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2006/05/30 火

ああホッカイドー

aleut-heaven.comに掲載された、新谷暁夫氏の「北海道アウトドアガイド資格制度のゆくえ」を読んだ。
道の肝いりで進められて来た「アウトドアガイド資格制度」が頓挫した経緯と原因について氏が考察した内容である。

“ガイド”や“ガイドを利用して野遊びしようとする人”のあり方について大変考えさせてくれる文章である。

氏は語る。「アウトドアは所詮遊びだ。」…「アウトドアとは余暇に野外で行う趣味にすぎない。その趣味を煽り、そこから必要以上の利益をあげようとすることは果たして正しいことなのだろうか。」 禿同である。
(注・ここで矛先となっているのはガイドすべてではなく、行政や、責任よりも利益を重んじる大手事業者)

中んづく行政が恣意的に市民を“規制”したがる姿は、例えば先の社保庁の詐欺行為や、何かと情報統制に走りがちな政府・総務省の態度とどこか重なる。
ちょっと遠いかも知れないが、日本に“自己責任”が育たない理由は、歴史的に行政がエラすぎたせいなのではないかと思っているので、この話題も「また行政の暴走か」という文脈の話に見えるのである。

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Comments

「お上」って言葉がいまだに死語にならない状況がそれを物語ってるね。

「自己責任」が育って居ないもうひとつの理由は、自己管理ができない人間を甘やかしていることだろうね。タバコがいまだに猛烈に安くて、しかも喫煙によって病気になっても保険で治療できるなんて、結構な国だね。
 
 駄目人間を甘やかしているのは行政だけじゃないんだよね。司法もそう。麻薬でイッチャッテいるときに起こした犯罪は減刑されるなどと言う世界でも稀な刑法解釈が成り立っているんだよなあ。

 

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