人はなぜ滑走するのであるか?
そのナゾを、上・中・下・外の各視点から迫ってみた。(笑)
・・・まずは“下”である・・・
つまり、滑り下りることが楽しい場合。
(1)自己実現タイプ。
上から下まで滑り降りる達成感が気持ちイイ、ってやつね。
(2)滑りそのものタイプ。
スピード指向・技術志向・カタチ指向・コントロール指向・バランス指向・危険指向・転倒指向(笑)など、滑走の中にさまざまなヨロコビを見いだすタイプ。
(3)滑りを通して、なにか形而下的なものを得たいタイプ。
つまり鍛錬イノチの体育会系だったり、冬場の体力維持派だったり。
・・・次に、上・・・
「下」と逆。上って行く過程が嬉しい場合なのだ。
(4)山がただ好きなタイプ。
形式とか雪とかさ。高いところが好きとか(危)。
(5)リフトが好きなタイプ。
乗り物が好きとか。リフトの上であんなことしたりこんなことしたりとか。
・・・で、中だ・・・
上下じゃなくて、真ん中・・・っていうか、要するにゲレンデの中に悦びがある場合。
(6)カッコ派。
女の子とか、ゲレンデではかぁーいく見えるからなあ。
「男だってそうでしょ」
そうなのであった。ナンパしたりされたりな。
ま、次行こう、次。
(7)酒派。
ゲレンデでビール飲んだりBBQしたりな。これ、いいぞうー(涎)。
ほかにも、ゲレ食やお茶が楽しくてスキーしている手合いは多い。特にオレの友達には多い。すごい酔っぱらうまで飲む奴もいる。あ。おれもだ。
・・・さて、お待ちかねの“外”だ・・・
「・・・待ってないぞ」
これは、スキーとは関係ないもののためにスキーに行くのが楽しい、という場合だな。論外と言ってもよい。うむ。複雑な人間心理よのう。ほほ。
(8)マテリアル・タイプ。
用品ヲタクって言葉もあるくらいでな。あと車に凝るとかな。スタッドレス貧乏とかね。そういえば、渋滞が好き、って人も中にはいるかも知らん。歌ったり。古今東西ゲームしたり。
(9)伝播実験タイプ。
これはまぁ、無線だ。近頃はケータイが普及して下火だが、無線機がただ好きって人もいるし。そういやおれ、局免失効してるんだった。
(10)酒・宴会タイプ。
よく言えばアフター・スキー派。
昔、アフタースキーにK婚披露宴やったことある。新郎新婦揃って「ホタル」をやったぞ。
「やってないって」
(11)浪費癖タイプ。
だんだん、分類が怪しくなって来た。冬場、スキーしか金を使う道が見つからない、ってタイプだな。
「そんな人、いる?」
誰かおれに投資してくれないかな。
「しませんってば」
(12)最後だ。ホントは嫌いだが、好き、ってタイプ。
「なんですか、そりゃ」
まぁ、別にスキーは好きじゃないんだが、例えば家族を連れて行かねばならぬとかな。<
ろくに滑れないし、足は痛いしだが、ゲレンデには女がいるから嬉しいとか。
「街にもいるでしょ」
ゲレンデにもいるからな。
スキーを通して人間収集が趣味のやつもいたぞ。スキーツアーに参加してはシステム手帳に住所氏名を集めてる小娘もいたっけ。
あとはほら、スキーはもう別にいらないんだが、宴会を企画して仕切るのが好きとか。
「そんなこと言ってると、またツアー幹事に嫌われるよ」
うむ・・・。
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