2007/08/20 月

IT強化月間(サーバ編だめだめ)

自宅サーバです。

引き続き運用試験中なんだけど、どうもパっとしまへん。
スッキリ動きまへん。

最大のナゾは、時間が経つにつれて動作がだんだん重くなって行くことです。
ハードの不調か。OSやソフトの設定不備(iptablesなんかがアヤシイ?)か。メモリリークでもあるのか。かなりもう、わからないレベルです。

飽きて来たなぁ…(笑)。
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2007/08/20 月

ケイバのない週末

日本中央競馬会(JRA)は17日、馬インフルエンザの感染馬が増えたため感染拡大の防止を理由に、18、19日に予定していた新潟、小倉、札幌の各競馬開催を中止すると発表した。
JRAによると、馬インフルエンザの感染馬は16日午後1時現在で美浦(茨城)、栗東(滋賀)の両トレーニングセンターで20頭が確認されたが、感染頭数が少ないため、いったんはレースを予定通り開催するとしていた。
だが、その後に競走馬の発熱が相次ぎ、17日朝の段階で、今週末のレースに出走する馬の中から163頭を検査し、29頭に感染が認められた。このため急きょ、今週末の開催が中止された。中央競馬では馬インフルエンザで、中山、東京競馬が1971年12月末から約2カ月間中止になっている。

スポーツ 北海道新聞

雪などで一場が中止ってことは時々あるけど、開催全場まるでナシ、っていうのは初めて見るなぁ。

ちなみに馬インフルエンザは鳥インフルエンザと違い、馬の生命にかかわることは滅多にないらしい。
(伝染力は極めて強く、39~40℃の発熱、水様性鼻汁、激しい咳が特徴。潜伏期間は3~7日、2~3週間でフツーに治るという)
中止になるのは、体調不良の馬が出走すると「公正確保」ができないため。

でも、ちょっと長引くかもね。

(2007/8/25追記)

と思ったら、1週休んだだけで再開されましたね。
大丈夫なんだべか。

2007/08/19 日

怪物はいかにして

ハンニバル・ライジング 上巻
ハンニバル・ライジング」 トマス・ハリス (新潮社)


「レッド・ドラゴン」、「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」と続く“怪物”ハンニバル・レクター博士の系譜、こんどはその幼少時代を描く。“怪物”はいかにして“怪物”に成長したか? な物語。

しかしナンだ。
彼の少~青年期の精神形成に影響を与えた“伯母”は、なんと日本人。その名も「紫」(紫式部から取ったらしい)。
家具調度は当然西洋視点でカリカチュアライズされた和風(鎧かぶとに日本刀とかね)、おりおりに俳句や和歌を詠み交わし、お手紙には季節の小枝を添えたりする。

興ざめっす。
「ハンニバル」ではフィレンツェの陰影豊かな風景が美しかったけど、あれもフィレンツェ人が読んだら興ざめなのかな?とかよけいな心配ばかりが前に立って楽しめず。

ヤング・ハンニバル氏の性格も揺れている、というよりはブレていて、描ききられてはいないように感じる。

残念。

2007/08/19 日

時空の旅人

銀の三角 (1982年)
銀の三角」 萩尾望都 (早川書房)


世界に悪影響を及ぼしている「時空の歪み」の原因を取り除くべく、遠い「未来」からやってきた美貌の楽士ラグトーリン。これが縦軸とすると、その存在に「変動」を察知し、排除(暗殺)しようとするエージェント、マーリンが横軸。
この2軸が交わるところで事件が起こる。
ところがその交点はひとつではない。時空はひとつではなく、舞台は過去と未来、そして多重の世界を行き来し、物語も妖しく揺れ動いている。

(単純なタイムマシン的な時空観ではなく、虚数空間~多重宇宙といった新しい物理学の成果を踏まえているモヨウ)

1982年の作。
オレ、リアルタイムでこの本を持っていたが、いつしか手放してしまった。
ある時、なにかのきっかけで、また無性に読みたくなった。

当時読んで意味はよくわからなかったが、その空気感というか浮遊感というかが一種まだるっこしい幻影として深く沈殿していたのだ。
そんな気分が、なにかの拍子に呼び覚まされて、少しずつ膨らんでいった。

2年くらいその無性が続いたところで、先日ついに思い切ってポチした。

今回はそんなに難解とは感じなかった。
ラグトーリンの中性的な魅力とも相まって、実に味わい深く読んだ。
3度くらい読んだ。(まんが用の集中力はあるらしい)
古本市場では定価以上になっている本のひとつだが、買ってよかった。

こうして時間を経て呼び覚まされて、読んでまたガッカリしない。見事なお話である。
こんな不可思議なお話を、これほどの構成力で描ける作家、やはり萩尾望都なのである。

*
ところで萩尾望都といえば、「ポーの一族」。
その書評にまた凄いのがある。例の松岡正剛氏。

ああ、萩尾望都センセイ!

2007/08/18 土

またまたリハビリ

前回の夕張岳からちょうど1カ月、間があいてしまったので、アクセスよくサクっと登れる山ということで樽前山に行って来ました。

登山口(7合目ヒュッテ)には9:00ごろ到着。
昨年来た時には駐車場が溢れていたのでどうなるかと思いましたが、今日はけっこう空いています。曇のせいか、お盆明け週のせいか。

9:10、登行開始。久々なので、やはり足がおもおもです。
初めて樽前山を一周した時は時計回りに回ったので、今回は逆打ちを試みます。
約50分で登山道最高点(東山)。時折、溶岩ドームは見られますが、かなりガスっています。
東山から降りる頃には足も慣れ、いちおう快調です。

が、ガスはやがて霧雨のようになって体が濡れます。眼鏡に水滴がついて、ほとんどなんも見えないくらい。寒いです。(今週前半の猛暑がウソのようです) 
出がけに「カッパどうする?」という会話があったのですが、雨は降るまいと置いて来てしまいました。こういうこともありますからね、山は。侮っちゃいけません。反省。

楽しみの溶岩ドーム風景もまったく見えません。
ま、今回はむしろ歩くのが目的ですからいいんですが…。

西山はパスし、登山口帰着まで3時間10分。
気持ちよかったけど、なまら疲れました。
もう、おねむっす。。。

*
過去の樽前山
2006/6/18
2005/7/24

2007/08/16 木

ラスト藤沢周平

市塵〈上〉 (講談社文庫)
市塵」 藤沢周平 (講談社)


江戸中期(徳川綱吉とか吉宗の時代)に幕府の中枢で活躍した儒者、新井白石の一代記。
相当にドラマチックな人生だが、筆致がなんというか起伏なく、とうとうと流れる川を酒の出ない屋形船で下るがごとく、ところどころ見所はあるが大して驚きもない、という小説に仕上がっている。

短編は作為ばっかが目立ち、長編はかくもツマラン。
というわけで、オレ的には藤沢周平は今後パス。
(集中力がないせいかも知れない(^^;))

2007/08/16 木

どっちが得かよく考えてみよう

安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)
ナンバ走り」以来だから、不読書週間に突入してから2カ月強になる。
読む(読める)時には、続けざまに読むんだけど、読まない(読めない)期間に入ると、ほとんどダメダメになる。
全然本に触れないというわけじゃないんだけど、遅々として進まなくなる。

で、2カ月ぶりに読んだ、というか2カ月ぶりに読了したのが、この本。




北大の先生で、社会心理学者。「相手を疑ってフトコロを閉ざす」のと「相手を信じてフトコロを開く」のと最終的にどっちが得か?ということを、念入りな(悪く言えば執拗な)実験をもとに検証した本。

実験結果は、一見損をするように思えても、「相手を信じてフトコロを開く」が正解なのだという。要するに、「正直者は(必ずしも)バカを見ない」ということである。

その前提になるのが信頼である。

安心社会(終身雇用、年功序列)が崩れて、社会システムが変化しつつある今。信頼社会(互いに相手を見る目を持つ成熟した関係)への脱皮が不可欠かつ急務である。

という本だったような気がする。
(なにせ集中力がないから自信がない(^^;))

2007/08/15 水

お盆2007

例によって、カミさんの実家筋・K温泉へ。
例によって、お墓参りをした以外は、上げ膳据え膳・のんべんだらりんと過ごさせてもらう。
例によって、温泉サイコー。てゆーか、夏バテ気味の体に効きすぎ。ヨワイ部分に押し寄せてくる、ってな感じがする。

この山間の集落、例年は霧雨なぞ降ったりして夏でも涼しいのだが、さすがに今回は暑かった。
ま、全道的に「2000年以来の三日連続猛暑日を記録」とか言っていて、記録的熱夏となったのだから無理もない。

3時間余の道のりを駆って帰宅、クルマの走行距離は自宅駐車場でぴったり10,000kmを記録した。やす夫、第一の関門(なんの?(笑))を突破。
ちなみに当時(16:13)の外気温は35℃。

あ、そういやぁ、某mixiのほうだけど、“足あと”も昨日ついに10,000を突破。10,000人目の訪問者は、おがさんでした(笑)。

帰って来ると、「白い恋人」の偽装(改竄)騒ぎ。
食の安全が…とゆーか、なんでそんなクソつまらないウソをつくのか?
理解できない。

2007/08/13 月

一夜の夢

夕北卒業30年記念日を母校で過ごそう!」の会から5カ月。
みんながお盆で休みがとりやすいこの時期にってことで、本チャン版・「夕北卒業30年目の夏を母校で過ごそう!」な会が催されたので、(またもや)行って来た。

集まったの(宴会参加者)は、卒業生の約3人に1人、93名に上るという。このほか、当時の担任の先生4名も参じてくださる。

30年目にして100名。
すごい人数。ではないだろうか?

これも、もちろんモチベーションの高い幹事連のご尽力の賜物(感謝)であるとともに、「夕張バブル効果」の一環だろう。夕張にも感謝。。。

会場は例によって「ひまわり」である。
旧北高校舎を改造したユニークな宿泊施設で、経営は順調らしい。(この日も他に高校バスケ部とかの若者たち300人が泊まっていたらしく)
その2階にわれらは陣取る。卒業の学年を過ごしたその2階で、大っぴらに酒飲んだりたばこ吸ったりするのもオツ。(ちなみに宴会場は当時の職員室である)

さて、確実に頭の薄いの白いの、おなかの出たの顔色の悪いの、子育てが終わって手持ちぶさたなのお孫さんが可愛いの、…と年相応の顔が半分ありつつ、ひとしきり往時に戻ってハメをはずす少年少女たち。

楽しかった。
これが楽しくなくて何であろう。

そして6月に集まった時にもしみじみ思ったけど、人間、何十年経とうと本質は変わらないんだよね。
それぞれの生活に戻れば、いろんな時間を過ごしたろうに、悩みも苦労もあるだろうに。

でもひととき、それを忘れて自分に還る夜。
それが貴重でなくて何であろう。

トシがいもなく(またもや)3時まで騒ぎ続け、一通り片づけて寝たが、朝になって聞けばさらに5時半くらいまで飲んでいた面々あり、そのまま宴会場で眠り込んで朝を迎えたヤツあり…って、ほんとに全然変わってねーじゃんか!(笑)

…それが幸せでなくて何であろう。

もとより、得難い時間は長くは続かない。
魔法の効力もそんなに強くない。

それでいいのだが、寂しさは隠せない。

チェックアウト時まで残っていた一同で集合写真を撮り、解散となってもついその場を去り難く、一人去り二人去るのを順番に見届けていく。

ようやく最後の一握りになり、幹事連の仕事も一区切りついたようだ。
さ、ほんとうに解散の時だ。
残った面子と握手をしたり、ハグをしたりして、魔法を解いていく。

独りクルマに乗り込み、グラウンドのほうを眺めやる。
30年前の夏もこうだったんだろうか? 強い日差しの中に、積雲がぽっかりと浮かんでいた。

2007/08/08 水

かっちゃく

ブログの頻出語を抽出してアレするサイト、kizasi.jpというのを(ニュースリーダーで)見るともなしに見ているんだけど、今日、「かっちゃく」という単語が出てきたのに仰天。

そう、「出さないとかっちゃくぞ」という季節の風物詩、アレです。

中身を見ると8/2~8の一週間で45件とかなので全然泡沫単語ではあるけど、出現率がハネ上がっているせいなのかな?

それはともかく、おくにことばは、まンずいいねェ。
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