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2006/06/28 水

わかる仏教史

近ごろ晴登雨読、ってなブログになってますが…。
あ、食う話もあるか。
いや、いいんじゃないでしょうか!

わかる仏教史
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さて、友人のブログ経由シリーズです。
わかる仏教史 (宮元啓一) 春秋社。

お釈迦様から始まる仏教3千年の歴史を、易しい言葉で1冊にまとめた本です。
めくるめく東洋思想の繚乱も、こうして一つの軸でつまんでいくと、ちゃんと1本の樹のように見えるんですねぇ。

ところで、私はさらにこの本を3行にまとめちゃいます(笑)。

  • お釈迦様入滅後、100年を経ずして金儲けや権力闘争に走る仏弟子たち。
  • その後、お釈迦様は言及しなかった「あの世」を始め、壮大な宇宙観(妄想)が構築された。
  • 中国を経て日本に伝わり、国の都合や庶民感覚にねじ曲げられつつ葬式仏教となり果てる。

これらが、3千年を通してくりひろげられた、と。ああ無常。
しかしこうして見ると、仏教も相当に人間くさい営みなんですよ。
勉強になりました。

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「あの世」についてはもう一言。
お釈迦様…ゴータマ・ブッダは、死後の世界のこと等、不可知なことは水掛け論になるだけだからとして、問われても答えなかったそうな。
阿弥陀如来とか弥勒菩薩とか、56億7千万年後の救済とか途方もないことを考えたのは、みな後世の仏弟子たち。ということでした。

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Comments

面白そうな本だなぁ。個人的にゴータマ・ブッダはとても人間臭いおじさんという感じがしてるんだけど(だって、私はいま水が飲みたいだなんてわがままを言うし)、弟子たちが勝手に「如是我聞」で経典を作り上げてしまい、愛すべきゴータマ・ブッタが神格化されちゃったってことなんでしょうか?
取りあえず仏格化、ですかねぇ…(笑)。
今、私が読んでるので、順番はその次よ>おがちゃん
よろひくおねがいひます>その次

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