2007/10/02 火

カタガキ明暗

芥川賞作家でロック歌手の町田康さん(45)に暴行し2週間のけがを負わせたとして、木更津区検は1日、傷害罪で布袋寅泰ギタリスト(45)=東京都港区=を略式起訴した。木更津簡裁は同日、求刑通り罰金30万円の略式命令を出し、布袋ギタリストは罰金を支払った。

社会 北海道新聞

元死刑囚とか、元メンバーとか、「犯罪者や被告人をどう呼ぶか」はメディア各社の腕の見せどころ(?)なわけですが、「布袋ギタリスト」ってのはどうなのよ…(笑)。

ちなみに朝日新聞はこのようになっています。

木更津区検は1日、ギタリストの布袋寅泰(ほてい・ともやす)さん(45)を傷害罪で木更津簡裁に略式起訴した。同簡裁は罰金30万円の略式命令を出し、布袋さんは即日納付した。

asahi.com:布袋寅泰さんに罰金30万円 町田康さんに傷害容疑 - 社会

2007/10/01 月

JP

今日、たまたま用事があったので、郵便局に行ってきた。

札幌の住人にしてみたら特段変わった様子はないんだけど、どこか変わったろうか。
新しいロゴは悪くない。ただ〒マークとは合わない。ここのところ局員の応対も客を客として扱う意識があるように感じていたので、今日どう変わったということもない(若干、元気だったような気はする)。男性局員のネクタイがみな同じだったが、新しくなった制服(の一部)だろうか?
「変わったな」と思ったのは、いわゆる郵便局の窓口と、ゆうちょ銀行など金融系の窓口が(物理的な仕切りこそなかったけど)はっきり区別して示されていたこと…くらいかな。

民営化が結局何だったのか、実効のあるものになったかどうか全然よく分かんないんだけど、コスト効率の重視・大企業の論理・サービス後退の流れは押しとどめようがないと思いますねぇ。

2007/10/01 月

えねーちけーメモ

NHKには多くの関連団体があり、組織の肥大化を批判する声も強い。会計検査院はさきに「ファミリー法人」に巨額の利益剰余金と内部留保があると指摘した。経営につきまとう不透明感を払拭(ふっしょく)する努力も欠かせない。

社説 北海道新聞

上記引用は「経営委員会が次期経営計画をNHK執行部に突き返した」という社説の一部なので詳しくは書いてないけど、その他報道(朝日新聞9/13など)によると、2005年度末のNHK関連33団体の利益剰余金(内部留保)は総額886億円に上るとのこと。

NHKの関連団体は、出資している子会社が21社、株保有などで実質的支配下にある関連会社が4社、公益法人など9団体がある。
NHK健康保険組合を除く33団体の2005年度の収入は計2847億円だが、利益剰余金はNHKエンタープライズ(番組制作)が155億9100万円、日本放送出版協会(テキスト販売)が127億6200万円、NHKアイテック(放送設備)が114億7800万円、など。

NHKは「世間なみ」と話しているそうだが、検査院は関連団体とNHKとの取引の大半が随意契約による業務委託の上、実際の支払額のチェックが不十分で高コスト体質となっている、とも指摘する。

また、総務省関係者は「子会社は多くのNHK退職者の再就職を受け入れているとの批判もあり、視聴者に還元しろという話になるだろう」と話している。

会計検査院
「日本放送協会における不祥事に関する会計検査の結果について」
要旨(pdf)
全文(pdf);決算状況はP50

2007/09/18 火

出ました、3億円スキャンダル

安倍氏の3億円脱税スキャンダルを暴いたという「週刊現代」。
土曜日に出る」という立花氏の記事を読み、わくわく?しながら新聞広告を待ったんだけど、土曜日の新聞には出てませんでした。

「?」

と思っていたら、ようやく今朝の新聞に…。
そうか、ここは北海道だったんだ…orz
(雑誌発売は首都圏から2日遅れ…今回は休み明けに合わせて3日遅れ?)

しかしこの話、事実とすると「あのタイミング」が実は絶妙だったことがわかりますねぇ。

2007/09/13 木

「次」行こう

まあ一夜明けて、「次」はどうなるのかな、という興味が湧いて来ましたな。

コメントももらいましたが、フツーにまず思い浮かぶのは麻生さんですか。
顔も売れているし、國民受けも悪くないんだそうです。
が、安倍政権の外務大臣から幹事長をつとめたわけで、空気が変わった印象をどれだけ与えられるか。
「口の軽さ」は、今のニポン全体がアホーですから誰がやっても大なり小なりあるでしょう。(良しとはしませんが)

小泉さんは固持したと伝えられています。
この上やりたいこともないんじゃないかな。
しかしこの間小泉さんが首相だったら、安倍さんのようにボロカスにはならなかったかも知れませんね。
例の口調で、「私のどこに責任があるというんですか。わかりませんねぇ」で切り抜けちゃったりしてたのではないか。恐ろしいですねぇ。

このほか小池百合子さんがほんとに出て来るんじゃないかとか、与謝野さんもアリだとか、いや町村さんはどうかとか、谷垣さんはないだろうとか、いろんなことが言われています。

さて福田さんはどうだ。前回の時のように、頑なにやらんとは言っていないらしい。
自民党の中では一番バランス感覚がいいような気がしますし、安倍政治や現状ニポンの総括をキチっとやってくれそうです。
福田さんの総理はちょっと見てみたいですねぇ。

舛添さんの存在感もこのところ増していて、今すぐはアレルギーもあるでしょうが、自民党が命脈を保つならいずれ総理の目も出てきたのではないでしょうか。

などと思ったりしています。
明日告示だそうですからその辺は楽しみ?にするとして…。

政権担当能力の劣化が見え隠れする自民党。
ならば、反対勢力としてはいいが政権担当能力には「?」がつく民主党に任せてみたって同じではないのか。

いずれにしても、やはり解散総選挙、真の民意を国政へ、ってのが筋ではないでしょうか。

もっと言えば、一度東京ドームにでも各党の議員さんに集まってもらって、内野付近に大きな○を二つ書き、ほんとはどっちに入りたいですか?と言ってシャッフルするといい。
自民党もボロボロ、民主党もヒビが入っている現在、対立軸の明確化→政界大再編→真の二大政党化で、ニポンの成熟を目指して欲しいもんですね。

2007/09/12 水

恥ずかしい國

「えっ!? なんで今日なの?」

薄っぺらな「国際公約」を宣い、フツーに所信表明演説を垂れたその舌の根も乾かぬうちに…
と、誰もが思ったでしょうね。

閣僚の不祥事が続いたそのときにスパっと辞めていれば人として責任感がある印象を与えることができたろう。
参院選で負けた(國民の信を得られなかった)そのときにスパっと辞めていれば若いからまたチャンスも、という機運もできたろう。
この際「給油」の件などでボロボロに敗北しようが、最後まで戦い切ったそのあとにスパっと辞めれば「やるだけやった」と言われもしよう。

しかし、求心力がないから、党首会談を断られたから、改革を元気よく進められないから、と言って投げ出してしまった。「責任」もどこへやら、だ。(あるいは、立花隆氏がいうように体調が本当に悪いのかもだが)

ただ政治家として無能、だけが残ったのではないか。
大好きなアメリカからも、ダメなヤツ…と思われただけで終わっただろう。

まさに、機をみるに鈍。

こんなリーダーしか戴けないなんて…ほんとに、呆れたを通り越して哀しくなりますね。

*
ちなみに、

12日午後の東京株式市場は安倍晋三首相が辞意を表明したと伝えられると、買い注文が膨らみ、日経平均株価(225種)が大幅上昇、一時1万6000円を回復した。
(中略)
「政局の混乱の長期化が回避されるとの期待感からいったん買われた」(大手証券)という。

経済 北海道新聞

だそうです。

2007/09/11 火

「責任」のレトリック

遠藤農水相の辞任にあたり、首相は「任命責任はすべて私にある」と語った。あるけど取らない、と。
で、このほど、海自給油に関して「(一方的に)国際的な公約となった以上、大きな責任がある」と語った。取れない(公算が大きい)けどある、と。

軽いよねぇ、責任が。
羨ましいくらいです。

2007/08/27 月

二宮金次郎は何が偉かったのか?

二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫)


二宮金次郎は、仕事の合間も、寸暇を惜しんで勉強しました。で、偉い人になりました。以上。

…というのが、(オレも含めて)多くの人の二宮金次郎に関する知識のすべてではないだろうか?

ところが、この本を読むと次々に目からウロコが落ちる。

金次郎は、身の丈6尺(約180cm)を超える大男だった。
薪は、苦労してかき集めてホソボソと売り歩く、という商品ではなかった。(燃料として高利益商品であり、金次郎自身、「山を自ら所有して」調達した)
人口の流出で荒廃した地方の領地に赴き、その財政を独自に(実践から)培った金融理論をもって建て直した。

さらに、物語は時代を超えて現代へと飛ぶ。
金次郎の時代…江戸時代後期は、幕府・藩の財政は逼迫、経済が停滞し、とくに地方で人口も減少傾向にあった。つまり、現代の社会情勢に重なる。金次郎が行った(行おうとした)財務政策の基本的考えは、実は今こそ使えるのではないか。
土木土建に偏重しているカネや人を農業に配置し直し、江戸時代にそうであったように「総合産業」として発展振興してはどうか。

と、「改革」の真の旗手ともいうべき著者が料理するとこのようになる。


実に今の日本には無駄・無理が横行しているが、最大の無駄は、既得権益にしがみつく「抵抗勢力」であろうかと思われる。
この抵抗勢力が頑張っている間は、ニポンがいかなる危機的状況にあろうとも、またいかに優れた実践的指針があろうとダメなのだが、この本が示唆するように一概に人口減少→生産性減退→暗い未来、ではないという点には夢が…とまでは行かないがいくぶんかの救いが感じられる。

日本の戦後は役人を食わすためにあった、とオレなんかは考えるんだけども、少なくともバブル以降についてはその考えが正しいことも教えてくれた。

好著。

なお、手っ取り早くエッセンスに触れてみたい方にはこんなページもあり。

2007/08/20 月

ゆうきとがんばり

夕張応援プロジェクト・プロデュース、天然アルカリイオン水「ゆうきとがんばり」です。
先日の夕張の際に、余ったからといって数本もらいました。(すんません、ありがとうございました)

大沼国定公園・横津岳山麓から採った水で(ぇ、自然の味を損なわない非加熱方法で除菌・殺菌してあるそうな。

売上げの一部は、夕張市に寄付されるそうな。

応援グッズだからいいんだろうけど、夕張由来のものだったらもっとよかったのにねぇ。

2007/07/30 月

自民惨敗

まずまずいい朝を迎えることができ、國民もほんまもんのバカにならずに済みました。
かくなる上は、アベ君には解散総選挙まで政権にとどまり、支持率低迷に磨きをかけていただきたいと思います。
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