2007/05/24 木

裁判員に当たりそうなオカン。。

最高裁の諮問委員会は二十三日、裁判員の日当を最高一万円程度とすることなどを答申した。(中略)
答申は裁判員の選任について手順や方法を具体的に示した。《1》裁判に必要とみられる日数を記した呼び出し状を、選任手続き日の六週間前までに候補者に送付する《2》裁判員の旅費、宿泊費は証人への支給額と同額とする《3》裁判員の選任にあたって、検察側と弁護側は交互に裁判長に、特定の候補者を選任しないよう求めることができる(最大四人まで)-などとしている。

社会 北海道新聞

裁判員制度についてわからんこと。

  • 日本のシロートに裁判員がつとまると本当に思っているのか。
  • 裁判員と、2~30人の候補をその都度動かす費用は税金だと思われるが、費用対効果の認識はあるのか。
  • いい会社の会社員だったらいざ知らず、(理由のいかんに関わらず)仕事に穴をあけることが即死活問題になりかねない自営業者等をどう考えているのか。
  • なぜ、決めたからといってやらされなければならないのか。

答えて、エロい人。

2007/05/23 水

どう向き合う国民投票法[5]より

今日の北海道新聞朝刊で、辻井喬氏の言葉(抜粋)。

  • 安倍晋三首相は、改憲の理由として「占領下に押し付けられた憲法だ」と言う。(中略)中身さえよければ、押し付けられたかどうかなど、どちらでもいいのではないか。
  • 首相は「現行憲法は時代にそぐわなくなった」とも言う。しかしそれはブッシュ米大統領が支配する「時代」のことだろう。
  • おじいさんの岸信介元首相の悲願だった改憲を実現したいのだろうが、公私混同もはなはだしい。独立国としての気概も見識もない政治家には、憲法をいじらないでほしい。

まったくもって御意。

2007/05/20 日

教育の○○

某ハハの家で、姪っこがついこの間まで使っていた中学の歴史の教科書を見せてもらった。
大きさはオレらの時の倍、しかもフルカラー。
その上…

マンガじゃねーか!!(笑)

これだもんなぁ…。

2007/05/16 水

んhkの横暴

池田信夫 blog経由。
んhkが、取りあえず東京23区内の事業所「数件」に対して、受信料契約を結ぶよう文書を送るという

横暴なことである。
記事にもあるけど、電波を流してるんだから契約しろ、というのは憲法レベルで否定しなければならない考え方ではないか。(今どき「テレビ」の購入は、必ずしもんhkとの契約を前提にしたものではないだろう)

前にも書いたけど、んhkは少なくとも、寒い民放お追従番組はやめ、資源を國民に還元し、「視聴しない選択肢を用意」してから暴力を振りかざして欲しいものである。

2007/05/14 月

(夕張)真実はどこに

観光施設の一括運営受託が決まったとき、加森公人社長は、希望者の全員再雇用を明言した。あの報道では、条件つき、のニュアンスはなかったように思う。
わたしは、夕張リゾート株式会社の西田吏利社長にさらに訊(き)いた。
「西田社長は、受託決定の経緯はずっと見てきたのですか?」
西田社長は首を振った。
「いや、決定後、三月の八日か十日ごろに突然言われたんです。お前がやれって」
何か重大な食い違いが起こっているようだ。西田社長に加森社長の意図が正確に伝わっていないのか。
わたしは、さらに訊いた。
「加森観光では、将来夕張をどのようなリゾートにするという構想なんですか」
「構想はとくにありません」
「新規投資は?」
「まったく予定していません。とにかく施設のリニューアルの原資を稼ごうと思っています」

企画・連載 : 北海道発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この人、先日たまたま、TVで見たなぁ。
ぐるっとパス」の紹介というか検証がひとつの話題になっていた。このパス、大人一人3,150円で、市内14の施設の見学・利用ができるというもの。
人気コンテンツをフックに、不人気コンテンツの利用促進も図り、合わせて客単価の、ひいては収益の拡大を実現しようという手である。
確かにセオリーとしてはあるんだろうけど、不人気コンテンツのレベルが極端に低い(と思われる)夕張での実態に合っているのか。
「バスで巡れるからラクでいい」というお客さんがいる反面、「歴史村だけ見たいのに、高すぎ」と背を向ける人も。

あんまり考えてないなぁ。

というのが、そのTV番組を見た感想であった。
そこへこの報道。
やっぱ、あんまり考えてないみたいだなぁ。

そう言えば、夕張在住の某知人が、「市長は、夢は語るが根拠がない」という意味のことを言っていた。

加森観光も市長も、「救済」に乗り出したことでイメージはよいが、そのイメージの向こうの真実に目をこらす必要があるように思った。

*
ところで、夕張リゾート社のWebサイト
デジハリの有志が作ってるんだって。
「うまく使った」なぁ(^^;)。

2007/05/09 水

口先で誤魔化せば済む美しい國

安倍晋三首相は8日夜、靖国神社春季例大祭(4月21~23日)に「内閣総理大臣」名で供え物を奉納したことについて「靖国神社にかかわることが外交、政治問題化している以上、私が参拝するしない、お供え物を出した出さないということは申し上げないことにしていく」と述べ、靖国神社にかかわる自らの行動は供え物奉納に至るまで明らかにしない考えを示した。

靖国神社:供物奉納の有無「申し上げない」…安倍首相-その他:MSN毎日インタラクティブ

「問題があるから言わない」で済まそうとは、國民をちょっとバカにしすぎなのではないか。

*

日本遺族会(会長・古賀誠自民党元幹事長)は八日、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)問題に関する勉強会の初会合を東京都内で開いた。

合祀問題をめぐっては、昭和天皇が不快感を示していたことを裏付ける側近のメモや日記が相次いで見つかっている。分祀の機運を高めたい古賀氏に追い風が吹くが、遺族会内には異論も根強く、思惑通りに進むかどうかは不透明だ。

社会 北海道新聞

こちらも、「分祀すればおっけー」ではないので、欺瞞のニオイがする。別に靖国神社は措いとけばいいんだけどね。

*
関係ないんだけど、

「電子政府」政策の目玉で、2006年度までに開発費など総額約500億円を投じた国税電子申告・納税システム(e-Tax)について、今年の確定申告で利用したかを、共同通信が国会議員に聞いたところ、9日までに回答があった144人のうち利用者は15人にとどまった。

政治 北海道新聞

これも國民(納税者)をバカにした話しだ。
要は税務署がラクをしたかったか、「500億円」の一部があらぬ方面へ消えただけなんだろうね。

ほんとに、政治の「枠組み」をいったん見直さないと大変ですぜ。

2007/05/05 土

ヒラリーとライス

ヒラリーとライス アメリカを動かす女たちの素顔
女性が大統領になったら、アメリカという国は変わるのだろうか?
それとも、大統領までのぼりつめる女性というのは、大統領までのぼりつめる男性とそう違わないのだろうか?

ちょっと、興味わくところであります。


*
(この)女性がこの手の本を書いたら、非常に感覚的になることはよくわかりました。

2007/04/28 土

遅すぎる

イヨマンテ禁止撤回 道52年前の通達廃止 クマの霊を神に送るアイヌ民族の儀式

文化・芸能 北海道新聞

そんなの当たり前でしょー。
國の指針が出るまで座してなにもしないなんて…信じられん。

道新も。
「文化・芸能」じゃねぇだろ。
問題意識が低すぎる。

2007/04/23 月

夕張の選挙(結果)

統一地方選・後半が終わって、夕張市長が決まった。
1位藤倉さん、2位羽柴さん、3位千代川さん、オレ的には、勝手な予想だけど三連単ズバリ(笑)という結果。

藤倉さんは、市民の声に耳を傾ける(キャラクターもそんな意匠だった)、再建策には精査して対応する、企業誘致するにしても中小を多く呼ぶ、といった、言ってみれば身の丈に合った施策を公約にしていたのが受けたのではないか。夕張出身で、経済人(札幌の元社長)であることもよかったようだ。オレの故郷も故郷、南清水沢地区に選挙事務所を構えたこと…は関係ないか。

現実的には夕張も遠くなってしまったが、住民の方々が割を食わないようなまちにしてくれたらと思う。

そうそう、投票率81.72%を眺めていてふと思ったのだが、夕張の有権者数は11,114人。人口は12,831人(Wikipedia:昨年末時点)。「大人の割合」は約86.6%となる。
例えば札幌市は、有権者数1,530,031人(ケタ違いですな)に対して人口1,890,561人(同:今年3月時点)だから、約80.9%。(これは、有権者数約1億人→78%と言われている日本全国の数字により近い)
また例えば赤平市は、約85.4%。

やっぱ夕張、子供少ねぇ~。

*
ところで、告示の時に書いたDくんこと伝里雅之氏も無事市議に当選した。
よかった、おめでとう!
決意も運動も大変だったろうけど、これからが大変さ本番だ。こちらも応援することしかできないけど、頑張って欲しい。

2007/04/17 火

がんばれ道新

北海道新聞(道新)Webサイトの見てくれ(ユーザインタフェース)が4月から変わって、多少は今風になった。
でも、本質的なところは変わっていない。その代表が、本紙に掲載された記事が、すべてWebに載っているわけではない、という点だ。

「そういえばこの話、新聞にあったなー。あれどんな内容だっけ」と思ってWebサイトに行って検索をかけても、既に掲載終了になっていたり、そもそも掲載されていなかったりする。

しかたがないので、いわゆる「データベースサービス」に加入しようかとも思うが、これが高い。
個人・法人の場合、月525円で本文30本まで。写真や図表も合わせて…と思うと「切り抜き」は1本105円する。法外なコストである。
固定制料金なら月31,500円にハネ上がり、もはや個人が払う額ではない。(しかも切り抜き105円は据え置き)
こんなものは「サービス」でもなんでもない。

例えば図書館まで足を運んで縮刷版のコピーをとると思えば安い、ということかも知れないが、それは20年前の論法だろう。

「ネットで稼ぐ」の意味が変わって来ている。大昔のオンラインデータベースサービスの時代は、情報は高価なものだった。接続/検索/取得に、個人では手が出ないほどの「課金」は当たり前だった。

ひるがえって今はどうか。インターネットのコストは限りなくゼロに近づき、ニュースや論評なども必要とあればタダで手に入る。なにか知りたい時に、道新でなければならない必然性は弱まっている(そもそも、道新の情報の質は必ずしも高くない)。
情報のあり方そのものが変化しているのである。

そこで(競合優位化のために)重要になるのは、いかなる「サービス意識」を持つかであって、ネット上の情報を絞り、新聞にいったん掲載された情報に二重課金することではあるまい。
「リアル」な媒体は、「ネット」とコラボする関係にあるべきで、別の稼ぎ口と考えるのはいかにも時代錯誤である。

情報活用のしかたや発想が古いのではないのか北海道新聞!
と思っていたら、デジクリの神田氏がいいことを言っていた。

新聞も同様だ。産経新聞の「IZA< http://www.iza.ne.jp/ >」や佐賀新聞の「ひびの< http://www.saga-s.co.jp/ >」などが先進的に「情報共有」を意識したつくりになってきているが、大半の新聞は、人々がせっかくブログにとりあげ、丁寧にリンクを貼っているにもかかわらず、その元記事となる情報を完全に削除してしまう。削除するくらいなら、ネットに上げるなと言いたい!

それがデータベースで情報を売るために記事を削除しているのだとすると、とんでもない話だ。データベースは有料で新聞を購読している人には、無料にすべきだろう。朝刊に本日のみ有効のパスワードを印刷しておけばいいことだと思う。データベースの利用料を購読者にも求めるのもおかしな話だ。運用費用は、購読していない人たちから徴収すべきだ。購読している人がいるからこそ、広告も成り立つビジネスモデルなのである。

■KNNエンパワーメントコラム 新聞はこのままではMOTTAINAI/神田敏晶 : 日刊デジタルクリエイターズ

禿同である。
(「パスワード」システムだと、本日のパスワードを毎日Webにアップするヤカラも出てくるかも知れないが)

簡単に言えば、Webサイトの目的は「課金」ではなく「囲い込み」にした方がいい。すなわち、北海道民への情報サービスである。地方発信の地域媒体としての生存価値はそこにある。

いわゆる「四媒体」(TV、ラジオ、新聞、雑誌)の中で最も命脈を保っているのを強いて挙げるならば新聞だと思うが、この旧弊な考え方を160度くらい改めなければ、社会から乖離して行くばかりだろう。
インタフェースだけ刷新しても意味がないのだ。
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