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2007/02/01 木

節分と言えば、、、

何たって落花生! であります。
時々キャラメルなんかも混じってたな…。
というような幼時体験を、大豆が当たり前な本州のほうで話すと、笑われることもあったっけな。

つー昔語りはともかく、今は節分と言えば、、、「恵方巻(えほうまき)」であります。
この丸かぶり寿司、もともとは関西方面の風習だそうで、「節分には海苔巻きを、切らずに、恵方(縁起のよい方角=今年は北北西)を向いて、目をつぶり、黙って丸かじりすると縁起がよい」という。
で、この風習に目をつけたのが大阪の海苔問屋協同組合。要は海苔の販促イベントを行ったのが、現在の全国的広がりのキッカケらしい。

ミツカンによると、全国の恵方巻の認知率は88%(北海道は91~95%)に上るという。北海道新聞(1/27朝刊:イオン調査)では「2005年の30%台から06年60%台に急伸」とあるから「全然違うじゃねーか」というところだが、ま、「節分と言えば恵方巻」が北海道にも浸透しつつあるのは確かだろう。

実際、節分の日にスーパーを見に行くと、海苔巻きのコーナー(これがまたずいぶん拡大されている)には人だかりがして、異様な熱気に包まれていたりする。

「タラバガニの足のむき身を丸ごと二本」とか「巻き寿司界の金粉ショー」が展開されたり、「ロールケーキ」や「かまぼこ」まで登場と、商戦はいささか加熱気味なのである。

さてその「恵方巻」。
再び道新記事によると、きのとやが、自社で企画した「恵方ロール」という商品の販売を諦めた。別の会社が同名の商標登録をすでに取っていたためだが、そういや仕事先でも「恵方巻は一般的呼称なので使用OKだが、恵方○○のネーミングは要注意」という話が出ていた。

しかしそこで驚いたのは、「「恵方巻」自体も米国の業者が商標登録を出願」というくだり。
知的所有権に汚いアメリカ国、こんなところにまで触手を…。特許庁では「認めない方向」というが(ホッ)、油断も隙もない。
日本的な感性で今まで常識的に誰も主張しなかった「一般呼称」の権利が、いつの間にか外国人の手に落ちている、ということもこれからはあるかも知れない。ここは、官民ともにガードを固めておいた方がいいだろう。

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ちなみに、節分はそもそも年に4回あった。季節を分ける、が原義で、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を指していたという。
昔は冬から春になる境目が重要視されたことと、旧暦正月と近かったことから、現在の大晦日のように考えられたため、この「春の節分」が特に大きな節目になったということである。

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つームツカシー話はともかく、恵方巻のお求めは本日より3日間連続ポイント10倍の「コープさっぽろ」各店でぜひ(笑)。

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Comments

知らなかった...
だから、イトーヨーカドーで落花生が山盛りになっていたのね(笑)
今日は1.2.3の市とは知らず混み混みのコープに行ってカレーの材料を買ってきました。
ポイントも10倍とは知らず、店内の混みように少々唖然。
でも、あまり恵方巻を買ってる人はいなかったなぁ。
デリカの恵方巻は「日替り」設定なんで、ピークは明日(土)でしょう~。

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