2006/09/30 土

ロンシャン競馬場

今年は凱旋門賞が(日本で)盛り上がっているようです。
それというのも、無敗の三冠馬、史上最強馬とも空飛ぶ馬とも呼ばれるディープインパクトが参戦するからで、オレも無事なら最右翼だと思いますねぇ。右回りだから最左翼と呼ぶべきか。(←どうでもよい)

ところでその凱旋門賞、オレも見に行ったことがあります。もう8年も前だ。懐かしぃーって感じ。
芝は本当に「もさもさ」っていうくらい深くて、しかも遙か向正面のアップダウンは本当に「丘」というしかないくらいの急勾配。
ほかにも強い馬が出るようだし簡単な戦いではなさそうですが、ここはぜひ頑張って欲しいですねぇ。

発走は明後日未明(10/2・0:35)だそうです。

2006/09/29 金

坊ちゃん

恥ずかしながら、夏目漱石の「坊ちゃん」を初めて読みますた。
即席松山かぶれってことで、はい。

一読して思ったのは、「なんじゃこりゃぁ!」てなことでした。

文学的価値はともかく。
カラっとした青春小説(東京から松山に赴任した新米教師が、周囲の個性的な登場人物とともに笑ったり悩んだり“マドンナ”に恋こがれたりしながら成長して行く話…なんてわかりやす杉(笑))だとばかり思っていたんだけど、全然違う。
直情径行・無鉄砲をムネとする坊ちゃんが、松山くんだりまで飛ばされて、ただ軋轢を起こして戻ってくるってだけのねじくれた話じゃん。
“マドンナ”だって人の好い許婚者をほっといて別のオッサンに口説かれちゃうだけの女(登場人物とさえ言えない)だし。
いい人なんか一人も出て来ない。
なにより、松山に対しては田舎だの不浄だのと、とにかくけなす一方じゃないですか。

先日行った時には、出版100年というタペストリーが町なかに架かっていたり、旅館の部屋には一冊「坊ちゃん」の文庫本が用意されていたり、坊ちゃん電車の、坊ちゃん饅頭のとさんざ観光に利用しているけど、いったい松山は何を考えているんでしょうか。

いやー、呆れたを通り越して、力なく笑うしかありませんでした。

2006/09/27 水

四国食い倒れツアー(4)

最終回でつ。

9/17(日)

今日は朝食が目的なので、ホテルを早めに出て、香川県を目指す。
そう、四国と言えばなんたって讃岐うどんなのだ。


9:10、「やまうち」着。
こんな場所に店があるのか?というくらい凄い田園地帯に駐車場があり、シャッターの降りた建物が隣接している。あれ? 定休日を調べて来たのに、まさか休み?と思ったが、実は向かい側の小高い上に店があるのだった。
駐車場は上にもあって、そっちは賑わっている。それでも、待たずに入ることができた。

ひやあつ(麺つめたい、つゆ熱い)の大+ちくわ天を頼む。その方が麺が締まっているのではないかという想像。
食す。
んまーーい! これだよ、この、ちゃんと麺にも味があるうどん! それに、つゆが旨い。だしがよく効いていて、香り立つ。
前回食した山越うどんのような呆れるほどのコシはないが、また違った味わいがあるもんだなぁー。
青のりがまぶされたちくわ天もナイス。


今回の旅では「うどんハシゴ」がテーマの一つである。もう一店目指すは「谷川米穀店」だ。


左下の「屋根」が店。

11:00開店だが、「きっと開店前から待ってるよねー」とか言いながら10:10頃つくと、あにはからんやすでに長蛇の列であった。
ここも川沿いのひなびた町なんだが、そこだけ突然祭りでもおっぱじまったような騒ぎなんだから不思議というかなんというか…。

町はずれまで伸びる路駐の列の先にようやくクルマを停め、行列の人となった。

ウチらからは死角だったんだけど、前に並んでいる連中から突然どよめきが起こった。なにかと思うと、ウチらの20~30人くらい後ろで、店員から黄色いうちわを持たされた客がある。
そして、そのうちわにはなんと「本日終了」と書いてあるではないか…。

開店までまだ30分もあるのに、予定数終了ということなのだ。

ガイドブック類には「11時開店」と書いてあるわけだから、当然その後も続々と客が並びに来る。そしてうちわを見て愕然と帰って行く(気の毒すぎ)。で、また店が伝説になって行くんだろうなぁ。

なんにせよ、恐るべし讃岐うどんである。

約1時間20分ほど待って、ようやく店内へ。
あつい・大・卵、を頼む。いわゆる釜揚げに、生卵を入れたものだ。で、各自醤油をまわしかけて食す。テーブルには大量の刻み葱と、自家製という青唐辛子の醤油漬けが載っている。
調子にのって青唐辛子をいっぱいかけていると、お店のおばちゃんがオレを指さし、他のお客に「あんなにかけたら辛いからね!」と教えている。おいおい。(それほど辛くなかったよ(笑))

麺あつだったためもあるかコシはさほどでもないが、醤油だけで何でこんなにも旨いのか…。
店によっていろいろ個性があることもわかった。

学習した。そして堪能した。

本日も雨予報は出ていたけど、並んでいる間は幸い雨は来なかった。てゆーかカンカン照りで首筋とかすっかり焼けてしまった。
店を出ると、ポツリと雨が落ち始めた。ラッキー。ひょっとして晴れ男?(違)

この後は再び愛媛県へ向けてクルマを走らせる。四国最高峰の石鎚山に登る…道具も時間もないから、せめてロープウェーで中腹まで行くつもりだったが、雨が激しくなったのでやめる。

クルマの燃料計が残り1/4を切った辺りで、警告灯がついた。おいおい、ちょっと早くないかぁ?
手元の燃費計算によると、ちょうど「スッカラカンで返せる」くらいの距離が残っていた。でも勝負にこだわる余り、あまり冷や汗もかきたくない。仕方ないので10L入れた。5Lでよかったかも。
バクチに負けたかも…。orz



16:00、本日の宿に着く。再び道後温泉、今度はホテルじゃなく老舗の高級旅館である。最終夜だけに、思っきり贅沢を、というわけ。

ひとっ風呂浴びて夕食に臨む。
当然、激しく期待したわけなんだけど、その激しき期待をさらに上回るできばえだ。
いや、もはや多くは語るまい

サイコーの食卓に陶酔しながら、道後の夜は更けて行くのだった。


そうそう、帰りは台風13号直撃が危惧されたのであったけど(写真は出発前夜のNHKニュース、キャスターが持っている棒の先っちょ辺りにオレタチはいる)、翌朝はすでに日本海へ抜けた後。風はやや強く飛行機も揺れたけど、なんとか事なきを得たのでした。

ああ、いい旅だった。

2006/09/24 日

ああ無意根

羊蹄から中2週空いたので、足慣らしに軽めの山を、ということで無意根山を目指すことにしました。

国道230号線沿いの登山口まで行ってみると、なんと開いているはずのゲートが閉まっているじゃありませんか。
ここからとなると、往復3時間のロス&辛い林道歩きが待っています。
楽しみにしてやって来た山歩きでしたが、一気に引きました(^^;)。

しかしなんでだろう。
税金を使ってつけた道を、なぜ恣意的に閉じたり開いたりするのか。
役人のやることは本当に腹が立ちます。

さてどうする。
このまま帰るか。近いけど紅葉はまだな豊平峡に踏み込むか。さらに足を伸ばして、いっそニセコあたりまで行ってみるか。
折しも好天なので、きっと羊蹄がきれいに見えるだろうと思い、五色からアンヌプリに登ることにしました。

なるほどピンネシリとマッネシリといった構図の尻別岳と羊蹄に見惚れつつ中山峠を降り、ひらふを通って五色温泉へ。
ここから山頂まではせいぜい1時間半程度なので本当に足慣らしです。
少々暑かったけど、ピークからの眺めはよかった。このまままた、ぼーっといつまでも眺めていたい気分でした。

写真は、ピークから羊蹄を望む。藤原の沢から第七(K4)の壁、ゴンドラ駅、山田の街並み、そして聳える羊蹄まで、やや霞みつつもずーっと見えていました。

無意根から意気消沈して直帰して、1日くすぶらなくてよかった…。

2006/09/23 土

四国食い倒れツアー(3)

9/16(土)

雨だ。
雨男だし、しょうがないかぁ。クルマだし、雨の旅もまたオツである。

てな感じで今日も走る。南国市を経由して国道32号線を北上。目指すは、前回その景色を見て四国ファンになったと言っても過言ではない(いや、食い物は別として)大歩危・小歩危だ。今回は遊覧船に乗ってその風景を間近に楽しもうという魂胆。

根曳峠を越えると雨も上がり、陽が差し始めたけど(オレの雨男も大したことないなぁ、はっはっ)、さて大歩危・小歩危の遊覧船乗り場に着いてみると、なんと「増水のため欠航」なんだって。おいおい…。orz

残念だなぁ。けど欠航じゃしょうがない。ラフティングは、やってるのになぁ。けど文句言ってもしょうがない。
ここは見物にとどめ、先を急ぐことにした。

次の目的地は、徳島市内で徳島ラーメンだ。
近年、四国の麺といえば讃岐うどんと並んで注目株らしい。

「徳島ラーメンを全国に広めた立役者」と言われる店に入る。行列までは行かないが、席は埋まり、活気ある店内である。
「大」と「めし」を頼む。大盛りといっても比較的小振りなので、ぺろっと食べられそうな量なのだ。

スープはトンコツ+鶏コツ+魚系でとっているといい、かなり濃厚。麺は細めのまっすぐ麺。具は豚バラ肉を煮込んだものともやしが特徴。
旨い。唸る。濃厚というより、重厚といった感じか。
小振りの丼でぺろっと食べるくらいでちょうどよいのかも知れない。

腹がくちくなった後は、鳴門へ向かう。今度こそ遊覧船である。渦潮を見物するのである。

Webサイトで潮目の時間を確認しておき、ちょうど頃合いの便に乗ることができた。待合で飲んだゆずジュースも旨かった。

大鳴門橋(ほんとにすげぇ建造物だなぁ)の下を通り、観潮ポイントへ。「渦」はわからなかったけど、沸き立つ海面はダイナミックだった。

こんなところで揉まれた鯛は、さぞかし旨かろう…というわけで、下船後はそそくさと今夜のホテルへと向かう。

チェックインしてすこし休憩した後、街へ出る。繁華街の一角にある小料理屋さんである。
墨文字のお品書きが解読できず、ところどころが時価になっているようなお店である。

とにかくまずはお造りだ、お造り。
鯛ウマー。
おかわりを頼むが、ダメという。一見さんにそんなに食われちゃかなわん、というニュアンスだろうか。太刀魚もダメだった。ちぇっ。
カレイでどうかというので頼む。これもプリプリしてウマー。
シヤワセでっす。

しかしナンだ、四国ではお造りと言うとすだちがついて来るのね。ちょっと滴らせて食べると、これまたよい。地の食べ方は素晴らしいです。

次いで、鯛のかぶと煮もいただく。でかいのがどーんと出て来た。
これも旨い。さすが鳴門の鯛じゃ。素晴らしい。
このほか穴子の天ぷらなどをいただく。どれもこれも大満足。

一昨日の店もそうだったけど、ここも「生ビール」と言えばプレミアムモルツだった。シェア拡大中?

量的にはお上品だったので、部屋に帰って二次会。
結果、今日も膨満だった。
ああ、シヤワセ…。

2006/09/23 土

今季最太

進パパさんのBLOGより。

出ました、トップ200mm
前回呆れたfat-ypusよりさらに太い。
フランス語はよくわかんないけど、「世界で最も太いスキー」と書いてあります。
もうほとんど、実用には適さないのではないかと思われる太さです。

なんだか「地上最大のロボット」に出てくるボラーみたいで、ちょっと嫌ですなぁ。

2006/09/22 金

四国食い倒れツアー(2)

9/15(金)

さて、今日は、仕事先の高知までひたすら走る日です。たぶん300km強になると思われ。

パートナーのコルトは、なにしろ●菱車なので「やだなぁ」と思ったけど、まぁ、樹脂ハンドルの感触がものすごく嫌なことを除けばよく走らないこともない。(途中で一双89円という超高級ドライビンググローブ(軍手ともいう)を購入し、我慢する)

今どきのレンタカーは、当然カーナビもついている。自分のクルマで使っているのと同じCarrozzeria製なので、あまり違和感はない。レンタカー屋のお姉ちゃんが「新しいのがついてますから」と言っていたが、調べてみると2003年のモデルじゃねーか(笑)。ソフトが新しいと言いたかったのかな…。
検索に非常に時間がかかるのと(ウチのはもっと古いがもっと早いぞう)、案内が合成音なのがナンだけど、まぁそんなこたぁどうでもいいやね。

それにしても四国の道は狭いねぇ。北海道の道の広さを改めて知るってゆーか。
道自体も狭いし、沿道の軒先や隣車線のクルマまでの近いこと。
峠道も両側一車線の道が多くて、対向車も少ないんだけど、この手の道大好きなオレもいい加減勘弁してちょーと思った。

さて走り走って四万十川のほとりに建つ一軒の食堂にたどり着く。
昼飯は、一週間ほど前から予約しておいた四万十の天然鰻である。
「入らない時もある」と言われていたけど、幸いなことに無事お目にかかることができた。
ほんとのむなぎなのだ。天然なのだ。ほんとだから身も薄いのだ。

ああ、自慢したい。(してるけど)

いわゆる蒸さない焼き方なのだろう、カリっとした仕上がりも味付けも絶妙。ほんとに絶妙。
食べ切ってしまうのがもったいないほど至福の時間なのだった。辺りを天国の光がおおっているような気がした。いやほんとだって。

「定食」を選ぶと、冷やしぶっかけ小うどんも付いてくる。こちらは特に期待もしていなかったが、ちゃんと旨い。コシもあるし味もある。
実に懐が深いのう、四国。
お値段は一人前2,500円と、さすがにチト張るが、内容から見たら安い安い。

ここでついでに、青さ海苔と青海苔のつくだ煮をお土産用に買う。

走って来た道を少し戻り、再び山に分け入る。四国カルスト見物である。
こちらはあいにく、天国の光ではなく濃霧におおわれてしまい、余り景色は見えなかったが、芝の中ににょきにょきと頭を出した石灰岩の異容は面白かった。


夕刻、高知市に着く。
とにかくカツオのタタキだが、今回はいわゆる「皿鉢」なるものを食してみんと欲する。諸説あって「これは」という店が見つからなかったので、外れはないと思われる某有名店に入る。

皿鉢とは、ま、宴会料理を大皿に豪快に盛りつけた料理なのである。
いろいろ載っているより、カツオ盛りに絞った方がよかったかなーと今は思うが、ま、ものは見るべし。

カツオのタタキ・鯛・ハマチ・マグロ、伊勢エビ、タラバ、鯨の串揚げと甘露煮、どろめ、鶏、きのこの煮たの、ツブ貝、握り寿司…。
カツオに鯛、どろめ(鰯の稚魚)はいたく旨かったが、揚げものや寿司はまぁ、推して知るべしってところかな。

なにしろ食いきれないほどの量。すっかり膨満してホテルに戻る。

フロントで無線LANを借りて「旅行」のエントリを書いた。

2006/09/22 金

國歌の強制

東京都立高校などの教職員が都と都教育委員会を相手に、入学式や卒業式で国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する義務がないことの確認などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は21日、国旗国歌の強制は許されないとして請求を認め、斉唱しないことなどを理由とした処分を禁じた。

北海道新聞 バックナンバー

タカ派ナショナリズムの台頭を目前にして、ひとつ良識ある判決が出ましたな。
石原都知事が「平均的なレベルの高校を見たが、(生徒は)先生の言うことを聞かない。規律を取り戻すため、ひとつの手だてが国旗国歌への敬意だと思う」として控訴する方針というが、まったくズレた粗論です。

2006/09/21 木

四国食い倒れツアー(1)

9/14(木)

午後の便なので、午前中ゆっくりと旅支度。
JRで千歳空港へ。昼は、比較的空いていた韓国料理店に入る(観光客じゃないしね)。大して期待していなかったんだけど、石焼きキムチチャーハン+冷麺のセットは意外に旨かった。(ライオンのチェーン店だ)

北海道から四国への直行便は、千歳-松山しかない。約2時間のフライト。
夕方松山空港に着き、レンタカーをピックアップ。4泊5日で20,000ポッキリのコルトである。

ポッキリとは言っても、保険と、「あらかじめ一定額のガソリン代を払っておけば満タンで返さなくてもいい」というシステムがあったのでそれを追加で利用する。
すっからかんで返せば有利だが、余しても差額は返還しないという。一種のバクチだなぁ。

この日はまっすぐ、投宿する道後温泉のホテルへ。古き佳き英國風だという。なかなかいい感じではあるが(しかも、意外に安い)、なぜ道後温泉に古き佳き英國なのだ?とどうしても思う。
(漱石ゆかりだから…? いやそうでもなさそうな…)

ひと休みしてからホテルを出、からくり時計が見られるというので、商店街を抜けて道後温泉駅へ行く。
時間まで、そばにある足湯に浸かる。足がさらっさらになる。うーん、なんともいい湯でないですか…。

この形、実は道後温泉本館の湯船にあるのと同じ。ボイラーのタンクみたいで、なんだか妙に郷愁をそそる形なんだなぁ。

17:30の時報とともに、からくりが始まった。土台の上から全体がせり上がるシーンにはどよめきが起こったけど、それ以外は意外にアッサリ終わってしまった。


いよいよ道後温泉本館へ。18:00のふれ太鼓を聞く。
ストトン、トンと味のある演奏が始まった…と思ったら障子戸をカラカラと閉め、終わってしまった。
あらら。
松山の気性はけっこうアッサリしているのね? って感じである。


さて、温泉に浸かる前に腹ごしらえを、というわけで、本館の向かい側にある居酒屋に入る。
たたずまいは普通のチェーン居酒屋なみなんだけど、出てくる料理はよかったなぁ。

まずお通しからして驚く。小鯛まるごと一尾のマリネ。思わず「これってお通しなんですか?」と訊いてしまった…。
旨かったなぁ。前回四国に来た時にもスーパーで小鯛の一夜干しを買って焼いて食ったけど、そういうのがちゃんと旨いんだよね。素晴らしいっす。

このほか、目につくままに地たこ刺、ふぐ天、じゃこ天(薩摩揚げ)、鯨刺し、鯛の一夜干し、鯛ちり、すまき(にした蒲鉾)を食い漁り、泡が妙にクリーミーなプレミアムモルツで喉を潤す。

サイコー。

さあ、ほろ酔い加減になったところで温泉だ。
「千と千尋」の油屋のモデルにもなったという道後温泉本館の建物は、築100年余の味が醸されている。
ただお湯に浸かるだけから、二階や三階で休めたり、貸し浴衣や手ぬぐいがついたり、お茶やお菓子のサービスがあったりといくつかのコースが楽しめる。


二階の座敷は広々として、脱衣カゴが置いてある。それだけでもう陶酔的キブンである。伝統の美である。
女性はともかく、男はそのへんで衆目も憚らず着替えをする作法らしい。ま、オレは一階の脱衣所で着替えたけど…(^^;)。

湯殿に入ると、例の「ボイラー」が中央にデンと据えてあり、こんこんと湯を吹き出している。
単純アルカリ泉というが、わずかにぬるっとしていて実にいい湯である。

浴衣を着て再び二階へ上がると、「お上がりなさいませー」と仲居さんの柔らかな声がかかる。サービスのお茶も上物。そして湯上がりに旨いのは、牛乳ではなくて愛媛のみかんジュース。
いいねぇ。

今日は大当たりだ。

2006/09/19 火

サイバービークル

潜水艦のごとくソナー(音波探知機)を使ってクルマが駐車場所を認識し、自動的にハンドルを左右に切って縦列駐車を手助けしてくれる。

追突されそうになると、まずハザードランプを点滅させる。それでも衝突されそうな場合は、直前にセンサーが運転者の頭の位置を測り、すれすれのところにヘッドレストを動かす。頸部への衝撃を減らすためだ。

(中略)

さらに今回最も注目されるのは、走行中のクルマの前に飛び出してきた歩行者を検知し「自動的にブレーキをかける」機能だ。
クルマの前部に取りつけたミリ波レーダーに、フロントガラスの内側に取りつけた2台のカメラが捉えた前方の映像を、画像処理する機能を加えた。これをレーダーからの情報と合わせて解析し、衝突の約1秒前にブレーキを利かせることができるようになった。

レクサス支える超巨大ソフト - 企業・経営 - nikkeibp.jp

9月19日発売の「レクサスLS460」のお話。「約700万行という航空機並みの量のソフト」(一般の車両が約400万行)を搭載したという。

バグや誤動作、ハッキングで事故が起こる日も近そうだな…(^^;)。
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