五〇歳から再開した山歩き/99歳、モンブラン大滑降に挑む
五〇歳から再開した山歩き (本多勝一) 朝日新聞社
99歳、モンブラン大滑降に挑む (三浦敬三) 草思社
期せずして、同じ時期に「年齢シリーズ」を読むことになった。片や50歳、片や99歳。オレにもまだまだ遊ぶ時間はあるなぁ~と思うと、実に勇気づけられ、また楽しみにさせてくれる本である。
前者は、北海道にもゆかりの深い朝日新聞の人。山登りや山スキーをガンガンやりまくった紀行文である。
「五〇歳…山歩き」と言っても趣味的な中高年登山ではなく、中央アルプスが故郷というだけあって本格的な山行である。
後者はもちろん説明不要の山スキーの草分け。さぞ悠々自適の滑走自慢かと思いきや、「技術を指導…」「弱い人をリードしなければ…」という記述が随所に見える。本当に「現役」の人なのだ。実に凄い。あやかりたい。
ところで、本多氏は行政不信や社会の未熟さを論じ、バッサバッサと切って捨てる。その義憤には同感の部分も数多いが、近くにいたらちょっと窮屈すぎる人かも…。
また「99歳…」の方は、肝心の99歳時のバレーブランシュ滑走成功の記述はまったく出てこない(内容は80~95歳くらいまでの滑走記)。タイトルとしてインチキであろう。
99歳、モンブラン大滑降に挑む (三浦敬三) 草思社
期せずして、同じ時期に「年齢シリーズ」を読むことになった。片や50歳、片や99歳。オレにもまだまだ遊ぶ時間はあるなぁ~と思うと、実に勇気づけられ、また楽しみにさせてくれる本である。
前者は、北海道にもゆかりの深い朝日新聞の人。山登りや山スキーをガンガンやりまくった紀行文である。
「五〇歳…山歩き」と言っても趣味的な中高年登山ではなく、中央アルプスが故郷というだけあって本格的な山行である。
後者はもちろん説明不要の山スキーの草分け。さぞ悠々自適の滑走自慢かと思いきや、「技術を指導…」「弱い人をリードしなければ…」という記述が随所に見える。本当に「現役」の人なのだ。実に凄い。あやかりたい。
ところで、本多氏は行政不信や社会の未熟さを論じ、バッサバッサと切って捨てる。その義憤には同感の部分も数多いが、近くにいたらちょっと窮屈すぎる人かも…。
また「99歳…」の方は、肝心の99歳時のバレーブランシュ滑走成功の記述はまったく出てこない(内容は80~95歳くらいまでの滑走記)。タイトルとしてインチキであろう。
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