「観光資源」と「乱開発」
目先のカネしか見えない人は、観光資源をみんなで健全に保護育成するという「長い温かい視点」は持っていないんでしょうね。豪州をはじめとする外国人スキーヤーらの来訪が増え続ける後志管内倶知安町ひらふ地区。今後の需要増を見込みコンドミニアム建設が進むが、同町や道は乱開発を防ぐため、建物の高さ制限などを定めた「景観地区」に指定したい意向だ。これに対し、地元建設業者らは「“ひらふ景気”に水を差す」と反発し、行政側の姿勢に疑問を投げかける。二十八日には、町都市計画審議会が町の景観地区指定原案の適否を協議する方針で、審議会の判断が注目される。
(2008/2/29追記)
最終的に「ルール作りが必要」という見解で一致、町の原案を満場一致で了承した、とのこと。コンドミニアム建設が進むひらふ地区などを「景観地区」に指定して、開発規制するかが注目されていた後志管内倶知安町で、町長の諮問機関「町都市計画審議会」は二十八日、高さ制限などをかける景観地区に指定する町の原案を了承した。道知事の同意を得て、三月上旬にも施行される見通し。