付きます。最初はけっこうな急斜。

途中で休憩がてら、ピットを掘ってみます。
ひろしに、「この1週間で1m20cmくらい積もってるんだから深く掘らないとダメだよ~」とか冷やかされますが、まぁ、1m20cmくらい掘ってポンポンとやってみました。上から20cm、さらにその下30cmのところ、肘~肩でようやく切れるくらい。問題なさそうです(この辺りを滑るわけではないのですが)。


ひろしの勇姿
2時間半程度でピーク。
昼には、さすがに雪が重くなってしまいました。
ニセコの遊び人たちは、そのタイミングを知っていて7:30にはピークにいるような滑り方をしているという話。
なるほどなぁ。

それでも中腹のなめらかな斜面とか、終盤の急斜とかはかなり面白かったです。

満足。

3月18日(日)

前日はロンド泊。
今日は時間券消化のため(笑)、ゲレンデです。
山麓には5~10cmの降雪があり、「上は期待できる!」と踏んだ太板のテレマーカーたちが続々と集まっていました。すげー。

強風で上のリフトが動かなかったため、結局この人たちも板を代えて出直したらしいのですが。。

強風の時には、わしらはたいがい花1に逃げてぐるぐる滑ります。
ストロベリーにも一本入りましたが、いかんせん下がガリガリ。

3時間ほど滑って上がり、昼はカリー小屋でポーク10辛。

またも満足。

*
疲れているせいか、レポートが淡泊ですなぁ(爆)。

2007/03/16 金

拓けゆくハサーム!

つーか、新川なんだけどさ。

札幌の置き忘れ、もしくは寂れゆくドーナツの穴といった趣の発寒地区。しかーし、AEON発寒SC以来、ちょっとだけ盛り上りつつあります。

そして昨日、コーチャンフォー(最初、社長が晃ちゃんとでも言うのかと思った)が待望のオープン。
書籍、CD&DVD、ステーショナリー、飲食の4本柱がなす巨大複合施設であり、道内4店舗目にして最大級との由。中でも書籍の在庫は120万冊ともいう、Web2.0(ロングテール)時代に真っ向から挑戦状をたたきつけるような店であります。

先ほど早速、ちらっと覗いて来ました。

でけー。
本はなにしろ、完全な指名買いか、ぶらつきながらの出合いの妙を楽しむしかありませんねぇ。ウロ覚えのタイトルから探す、みたいな芸当は難しい(てゆーかオレは根気がないからムリ)。
ミュンヘン大橋店は時々行ってましたが、そこよりさらに膨満したような印象で、居心地悪いことこの上ありません。
ネオゴシックとでもいうのか、デコラチブ過ぎる変な内装も、いったい何なんでしょうか。ひどいです(笑)。
混雑を予想したのか、新川通りからすっと入れない駐車場もポイント下がります。

あれ? 嬉しいから誉めようと思ってるのに…(笑)。

ともあれ、発寒近辺に面白い店ができていくのはイイ!
ついでに、もう少し多彩な飲食(いい居酒屋とかバーとかも含め)、それからパドルクラブ西地区店とかできるといいな~。

今後に期待します。

2007/03/15 木

春は近いのか遠いのか

独占企業つーのは、価格においてもサービスにおいても、本質的に頑張ろうという動機も対象もないから、ダメなものなんである。
フェリーの食堂とか、役所とか、そうだべ?(笑)

つーわけで対抗馬というのは、…それがどんなにヘタレな駄馬だろうが、なくてはならぬ。
看板とか立って、いよいよ迫って来たなという感じがする。あっちもダメ、こっちもダメで白ける一方なんだけれども、そういうスタンスで行動を取ろうかと考えている。

日本て、「2大ナントカ」っていうガラじゃないんだろうな、きっと。
しかし本当の、真剣なツバ競り合いがなければ、日本はただ内側から腐っていくだけだろう。

2007/03/13 火

低体温症の恐怖

凍る体―低体温症の恐怖
山スキーに凝った著者24歳の時、モンブランの氷河でヒドゥン・クレバスに墜ちる。
16時間を経て奇跡的に救出されるが、呼びかけても反応はない。体温は28℃まで下がっていた…。

最重症(体温29℃以下)になると、生還はかなり困難になるという「低体温症」。著者自身が実際に踏み越えてしまった、その生と死の境界のお話である。

前半はそのモンブランでの事故から、蘇生・リハビリを経て約1年後に再び無意根山で滑るまでの物語。後半は、低体温症の学術的な説明と特にフィールドでの対処法がまとめられている(当然、読書スピードがガクっと落ちる(^^;))。

途中でキリスト教に対する信仰告白のようなくだりや、当時の彼女(今の奥様)への感謝の言葉などが挿入されて、感動的なようなこそばいような変な感じではあるが、低体温症の恐ろしさとともに、諦めないことの大切さ、そして再び滑れることの悦びがあふれていて、読後感は爽快だった。

あとがきにはこうある。
低体温症には、夏でもかかる(震えと眠気が同時に来たら危険サインと思え)。注意を怠るな。そして、雪山には一人で入るな…。

ちなみに著者は、苫小牧東病院の先生(副院長・循環器内科)である。

凍る体―低体温症の恐怖」(船木上総)山と溪谷社

2007/03/11 日

タイムトリップ

2月の同窓会以来、急にソッチ方面が盛り上がり始めた。

その時に、高校の同期会のWebサイト(+BBS)があるのをこっそり教えてくれる人あり。
さっそく行ってみると、意外に活発に活動しているではないか。
オレも2~3人の消息を伝えたり、BBSに参加したり、オレが「行方不明」の間に開催されたクラス会の写真を見て羨んだりしていると、近々、夕張で泊まりがけの会を催すという。

題して、「夕北卒業30年記念日を母校で過ごそう!」!(^^;)

卒業30年…orz。

いや、それはしょうがないのだが、実は母校・北海道立夕張北高等学校は、とうの昔に閉校になっている。だがその校舎は、合宿や会合の宿として使えるユニークな宿泊施設に変身していて、意外に賑わっているのである。(存続は不透明らしいのだが)

ちょうど30年目の節目に当たるこの週末、予約が取れたので、いったん集まってみよう!という呼びかけであった。どきどきしながら、いったん参加してみることにした。

今回は総勢20名(宿泊15名)。男子10名、女子10名。なかなかではないか?
どきどきしながら門をくぐったが、いざ出会った後はすぐにうち解け、旧知の間柄とはもちろん、当時別クラスで接点のなかった人とも仲良く盛り上がれ、とてもとても楽しく得難いひとときを過ごすことができたのだった。しかも3時まで…(よくもった、オレ)。

30年の日月は実に人を変えるが(オレは「変わってない」「若返った」などと言われて戸惑うのであるが)、こうした機会には、その時を一息に、軽々と、飛び越えることができる。
オレも確かに、30年前、共通の記憶の1ピースだったのだなぁという実感は、なんとも形容しがたいシヤワセだったのだった。

翌朝、記念撮影をして別れしな。
そんなシヤワセの反動か、タイムトリップでバイオリズムが狂ったか、今度はなんとも名状しがたい虚脱感に襲われたのだった。

面白うて、やがて哀しき。。
楽しみの山が高いと、その後の谷も深いのねん。

つーわけで、取りあえず眠い。
(要は疲れただけだべや(笑))

また会おうね、みんな。
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