ThinkPadをネットで買った、というお話。
3年使用したX61(
※1)から、後継機種のX201に乗り換えた。
535X→i1157→
X24→
X31→
X61→X201ということで、6台目となる。
起動/終了や全体的な処理感が、システムヒープのせいか重くなった以外は特段調子が悪いわけではないし、機能的に不満があったわけではないんだけど、Windows XP(Professional)のOEMプリインストール版の提供(ダウングレード権による入手可能期間)が間もなく終わり、サポート終了まで残り4年となったので、XPに固執して買い換えるならここがラストチャンスだな、というわけ。
Windows 7の悪評は特に聞かないし、Vista憎しの時ほどの悪感情もないので、7でもよかったかもな(ちなみに添付のリカバリディスクはWindows 7)。
でも
XPで十分なんだよ、んとに。
さて、X201。
もう大きくは変わりようがないよね、と想像していたんだけど、届いてみたらびっくり、筐体がずいぶん幅広になっている。(←例によってウカツ過ぎ(笑))
ほぼA4サイズである。
開いてみてまたびっくり、液晶もワイドになっているが、高精細になっているので前のよりむしろ小さい。なんつーか、ワイドの落とし穴である(意味不明)。
スペック表では12.1型WXGAとあるので、まぁ、よく考えれば予想のつくことなのだった。
やっぱ、「7」仕様なんだろうかねぇ。
ディスプレイ周辺の「縁」も広くなっている。高精細化で必要な部分なのか知らないけど、ディスプレイに合わせてボディをもっと小さくとかできなかったのかな。昔のノーパソみたいでカッコ悪いなぁ。
しかし、画面のなんたるコマカサ…(*_*)。もうおじいちゃんムリ。かといって解像度を落として使うのもパッとしない。というわけで、ついにスレーブモニタの導入を決意することになった。(21.5型の安物を買った)
なんか本末転倒な気もして来るけどしょうがない。
あと前回と変わった点としては、
- 例のRGB色した「IBM」ロゴがなくなった(このモデルから変わったわけではないが)
- IEEE1394ポートがなくなったので周辺機器を2~3入れ替えねばならなくなった(※2)
- モデルナンバーが「CTO(Configure to Order)」となっているように、CPU、HDD、英語キーボード、指紋、bluetooth、無線LANアダプタ、カードスロットの種類などけっこうなパーツを選択して自分好みにできるようになった
- 電源コネクタが左側面に移動した(よく使うインタフェースがぜんぶ左側にまとまったので個人的に歓迎)
- 前回より(だいたい同等ラインの製品と仮定して)また3万円がとこ安くなった
などだろうか。
コネクタ類や無線スイッチが左側に整然と。USB3はまだだが、PCMCIAがいつの間にか違う規格(上位互換)になっていた(^^;)。
排熱口も巨大。CPUはCore i5を選択。
ソフト面ではMS Offce 2007バンドル版を選択、こちらはこれまで使っていた2000からのジャンプアップとなる。インタフェースがガラリと変わっていて、一瞬「ぐあ!こいつは仕事に支障が出る!」と愕然呆然。でも、ひと皮剥いたら基本的な機能は変わっていないようでひと安心。
なにしろ列数の処理制限が256列から
16,384列に増えている(オレには天文学的数字に見える)のが画期的。この点に限って言えば「月曜日が待ち遠しい」(古)くらい嬉しい。
さらにアップグレードキャンペーン(+3,000円)を利用して2010にするつもり。
ついでに、3年間のクーリエ(引き取り)保守延長サービスもつけた。これは3万円近くした。
一方、相変わらずだなぁと思ったのが、中国からのシッピング状態。けっこう安っちぃ段ボール箱に、安っちぃ伝票類がベコベコ貼られたものが届いて、ちょっと暗い気持ちになる。(伝票は一応日本語ながら、漢字フォントが日本のじゃないしね(笑))
これもひと皮剥くと、少し整然としたパッケージが登場するわけだけど。
コネクタ類の品質(というか加工精度)も相変わらず低いっぽい。
なお、ポチから納品までは12営業日、これもだいたい前回なみ。
同じという点では、改めて
前々回と前回を比べてみたら、キーボードのスレ(キーの印字が消えている)具合がほぼ同じだった(笑)。
自宅仕事部屋にて、移行作業中。
いったい何屋さんなんだか…(´・д・`)。
※1 3年使用したX61
以前2年で買い換えた時にこの贅沢者めと顰蹙を買ったので、3年以上は使おう…と思っていますた。ま、結果3年間きっかりになっつまいましたが。
次回買う時にはどっちみちOSはじめ環境が激変してると思うし、ネットブック程度のもので十分かとも思っていて、
ThinkPadはこれが最後ではないか。ということもあるので、こいつは壊れるまで使おう宣言。(ま、7年くらい?(ぉぃぉぃ))
しかし仮に7年、いや4~5年後としても、PCの世界自体が今とは全然違ったものになっている可能性はあるよなぁ。第一、タブレットPC元年という時にこういう
レガシー端末に金かけてていいのかオレ(笑)。
と言いつつ、iPadとか(正直言って検討した(笑))は非常に優れた所有体験を提供してくれる魅力的な機械ではあるけど、結局
所有体験しかないではないかという結論なんであって、冷静に考えればiPadでできるたいていのことはレガシーPCや通常の生活スタイルで十分なのである。
なにしろアプリにはムダに金かかるし、モバイル通信料も全然高すぎる(docomoにもソフバンにもこれ以上払いたくない)。だからそっちは、有線なみの「常時安定接続」が実現した時にまた考えるよ。キャリア間抗争やAndroid陣営等との力学関係ももう少し見えてくるだろうしね。
※2 周辺機器を2~3入れ替えねば
IEEE1394使用の代表選手はTV/ビデオキャプチャユニットであった。当時3万円くらいしたもんだけど、今ならUSBケーブルに毛の生えたようなやつが3,000円くらいで買える。
そういうのももう買うつもりがないので、これを機に、わずかに残っていたビデオテープを処理。その中には長いために今までためらっていた「空飛ぶモンティ・パイソン」のテープが混じっていた。
懐かしく見て、テープを止め、画面が現在のTV画面に切り替わったまさにその時、ちょうど日本のバラエティ番組かなにかに出演していた
テリー・ギリアムが映し出された。その偶然に、ちょっと、ひっくり返るほど驚いた。ってそれだけなんだけど(笑)。
そんなわけでビデオデッキももう要らないな~。
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