2006/10/11 水

FALL LINE

山のスイッチも切れ中、滑走準備もチョボチョボという中ではありますが、冬に向けてウズウズ感だけは高まりつつある昨今。しかるべき雑誌を本屋で見つけると、つい買ってしまいます。

昨日はこれ。「Fall Line 2007―Skier&Snowboarder’s Magazine (2007)」(双葉社)

非常に充実したフォトセッションはこんなには要らないって感じだったけど、「水野問題」を始めとしたニセコパウダーの現状と課題や新谷氏のモノローグなどの記事はかなりコクがあって面白かった。

あと小樽の海へ向かって滑り込む写真とか、代理店担当者に聞く「いいウェアはなぜ高いか?」など、ユニークな切り口も目立った。(参考になった)

なかなか気合入った一冊です。

2006/10/10 火

トンポーローに関するメモ

日曜の「いまどき!ごはん」で豚角煮を作っていたんだけど、「ウーロン茶で2時間下茹でする」という手順がユニークだったので、真似してみた。

結果→生肉から2時間は、アクがまわってしまった(すくい方が足りなかった?)ためか、脂がゲロまず。失敗に終わる。

通常ウチでやるのは、「熱湯に生肉を入れ、10分ほど下茹でをしてから取り出し、水洗いする」、そして表面に焼きを入れ、その後調味料で本茹でに入る、という手順。こうした方がよいように思われる。

ちなみに味付けは、「いまどき」のレシピではみりん+酒+砂糖(ちょっと多すぎ)+醤油となっていたが、ウチではもう少し甘味を控え(みりんも使わない)、時には黒酢を入れたりする。五香粉などの香辛料も使う。

一方、空気に触れないよう、常に肉がかぶるくらいの水量に保ち(ルクルーゼなら余り蒸発の心配もないんだけど)、キッチンペーパーを落としぶたがわりに表面にかけておくとトロトロに仕上がる、というのは正解と思われ。

*
ところで写真にあるギョーザも、今日はヒマだったので皮から作ってみた。久しぶりだ。
ちょっと水分が多すぎ、塩分が少なすぎ、コネが短すぎたか…コシのない仕上がりでやや失敗。

いずれも次回はモアベターに仕上げたいものである。

2006/10/09 月

今季初フリース

昨夜から喉がいたいた・悪寒・めまい・熱ぽいなどの症状。風邪かなぁ。
具合は悪くないのでフツーに活動はしていますが、カッコン湯を呑み、あと背筋・首筋がゾワゾワするのでフリースベストを着込んでおります。

明日は仕事に行けるかなぁ。
(行けないといいなぁ(笑))

2006/10/09 月

余りにも困難な任務

山岳警備隊、出動せよ!

山岳警備隊、出動せよ! (富山県警察山岳警備隊 編) 東京新聞出版局

稜線で落ちそうになったら、富山県側へ落ちろ。そうしたら彼らがきっと助けに来てくれる…。

そうまで称賛される、富山県警山岳警備隊の手記集。
最上級のオマージュも、警備隊の側から見るとただ果てしなく困難な任務の連続だ。悪天だからと逃げることもできず、常に二重遭難の危険の隣で日夜活動を続ける。「山が好き」なだけでは到底つとまらない、ある意味山の魔力に取り憑かれてしまった男たちの物語なのである。

山の事故には、落石などの不可抗力ももちろんあるが、準備/装備不足、天候の見誤り(もしくは、見てない)、ダメなガイド(パーティの分断)など、当然避けられるべき事故も少なくない。

(この三連休も、北アを中心に死亡遭難事故がいくつか起こっているようだ。悪天になるのはわかりきっていたはずだが…。ほかならぬ富山県警も出動したり撤退したりしているようだ)

山歩きをしている以上、救助の手を絶対に煩わせないとは言えないが、最低の準備だけは怠らないようにしたいと改めて思う。

2006/10/07 土

モンゴルナイト

ぜひご近所の方もお誘いして盛り上がりたい…といつぞや思ったモンゴル料理店へ、仲間5人で赴く。

前回よりラム攻め度は低かったような気がするけど、馬乳酒やモンゴル焼酎でカンパイを始め、楽しいひとときを過ごすことができた。

スキー/ボード仲間なので、これがキックオフミーティングと思いきや、シーズンインの頃にまたあるらしい(笑)。

2006/10/03 火

山は因果な

ジンセーとは何か…みたいなことは若い頃はよく考えがちだけど、普通はだんだん、形而上的な悩みより現実世界への関心の方が大きくなって来て、そういう問いはいつか忘れてしまう(とゆーか、どうでもよくなる)。
感受性そのものが鈍ってくるということもあるだろう。

でも時には、そういう感性を忘れ得ない人がいて、つい冒険に出ちゃったりするわけだ。

果てしなき山稜―襟裳岬から宗谷岬へ
果てしなき山稜―襟裳岬から宗谷岬へ」 志水哲也 (白山書房)

は、ついに居ても立ってもいられなくなって、北海道の“背骨”を厳冬期に歩き通してしまった著者の記録である。

冒険野郎、さぞや強靱な精神と体力で困難に立ち向かう…!みたいなシーンの連続かと思いきや、意外に逡巡と懊悩の記録であったりする。なんのために歩くのか…いい歳してこんなことしてていいのか…風雪イヤだ、雪庇怖い…そんな率直な吐露に対しては、いわゆる“女々しい”みたいな形容さえ思い浮かぶ。

そして襟裳を発って五カ月。宗谷岬へ着いた著者の心に訪れたのは、達成感でも満足感でもなく、ただ虚脱感だった…。

ゴールに何かがあるのではなく、歩くことそのものが目的である。
というのは、すべての山行に共通する気分ではないだろうか。

どんなに道が険しくても、文字通り死ぬ目に遭っても、頂上(ゴール)に立った途端に心は「次」を向いている。

著者はあるとき夢に見る。
誰かが「死に場所を探しに行くみたいだなぁ」と言った。
「いや、生きる場所を探しにいくんだ」と、僕はしっかりと言い返した。

つくづく因果な趣味だよなぁ。

*
続いて、カミさんが同時に借りてきた「エベレストママさん」を読了、「ミニヤコンカ奇跡の生還」も開いたら読み始めちゃったんだけど、まぁーとにかく人が死ぬこと死ぬこと。墜ちては死に、雪崩に遭っては死に、果ては自身が両の指や足を失ってもまだ山をやめられない。

因果だァ。

2006/10/01 日

さ、10月だ。

お太れ、始めますた。

去年は9月に宣言したんだけど、かなり中ダルミしたので、今年は10月からにしてみました(笑)。

*
しかしナンだねぇ、ここ数年、無事にシーズンインできるんだろうか、滑るときにちゃんと足腰が立つんだろうかと(真面目に)不安になります。
歳との戦いだぁねぇ。
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