2006/07/12 水

たいへん悲しい知らせ

クラッチが滑るような感じ」に関して、ディーラーに行って来ました。
やっぱ一定の条件下で滑っているそうです。
ほー、人間の感覚って、なかなかのもんですね。

…なんて感心している場合じゃない。
修理費用13~4万、そこは現在仮店舗なのですぐには入庫できず、しかも遠出禁止令。

まじっすか…。
ううう…財務省に何て言おう(泣)…もう言ったけど。

発覚する前に売っ払ってしまえばよかったなぁ~(ぉぃぉぃ)。

2006/07/10 月

点の記

劒岳―点の記
虚構はあんまり好きでないんだけど、新田次郎サンは波長が合うみたいで、たびたび読んでます。今回は、
劒岳―点の記 (新田次郎) 文春文庫。

点の記とは、山の頂によく設置されている「三角点」の設定記録のこと。1888年以降の点の記が国土地理院に保管されているそうですが、「点」を追い求めて道なき道を開いた測量官たちの、まさに命懸けの仕事の証なんです。
「地図に載っているのに今は廃道になっている」からって軽々に文句を言ったらバチが当たりますね(^^;)。
(もっとも、今の2万5千図の登山道などは航空写真を参考に描かれているようですが)

ところでこの小説は、明治40年、柴崎芳太郎という測量官(実在)が、険峻であり、また宗教上の理由で登ってはならないとされていた劔岳に苦難の末に登頂を果たし(この時、山頂で遠く奈良時代のものと思われる錫杖と剣が発見され、「初登」ではないことがわかった)、立山一帯の地図作製に目途をつけた物語です。
さて登頂は果たしたものの、三等三角点設置のための資材を担ぎ上げることができず、四等三角点を設置するにとどまりました。ところが四等…は、「点の記」としては残らないのです。そこで新田氏が勇躍登場し、かれの功績を現代によみがえらせた、というわけなんですね。

やはり、綿密なファクトの積み重ねによる物語の密度と迫力は魅力的です。最後まで一気に読みました。

*
  • 測量の基準点である三角点には一等~四等の4種類があり、埋設されている柱石の大きさで区別がつきます。一等:一辺180mm、二等/三等:一辺150mm、四等:一辺120mm。(参照
  • 劔岳の標高について、「山と渓谷」誌が「あと2m何とかなりませんか?」という記事を掲載したことがあります(2004年7月号)。当時2,998mと言われていたので、あと2mで3,000m峰だ、と。その夏に三等三角点(それ以前は四等)が設置され、GPSなども利用して精密な測量が行われた結果、標高2,999mで決着がついているようです。(あと1m(^^;))
  • 来年7月が劔岳測量100周年に当たります。

2006/07/07 金

オシムの言葉

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
サッカーW杯ドイツ大会が始まる前、日本は1分2敗で予選敗退と予想していた。得点はせいぜい2点くらいとも。
いや、別に自分の予想が当たったとか慧眼だとか言いたいわけではない。

asahi.comの「WEB投票」を見ても、日本が予選を突破できるとした票が318だったのに対し、突破できないは1,098票に上る。この手の投票は希望的観測に流れがちであるにも関わらず、5人に4人は「日本は勝ち抜けない」と考えていたことになる。
日本の実力はそんなところ…とみんなが薄々考えていたのではないだろうか。

対して、マスコミや識者の見通しはどうだったろう。予選突破はやばいとか負けるとかキチンと予想した評論家が何人いたろうか。「きっとこうできる」「こうすれば勝てる」「相手のここが弱点だ」という論調ばかりではなかったか。
マスに向かってあまり悲観的なことを言いたくない…その、言う方も言われる方も「なあなあ」な甘えの空気。

そして結果を受けるや、川淵・ジーコバッシングや戦犯探しの嵐が巻き起こる…その素人臭さ、イマジネーションの単純さ。

それが結局、今の日本のサッカーだし、日本そのものなんではなかろうか。(もちろん自分もそこに含まれている)

*
新しい日本代表監督に内定したイビツァ・オシム氏は、この本を読む限り本当に戦争(家族や隣人の生死)との板挟みの中でサッカーをやって来た人だ。
指導する言葉のユニークさ、鋭さが読めるかと思って興味を持った本だったが、遙かそれ以上の内容が書かれていた。

そんな人が日本のサッカー(日本そのもの)にどのような風を吹き込んでくれるのか。
期待したいと思う。

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える (木村元彦) 集英社インターナショナル

2006/07/06 木

中国語の妙(てゆーか変てゆーか)

昨日、友人のBLOGを読んでいてたまげたのは、このシトは新華社通信まで読んでるのか!ということのほか、アメリカ国の「CNN(Cable News Network)」を中国では美国「有线电视新闻网(有線電視新聞網;新闻というのは新聞じゃなくてニュースのこと)」って言うのか、ということですねぇ。なるほど確かに。やるな中国。日本では「CNN」とか「ケーブルニュースネットワーク」とか言って思考停止(もしくは、アメリカ国の植民地化)しているわけですが、ちゃんと訳しています。有線なんです、CNN。

と言いつつテポドンは「大浦洞」(北朝鮮の地名らしい;なお「テポドン」はアメリカ国のコードネームで、北朝鮮では「白山頭」と呼ばれているらしい(参照))で、ブッシュは「布什」、プーチンは「普京」なんですが…。固有名詞はしょうがないやね。

ところでその普京氏の本日配信のニュース。これ、なんか妙ですな。下の方の連続写真です。
6月28日にプーチン氏、克里姆林宫(クレムリン)の広場でアメリカ国やフランス国からの観光客と歓談。その中の4~5歳の男の子の前にひざまづいて名前を尋ね、おなかにチューした。みたいな。男の子の頭をなでりなでりした後、人ごみの中に消えた。みたいな。

何なんでしょうか。
プーチン氏も氏だが、中国のメディア、なんか時空を超越しているような妙な雰囲気です。

2006/07/05 水

き、来てるじゃんっ

Podcastにクリとも様がっっっ。

スターマンのコーナーです。
相変わらず、快調にスターマンをいじってます。

いやー。

ついに、声がきけました。
東京生活が一瞬フラッシュバックしましたね。
懐かしい…(いや、東京がじゃなくて)。

お陰で禁断症状も解消。
感激でつ…(涙)。

2006/07/05 水

99・9%は仮説

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」 (竹内 薫) 光文社新書

宗教の次は科学です。(笑)

  • 飛行機がなぜ空を飛べるか、その原理は実はよくわかっていない。
    (そういや昔、「バイクが倒れずに走れる原理はよくわかっていない」という話も聞いたことがあります)
  • 「宇宙はほんの数秒前に誕生したばかり」という仮説を否定できる証拠はない。
  • アインシュタインが「生涯最大の過ち」と言った「宇宙定数仮説」は、今は正しいとされている。

…このように、科学的な事象も、ほじくっていくとほとんどは「仮説」に過ぎず、また「客観」もしょせんは人間の「主観の寄せ集め」に過ぎず、世の中に100%確かなんてものはまず存在しない。
だから、教えられたことやいま観察できることを鵜呑みにすることなく、頭(考え方)を柔軟に保ちましょう。
そんな本であります。

こうして見ると、「科学」も相当に人間くさい営みなんですねぇ…。

2006/07/04 火

遠き山

あーやれやれ。
ようーやく書けます。アポイ岳(810.6m)登行の記。
(以下長文)

2006/07/03 月

遠き山…の憶ひ出


代車のLegacy B-sport
土曜に修理が上がりました。多少の値引きもあり、〆めて約8まんえん万円でした。
(まだ払ってないけど)

いったん電源を切り離したせいか、TVモニタやカーステの設定が初期状態に戻ってしまい、iPodが認識されない(カーステのAUXの設定)とかはありましたが、取りあえず快調に走れるようになりました。

ポン子がちゃんと走っている。軽く、感慨深いです(笑)。
でも世論を総合すると、「てきとーなところで買い換えるかぁ」に集約されそうですね(^^;)。

*
ところで発電機の障害。
何でですかねぇ?と聞いてみたところ静内のメカニックさん曰く、「東京で乗ってられたんですよね、渋滞などで発電機のON/OFFが多かったせいでは?」。
東京で渋滞にハマっておられる皆様、ご用心ご用心。
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