ニセコアンヌプリは全山是滑走場という趣になっているけども、管理された箱庭などではなく“歴とした冬山”なので、危険はそこら中にある。
「ニセコ雪崩調査所」というところが毎日
なだれ情報を出しているのも、そうした危険を少しでも軽減しようという活動の一環だと思われる。
で、
今日のエントリに、アンケートへの協力要請が載っていた。
いつもお世話になっているサイトなので、協力してみた。
最後の設問にこうあったので驚いた。
今後雪崩情報が継続するために有料化されたとしても
必要だと思いますか?
おおお!? 有料化っすか…。
どういう背景でこういう設問がついたかは知らないので、以下は推測なんだけども。
調査所を主宰している新谷さんは、こうして重要情報を流しているのにスキー場側は理解がない、いつまで経ってもボランティアの域を出ない、と憤慨しておられる。
もっともである。
活動にはコストがかかる。
有料化も、続けるためにはやむを得ない措置かも知れない。
できれば協力したい。
カネ出してもいい情報内容だとも思う。…ボンビーなので辛いけども…(´Д`;)。
だがしかし。
危険の周知や、啓蒙という意味もはらんでいる情報が有料でいいのだろうか?
いつもいるような人間はいいとしても、例えば年2~3回というユーザーが継続して購読する気になるだろうか?
カネ払ってまで見ようというのは、既にオウン・リスクを認識しているユーザーばかりになるのではないか?(自家撞着である)
そもそもこれは課金を取って提供する「サービス」という筋合いのものではないだろう。
「入山」する人間があまねく読むべき情報にハードルを設けてはいけない。
カンパ、つーなら微力ながら協力する用意はある。けども、まず動くべきは“山の集客力”で儲けている(かどうかは知らないが)索道会社だろう。
それか、行政なんとかしろ、と
ただ乗りさんは言っているが…。