前回のコメントでそそのかされたので(←いや、人のせいにしてはいけない(^^;))、こんなものを買ってしまった。
デジタルマルチメータである。
実は欲しかったんだ~こういうの。買おうかと迷うたび「これは
オレには必要ないものだ」と思いとどまって来たのに、とうとうね。3,000円くらいのものなので、迷うくらいなら買っとけって気もするけど。
買ったからには、ビーコンの「実験」をまた一歩進めるのである(一歩だけ)。
※最初に書いておくけど、飽くまでもシロートの興味でやっていることなので
結果に責任は持てません。面白半分にご覧ください。
※ちなみに一歩前の「実験」は
こちら。
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さて、ENELOOPを再び満充電にする。
(単4×3本、新品購入後2回目の満充電)
充電した直後にビーコンに入れると、なんと「
99%」を表示した。
前回は公園まで時間があったし、屋外だったので、電圧がいくらか下がっていたのかも知れない。
ちなみにこの時ENELOOPの電圧は、
1.455V
1.454V
1.458V 計4.367V
であった。公称1.2Vは遙かに越えている。
(マルチメータいいよマルチメータ(笑))
そこからビーコンの放置プレイを行う。
ビーコン(PIEPS DSP、バージョンはたぶん2.8)を送信モードにして、写真のように室内にセット(というか放置)、カメラで10分おきにインターバル撮影する。あとで写真を見ながら
手動でEXCELに値を転記するためである(この辺がいかにもシロート臭くて涙ぐましい)。
室温は昼夜変動あるが18℃程度である。
*
26時間半が経過し、残量52%を表示したところで時間切れ(ビーコンを使う日)になったため、ここで実験終了とした。
早速、その結果(グラフの赤線)をご覧いただきたい。
縦軸(左)がビーコンの残量表示(%)、横軸が経過時間である。
比較のため、アルカリ乾電池(いわゆる赤金パナ?の封切り物)の26時間半のライン(青)も記してある。というか単純に100%のままだ。
点線(縦軸右)はそれぞれの開始時と終了時の電圧を結んだものである(推移ではない)。
ある程度一定の残量を保ったあと、ストンと落ちるのかと思っていたが、一貫して直線的に下がっていたのは意外であった。
18時間経過あたりから下がる割合が若干大きくなっている。
「26時間で半分残っている」と思えば悪くないようにも見えるが、アルカリ乾電池が100%のまま変わらない(ビーコンの仕様上は約200時間の発信が可能となっている)ことを思えば、ENELOOPを使った場合の残量表示低下が著しく早いことは明らかである。
ちなみにENELOOPで52%時点の電圧は、
1.355V
1.355V
1.358V 計4.068V 減率約6.8%
であった。(それでも電池の公称1.2Vよりはまだだいぶ高い)
なお、アルカリ乾電池の方は、26時間半で
1.591V
1.587V
1.588V 計4.766V から
1.509V
1.508V
1.507V 計4.524V
へと減少していた。
減率は約5.1%で、ENELOOPの方が大きい。
電圧の差が傾きの差に影響している可能性はある。
いずれにせよ、やはり特性がだいぶ違うので、少なくともこの個体ではENELOOPは使えない(使いたくない)、というのが前回と同様の結論である。
※
ENELOOPに非があるわけでない、のは言うまでもありませんが念のため。
*
本来ならこの間の電波到達距離の変化なども見るべきところだが、それには広大なお屋敷とカメラがもう一台…いや計測機器が必要で、それらをつい買っちゃうまでには年月がかかると思われるので当面やらない。(てゆーか絶対やらないであろう(笑))
アルカリ乾電池で残量が減って来た時の推移も見てみたいが、実験には長時間が必要で、機械に余計な負荷をかけたくないのでそれもやらない。(こっちは、残量が減った電池が出てきたらやるかも知れない)
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