例によってBC友のひろしが来道しているので(てゆーか彼が来るときしか登っていない今年の私(たち)(^^;))、期間中一回はヤマに行きたい。行くとすればコンディション的に土曜のAM中しかあるまい、と思って勇んで宿に迎えに行くと、今日は登らないと踏んでいたひろしはまだTシャツ姿だった(やはし…orz)。
せっついて入山口へ向かう。今日のセレクトは
羊蹄山、墓地の沢コースである。やや湿った雪が降っているけど、気温も低くはなく風もなく穏やかであった。クルマは3台目。
登行開始は9:00。やっぱこのくらいの時間になっちゃう。できれば逗留中日とかに早く出て登りたいもんである。
雪で埋まった墓地を抜けて取り付くと、立派なトドマツやらエゾマツやらがにょきにょきと生えている原生林。ふと見ると、クマゲラか何かが掘った巨大な穴があった。まだけっこう新しい。いきなり山行気分満喫である。いいねぇいいねぇ。
ほどなく汗ばんで、シェルを脱いだ。
急登中のひろし。スノーシュー+太板背負い+夕べ飲み過ぎの三重苦らしい(笑)。
もっとも、先行トレースがしっかりついているので、今日もびっっちり使わせていただく。(ほんとありがとうございます)
新雪20cm、下の方はけっこう湿雪だったけど、上の方へ来るとどんどん軽くなって来た。いいぞぅいいぞぅ。
面ツルの斜面をジグる。つい顔がにやついちゃったりして。
さて、2時間ほど登ったところで、先行の4人さんグループが降りてきた。中年とおぼしき男女3人+しんがりはだいぶベテランの男性である。
上の状態どうですか? どの辺まで行かれました? などと話すうち、ベテランさんのトシの話になる。
「今日は森林限界のちょっと手前くらい…1,300mくらいかな」
「もうちょっと行きたかったんだけどねぇ、大きなカメラを持ってる人がいて疲れちゃって。みんなトシだからね」
トシっても、その「みんな」はせいぜい40~50くらいにしか見えなかったが…。
「私は85歳なんですよ。大正生まれ」
えっっ!?
まじ??
せいぜい70過ぎくらいにしか見えないけど…。
「実はね、ガイド会社やってるMの父親なんですよ」
おおー! そういえば、そのM氏が、アクティブ過ぎるお父さんの話を呆れた様子でブログに書いていたっけ。
そのブログ、今は故あって閉鎖されているが、手元に残っているログを読むと昨年11月に脳梗塞を患われていたはず。
そんな85歳が羊蹄。すげー。
あやかりたい。
「(先に滑り降りた3人は)病院の先生なんですよ。女性は看護師長さん(笑)」
びっくりを通り越していささか毒気を抜かれたオレたちにそう言い残すと、彼は軽やかに滑り降りて行ったのであった…。
あと30年、遊べるかなぁ?などと話しつつさらに歩を進める。
12:30か13:00くらいまで登るか? できれば1308m(アンヌプリの標高)は越えたい! 等の声もあったが、諸状況を勘案して12時過ぎに登行終了。約1,100mくらいであった。
腰を下ろして、例によって阿武茶さんで買ったサンドイッチを頬ばる。うまいんだよなぁ、これ。(その阿武茶さんもこの週末で今シーズンの営業終了だそうだ)
さぁー、ドロップイン。
西寄りの斜面は少しガリっていたが、雪いいー。面白ーい。楽しーい。
写真は雪煙巻くひろしのゆうし。
下の方は雪がさすがに腐っていて、久しぶりにモモがピキピキになってしまったが、かなり満足。
でもやっぱり、ハイシーズンにもっと早い時間から登りたいものである。
下山後は温泉。今日は京極温泉に回り、湯上がりには倉島牛乳を腰に手ぇ当てて飲む。
オフ参加のみんなと合流し、夜は初めて行くYUMMY'Sさんでピザ。
さらに宿に帰って睡魔の限界(23:00頃)まで談笑。気のおけない仲間との他愛ないおしゃべりはほんとサイコーです。
特にヤマ行った後となればなおさら…。
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過去の羊蹄山
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2008/3/22
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2006/9/3
・
2004/8/5▲続きを隠す