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2007/01/15 月

タイゾー化する子供たち

とある禅寺で座禅を組む若者、に扮したタレント。
禅僧、に扮したタレントが、警策で若者の肩を打つ。
「いてっ」
とか言って振り返る若者。

こんなCMが流れていたのを見て、胸が悪くなった。ふざけんなよ、ダメだろ、そんな態度。面白けりゃ何でもいいのかよ。
そして思った、日本の文化や心というのはもう、子供たちに継承されて行かないのだろうな。

*
…というような話の背景について解説しているのかと思って、この本

タイゾー化する子供たち」(原田武夫著・光文社ペーパーバックス)

を手に取った。
と言いつつ、なんでこの本を買ったのか全然わかんないんだけど…。

で、読んでみた。(読書欲がまったくない月間の最中なので、2カ月以上かかった)
トンデモ本だった。

日本の戦後教育は、アメリカによる資本搾取のシナリオだった。そして今、大学の学生は(補助金≒学費が税金から出されているにも関わらず)自らの方向を見失い、ある日突然成功者(=タイゾー)になることを夢見、行政や日本企業ではなくハイリスクハイリターンの外資系ナントカ企業に青田買いされていく。あるいは、単純労働の提供者くらいの能力しか開発されてはいない。いま日本に必要なのは、こうした現実に立ち向かい、国家エリートを養成することだ…。

*
そういや、あるプロ野球選手が大リーグに行くことになって、アメリカ語でスピーチしたのしないのと面白可笑しく報道されているのを見た。
なんで戦後60年も経って日本人のアメリカアレルギーはなくならないのかな、まさに植民地のドレイだな、とまた胸が悪くなったものだった。

上の方がアメリカアレルギーまみれなんだもの(というか、そう刷り込まれ続けている)、日本人全般がアレルギーにかかって地に足がつかないのも当然だわな。
いい加減に独立したらどうだろう。

と思っても、そんな思いを託せる能力あるリーダーが絶無なのは確かだ。
(少なくともアベ君は、ジミン党もろともさっさと退場してくんないかな。)

*
余談だが、「棒詠唱は新しい国造りへの第一歩だ」とアベ君はのたまった。
オレも国家防衛の枠組みを再構築すること自体には反対ではないが、「国造りの最後の(詰めの)一歩だ」であって欲しいと思う。

凶行く基本法にせよ、総務症主導のんhk受信料支払いの義務化にせよ、増税にせよ年金改革にせよ、このままほっといたら何をされるかわかったものではない。

拙速はもう結構である。

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Comments

深く同感。

でも私、頭悪いから、
何とはなしの不安を感じているだけで。

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