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2007/03/19 月

人ごとではない

積丹岳で起きた雪崩事故なんだけど、亡くなったのは「知り合いの知り合い」らしい。
雪山のアクティビティをしていると、文字通り他人ごとの事件ではない。

雪山で見るスノーモービルはあまり好ましくないので、事故のニュースがTVで流れた時に、ついあらぬ悪態を口走ってしまい、カミさんにたしなめられたのだが、まさかこのような惨事になろうとは。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

*
事故は、積丹岳東陵(755mの辺り)から南方向で起きたらしい。山スキーヤーはふつう「怖くて行かない」ようなところらしい。
当時は吹雪で(アンヌプリ山頂が風雪でけぶっていたことを思い出す)、視界も悪く、ルートを確認しようとしたスノーモービル1台が上部を切ったことが直接の原因らしい。

伝聞なので「らしい」ばっかだが。。。

なお、その「知り合い」によると、ビーコンは持っていた由(報道では、シャベルはなかった)。山スキーヤー、山スノーボーダーも所属しており、雪山に入るための基本は持ち合わせているチームの構成員だったという。

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Comments

こう言う事故が起きるとそんなとこ行く奴が悪いとか、知識が低いとかいろいろ非難されるけど、私たちもいつも危険な場所に行ってる事は確かですな。特にこの時期ふだんウラとかに行かないような人が天気に誘われてピークから装備を持たずに滑って行っちゃうパターンが多い。
だからどこに亀裂があるのか知らないでうひょ〜とか言いながら滑って亀裂に落ちる。
無事、脱出できれば笑い話だけど、大きな事故になれば笑い事では済まないよね。
だからと言って装備を持ってる私たちが安全とは限らない。
これから山に登る機会が増えるので、今まで以上に慎重な行動を心がけたいです。
今朝の新聞を見ると、「地形に詳しい」「雪崩の危険を指摘していた」人もいるという。知識があってもまた非難されるわけですな。

また、捜索風景を見るとゾンデーレン(も随分粗いように見えたけど)やってましたな。ビーコンはやっぱり身につけていなかったか、作動していなかったか。

当人の意識を高めないといけませんな。
自分もニセコであちこち滑ってるけど、実際どこが危険でどんな天気だと危険かなんてちっともわかりません。
唯一知ってるのは春滝が危険なのくらいです。

そんな自分ですら、集団でスノーモービルしてブンブンやってりゃ雪崩れるさ。なんて悪態ついてました。
明日は我が身です。反省。
まっちゃん、野性の勘を養うことがまず重要だからねぇ(笑)。
野性と知性を往復するのが大事ですね。
2003年の資料ですが、、
「米国での雪崩"事故"の発生原因No.1はスノーモビル」
となってます。
また「スノーモビル心理学(行動学)」という研究分野も全米スキー場協会の委託シンクタンクにあるくらい、
「自分が一番早く、最も高いところに到達したい!」
という、いかんともしがたい「欲求」がモビラーには生じるとのこと。

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