まさに現代の進化論
先日の「ザ・サーチ」を読んでもよくわからなかったんだけど、この本「ウェブ進化論(梅田望夫・ちくま新書)」を読んでグーグルの歴史的位置づけや役割などがようやくスッキリ見えて来ました。
やっぱり同時代にこういうことがちゃんとわかって、日本語で(翻訳じゃなくて)書いてくれる人がいるのって、大事なんだよねぇ。
まぁ、グーグルのことだけじゃなくて、インターネット(ウェブ)の歴史的位置づけや役割などを解き明かしてくれる本であります。
ウェブは単に便利になった、コミュニケーションの新しい道を開いたでは済まない、人類史上特筆すべき変化を孕んでいる。「不特定多数無限大」と著者はいうのですが、たくさんの個が基本的に等価で結び合わさった時に、今までとはまったく違った価値世界が生まれるというのです。
例えばロングテールやアフィリエイトによる新しい収益モデルの出現と、地球規模の富の再分配(そのエンジンを提供しているのが取りあえずグーグルやアマゾン)。放送、出版、芸術といった既存のあらゆる権威構造の崩壊。衆賢(衆愚の反対)による意思決定。などなど。
しかも、インターネットはまだその姿を現していない…。(いまの中学生くらいが20代になった時に、グーグルを越える真のインターネットソリューションが現れる、と著者は予言します。)
そんな不可思議なものの誕生に立ち会うなんてちょっと恐ろしくもありますが、とにかくめちゃくちゃに刺激的な本でした。ウェブにちょっとでも関わっている人は、ぜひ読みたい一冊ですね。
*
てっとり早くエッセンスに触れたい人には、こんなページもあります。
やっぱり同時代にこういうことがちゃんとわかって、日本語で(翻訳じゃなくて)書いてくれる人がいるのって、大事なんだよねぇ。
まぁ、グーグルのことだけじゃなくて、インターネット(ウェブ)の歴史的位置づけや役割などを解き明かしてくれる本であります。
ウェブは単に便利になった、コミュニケーションの新しい道を開いたでは済まない、人類史上特筆すべき変化を孕んでいる。「不特定多数無限大」と著者はいうのですが、たくさんの個が基本的に等価で結び合わさった時に、今までとはまったく違った価値世界が生まれるというのです。
例えばロングテールやアフィリエイトによる新しい収益モデルの出現と、地球規模の富の再分配(そのエンジンを提供しているのが取りあえずグーグルやアマゾン)。放送、出版、芸術といった既存のあらゆる権威構造の崩壊。衆賢(衆愚の反対)による意思決定。などなど。
しかも、インターネットはまだその姿を現していない…。(いまの中学生くらいが20代になった時に、グーグルを越える真のインターネットソリューションが現れる、と著者は予言します。)
そんな不可思議なものの誕生に立ち会うなんてちょっと恐ろしくもありますが、とにかくめちゃくちゃに刺激的な本でした。ウェブにちょっとでも関わっている人は、ぜひ読みたい一冊ですね。
*
てっとり早くエッセンスに触れたい人には、こんなページもあります。
Comments