大空高くそそり立つ…
「夕張岳の気高さを」と出身小学校の校歌にもうたわれ、ココロのふるさとであった夕張岳(1,667.8m)に、7月15日(日)、ついに登って来ました。
北海道にUターンして以来、ぜひ登りたかった山三傑(アンヌプリ・羊蹄・夕張岳)に、これで完登できたわけです。
もう、その事実だけで感動もんでした。
(以下長文)
北海道にUターンして以来、ぜひ登りたかった山三傑(アンヌプリ・羊蹄・夕張岳)に、これで完登できたわけです。
もう、その事実だけで感動もんでした。
(以下長文)
行程8時間(予定)という長丁場なので、前泊と定めます。
前日午後3時すぎに札幌を出発。
ユーパロの湯でひとっ風呂浴び、元実家のすぐ近所にあった「大吉食堂」さんで夕食でも…と思いましたが、シャッターが下りています。やめちゃったのかなぁ?
(たぶん)夜はめちゃくちゃ早い夕張。このお店が開いてないとなると、ツブシがきかない、やばいと思っていると、清水沢の交差点のところに「お食事処」ののぼりをハケーン。「庄屋」さんというお店でした。
寿司屋とも定食屋ともつかないたたずまいながら、なかなか美味しく、ボリューム感もたっぷり。おかげで、前夜に情けない思いをしなくて済みました。
夕闇迫る頃、来年閉校になる幌南中学校などを横目に、登山口へ向けて走ります。(庄屋さんのあと、コンビニはもちろん食べ物屋さんも開いている商店も見かけませんでした(^^;))
道道から「登山口方面」の立派な看板を右へ。登山口まで7~8kmの地点からジャリ道となります。テンは走るわ、シカは前を横切るわ、ヘビは踏みそうになるわ(踏んだかも…(^^;))、なかなかな道です。
登山口は、その道のどんつきにありました。数台のクルマが止まっています。
テントを張っている人もいましたが、水場は(たぶん)なく、一番下の駐車スペースに「上級者向け」のトイレが2つ立っています。
この夜はすぐさま就寝。
外はものすごい霧、漆黒の闇の夜でありました。
*
翌朝は5時起き。
朝食のトーストを頬ばって(先発の皆さんを見送りながら…)、6時出発です。
向かって右側、冷水コースを登ります。
樹林を抜け、ガマ岩の偉容に見入り、お花を楽しみ、風に吹かれ…。
曇予報で、途中まで山頂もガスに覆われていましたが、登るほどに晴れて来ました。
夕張岳は、ピーク直下に湿原が広がっています。例の「蛇紋岩の露頭」や土壌成分などとも相まって、特異な高山植物が咲くことで知られています。
盗掘が相次ぎ、それらも今ではホソボソとしか見られなくなっているというのは寂しい限りです。
アポイの時にも書きましたが、こういうお花はこういうところで見てこそ美しいもの。それに盗掘して持ち去ったとしても、その先でちゃんと咲き続けられるとは思えません。
人間って、どうしてもワガモノにしたいのですねぇ。いや寂しい限りです。
湿原ですから、木道なども整備されています。市や教育委員会が設置しているようですが、状況がああですから、今後荒廃して行くことも予想されますね。
*
さて、10:00、ピーク。ちょうど4時間です。
「お隣」の芦別岳から「北海道の背骨」日高山脈まで。やや霞んではいるものの、素晴らしい眺望に恵まれました。
風を避けて、山頂下のくぼみになっているところで昼食。お湯を沸かして、アルファ白飯を使った丼です。これがなんとも旨い。
1時間ほど山頂で過ごし、11:00、降下開始。
下りは「馬の背コース」です。鬱蒼と茂った樹林帯で、こりゃ登るのは大変だ…と思われる急坂が続きます。
13:40、夕張岳ヒュッテ着。
ここから15分ほど林道を歩いて、登山口に到着。
合わせて約8時間(歩き7時間)弱。思ったよりちょっぴり早く到着しました。
クルマは思ったよりも多く、例のトイレより前の林道まで止まっていました。
いや~しかし。
この充実感。
行ってよかった。
帰りは再びユーパロの湯で汗を流し、お約束の「藤の家」さんで夕食(当然、カレーそば)。
18:00過ぎ、無事札幌に帰着しました。
カキンと冷えたビールが旨過ぎ…。
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前日午後3時すぎに札幌を出発。
ユーパロの湯でひとっ風呂浴び、元実家のすぐ近所にあった「大吉食堂」さんで夕食でも…と思いましたが、シャッターが下りています。やめちゃったのかなぁ?
(たぶん)夜はめちゃくちゃ早い夕張。このお店が開いてないとなると、ツブシがきかない、やばいと思っていると、清水沢の交差点のところに「お食事処」ののぼりをハケーン。「庄屋」さんというお店でした。
寿司屋とも定食屋ともつかないたたずまいながら、なかなか美味しく、ボリューム感もたっぷり。おかげで、前夜に情けない思いをしなくて済みました。
夕闇迫る頃、来年閉校になる幌南中学校などを横目に、登山口へ向けて走ります。(庄屋さんのあと、コンビニはもちろん食べ物屋さんも開いている商店も見かけませんでした(^^;))
道道から「登山口方面」の立派な看板を右へ。登山口まで7~8kmの地点からジャリ道となります。テンは走るわ、シカは前を横切るわ、ヘビは踏みそうになるわ(踏んだかも…(^^;))、なかなかな道です。
登山口は、その道のどんつきにありました。数台のクルマが止まっています。
テントを張っている人もいましたが、水場は(たぶん)なく、一番下の駐車スペースに「上級者向け」のトイレが2つ立っています。
この夜はすぐさま就寝。
外はものすごい霧、漆黒の闇の夜でありました。
*
翌朝は5時起き。
朝食のトーストを頬ばって(先発の皆さんを見送りながら…)、6時出発です。
向かって右側、冷水コースを登ります。
樹林を抜け、ガマ岩の偉容に見入り、お花を楽しみ、風に吹かれ…。
曇予報で、途中まで山頂もガスに覆われていましたが、登るほどに晴れて来ました。
夕張岳は、ピーク直下に湿原が広がっています。例の「蛇紋岩の露頭」や土壌成分などとも相まって、特異な高山植物が咲くことで知られています。
盗掘が相次ぎ、それらも今ではホソボソとしか見られなくなっているというのは寂しい限りです。
アポイの時にも書きましたが、こういうお花はこういうところで見てこそ美しいもの。それに盗掘して持ち去ったとしても、その先でちゃんと咲き続けられるとは思えません。
人間って、どうしてもワガモノにしたいのですねぇ。いや寂しい限りです。
湿原ですから、木道なども整備されています。市や教育委員会が設置しているようですが、状況がああですから、今後荒廃して行くことも予想されますね。
*
さて、10:00、ピーク。ちょうど4時間です。
「お隣」の芦別岳から「北海道の背骨」日高山脈まで。やや霞んではいるものの、素晴らしい眺望に恵まれました。
風を避けて、山頂下のくぼみになっているところで昼食。お湯を沸かして、アルファ白飯を使った丼です。これがなんとも旨い。
1時間ほど山頂で過ごし、11:00、降下開始。
下りは「馬の背コース」です。鬱蒼と茂った樹林帯で、こりゃ登るのは大変だ…と思われる急坂が続きます。
13:40、夕張岳ヒュッテ着。
ここから15分ほど林道を歩いて、登山口に到着。
合わせて約8時間(歩き7時間)弱。思ったよりちょっぴり早く到着しました。
クルマは思ったよりも多く、例のトイレより前の林道まで止まっていました。
いや~しかし。
この充実感。
行ってよかった。
帰りは再びユーパロの湯で汗を流し、お約束の「藤の家」さんで夕食(当然、カレーそば)。
18:00過ぎ、無事札幌に帰着しました。
カキンと冷えたビールが旨過ぎ…。
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