お役所エクスプロール!後編
前編より続く。
*
ディーラーに書類を送ってから1週間。
折り返し、必要書類が送られて来た。期待通りの早さだ。
ここで滞ると、登録手続きが車検時期とビミョ~なタイミングになってしまうので、ひとまず胸をなでおろす。
さ~~、次はいよいよ陸運支局で本番だ!
後編のポイントは、次の3つである。
(4)希望ナンバーをインターネットで申請する。えっ? インターネットでできんの!? (ナンバー代+手数料で4,200円が必要)
(5)陸運支局で移転登録をする。(手数料+用紙代540円、その他税金が必要)
(6)ナンバー交付を受けて、プレートを取り付け、封カンをしてもらう。
*
ディーラーに書類を送ってから1週間。
折り返し、必要書類が送られて来た。期待通りの早さだ。
ここで滞ると、登録手続きが車検時期とビミョ~なタイミングになってしまうので、ひとまず胸をなでおろす。
さ~~、次はいよいよ陸運支局で本番だ!
後編のポイントは、次の3つである。
(4)希望ナンバーをインターネットで申請する。えっ? インターネットでできんの!? (ナンバー代+手数料で4,200円が必要)
(5)陸運支局で移転登録をする。(手数料+用紙代540円、その他税金が必要)
(6)ナンバー交付を受けて、プレートを取り付け、封カンをしてもらう。
(4)希望ナンバーをインターネットで申請する。
ディーラーから書類が届いたので、早速翌日にでも手続きに行こう!と思い、札幌陸運支局のWebサイトで手続きの確認をしていて仰天した。
なんと、希望ナンバーは事前に“予約”するものである。しかもインターネットでできる!
危ないところだった。何も知らずに明日行っちゃうとこだったよ。
早速、ページの指示に従って手続きする。手数料4,200円(普通板・ペイントなので)を、2日後までに支払う。
お役所サイトにしては手順(画面遷移)もスムーズだし、ストレスもないす。素晴らしい。
振り込みは明日、近くの郵便局にでも行ってくるか…と思って翌朝を迎えたところで、そう言えばインターネットバンキングでできるじゃん!と思い当たる。(気づくの遅すぎ)
な~んだ、というわけでこれまたネットで手続きをすると、半日ほどで入金確認メールが来て、そのメールで早くも新ナンバーが決まった。
「交付まで4日」とあるので、(窓口が混み合うという)月末にかかってしまうかな?とも思ったが、当日を入れて4営業日目から受け取れるという。実質、中2日ということである。
う~ん、ますますもって素晴らしい!
(有効期間は1カ月、キャンセルしても手数料は返還されない)
そのナンバー交付の日を「X」デーと思い定める。
(5)陸運支局で移転登録をする。
さて、その日。
あらかじめ用意しなければならない書類のうち、残っていた自分の印鑑証明を取り、札幌陸運支局へと向かう。
まずクルマを支局内駐車場に置き、敷地の外にある自家用自動車協会(ネットで希望ナンバーの予約をしたところだ)へ行って、予約時にプリントアウトしておいた受付番号と引き換えに「希望番号予約済証」をもらう。何で分かれてるんだよ窓口がよ…とちょっと思う。
*
次は、いよいよ陸運支局の申請窓口である。
支局の入口付近にある案内書で、まず移転登録の申請書類を買う。
「印紙も出しておきますか~?」と予期していなかったせりふを窓口嬢に言われ、いきなりうろたえるが、交付の手数料なのだった。用紙代と合わせて540円。
ここでもらった書類は次の3つである。
記入台で、記入例を見ながら書類を書いていく。そんなに書く項目はないのでスムーズに進む。つっかかったのは、税金の申告書に向かった時だ。けっこう込み入った書類なのに、辺りに記入例がないじゃないか…(--;)。
だいたいさ~、「移転」の際に税金が必要なのかどうかもよくわからない。戸惑ったというか、途方に暮れた。
後で知ったところでは、税金の申告・納付はまた別の場所で行うのであり、そっちの窓口にはちゃんと記入例があったのである。
その時はよくわからないので、取り敢えず書けるところだけ書いて出しちゃえ! 不足だったり違ってたりしたら教えてくれんだろ! と半分ヤケで窓口に並ぶ。
実はここも並ぶのではなく、申請票のような赤い紙を付けて、箱に入れるお約束なのであった。
言われる前に気づいてよかった…。
けっこう薄氷を踏みながら先へと進むのである。
*
15分くらい待合いのソファで待っていると、名前を呼ばれ、さっきの赤紙に「受付番号」を印字して渡される。
ここで予備審査というか書類の不備などをチェックしているらしい。
結局ここでは用無しだった税金の申告書(^^;)などは、単純に返された。
ともあれ書類は受理されたようなので、再び待合室のソファに座り込む。
この後はどうなるのか? 税金ってどうなるのか? プレートはどうするのか?と思うと先行き不透明で不安にかられる。汗がじっとりにじむ…。
陸運支局の窓口は、車庫証明を取った時の警察みたいにもっとのんびりしているかと思ったら、相当の人でごった返している。そりゃそうだ、ナンバーの登録や廃車だけでなく、車検もここでするんだから。月末や年度末は非常に混んでいると聞くが、さもありなんである。
大半はクルマのディーラーや整備工場のにィちゃん達だが、大丈夫かな?とちょっと心配しちゃうようなおばぁさんなんかもいる。
車検の申請口では、ユーザー車検らしい普通の人が並んでいたりする。相当な節約にはなるかも知れないけど、移転登録でこの苦労だもん、車検はやりたくないなぁ…と改めて思った。
*
30分くらい経ったろうか。自分の受付番号が電光板に表示されたので、赤紙を携えて交付窓口へ行った。
「HYさん…は、ナンバーが変わりますね。古いのはまだ外してませんか? じゃ外して、(入り口付近にある)向こうの窓口へそのナンバープレートを返還してハンコをもらって、それからまたここへ来てください」
という。
なるほど。
やっぱ、あっち行ったりこっち行ったりなんだな…。
(6)ナンバー交付を受けて、プレートを取り付け、封カンをしてもらう。
さっき外で見た、敷地内のナンバーを外したり付けたりする用の一角へクルマを移動し、持参のドライバーで旧ナンバープレートを外す。なんとなくドキドキする(笑)。
後部の封カンはどういう構造になっているか知らないので、ペンチを使ってかなり強引に引きちぎってしまった。原型をとどめないほど(笑)。
(そう、ナンバープレートの取り外しと装着は、自分でするのである)
これも後で知ったところでは、封カンの輪っかはもちろん、ネジなども新しいのがもらえるので、真ん中の丸い部分を壊してネジを緩めればそれでおっけーだったようだ。
外れた。
ナンバーのないクルマって、何だか無防備で恥ずかしい(笑)。
外した旧プレートを持って返還窓口へ行き、慣れ親しんだそれにサヨウナラし、ハンコをもらって再び交付窓口へ取って返す。
てっきりここで新しいプレートがもらえるのかと思ったら、そうではなかった。
「まず、向かいの自動車会館で税金の申告を行ってください(なるほど税金はそっちか…)。次に自家用自動車協会へ行ってナンバーを買ってください(えっ!! また行くのかよ!?)」
どうしてこうなのか…分業による効率化と確実化というよりは、やっぱ“ポストを増やしてるだけ”って感じがぬぐえないんですけど。
ともあれ、ここで新しい車検証が発行され、支局での手続きは終了である。
*
指示された「自動車会館」へ行くと、税務申告書の記入例もちゃんとあってホッとする。窓口も親切なおばちゃんだった。
で、書類を完成させて出す。
「税金がかかるんですけど、ご存じですか?」 知りません。聞くと、ちょっと手持ちを上回る金額だった。そんなにかかるのかよ…聞いてねぇよ…。
でも内訳を見てみると、8カ月分(今年に入ってから?)でXX円とある。オレの場合、今回新規取得したわけではないので、けっこう還付はあるのではないかと期待しておく。
納付はすぐでなくともよく、2~3週間は猶予があるらしいので、その場では支払わないことにする。
今日すべて片をつけるつもりだったけど、それは残念ながら成らずじゃった。
*
そしてようやくナンバープレートの受け取りである。
「自動車会館」から「自動車協会」までは広い敷地をはさんで端と端なのでけっこう遠いのだが、てくてく歩く。小雨がポツリと落ちた。
一番最初にも来た「協会」のカウンターで予約済証と車検証を渡し、新しいプレートとついにご対面。
「プレートを取り付けたら、もう一度おいでください」
いったん外へ出、プレートを取り付ける。封カンの輪っかの部分まで、自分の受け持ちらしい。
もう一度窓口へ行き、最後の書類を渡す。
「すぐ係が行きますので、クルマでお待ちください」
虎の巻に書いてあった通り、ボンネットを開けていると、本当にすぐに係の人がやって来た。
中を見て車台番号を確認するのだが、一瞥しただけで後ろへ。(ほんとに確認したのかなあ?)
封カンをはめるところは見ていなかったが、一瞬で終わった。カチャンとハメれば、ハマる仕組みらしい。
さあ! ついに完了! (税金を除いて)無罪放免だ!
ピカピカの新しいプレートがまぶしいぜ!
希望ナンバーを無事取得できたのも嬉しいぜ!
陸運支局へ着いてから前後1時間半くらいかかったろうか。
そして警察に赴いて最初のアクションを起こしてからまる2週間。
思えば長い旅路であった…。
ディーラーから書類が届いたので、早速翌日にでも手続きに行こう!と思い、札幌陸運支局のWebサイトで手続きの確認をしていて仰天した。
なんと、希望ナンバーは事前に“予約”するものである。しかもインターネットでできる!
危ないところだった。何も知らずに明日行っちゃうとこだったよ。
早速、ページの指示に従って手続きする。手数料4,200円(普通板・ペイントなので)を、2日後までに支払う。
お役所サイトにしては手順(画面遷移)もスムーズだし、ストレスもないす。素晴らしい。
振り込みは明日、近くの郵便局にでも行ってくるか…と思って翌朝を迎えたところで、そう言えばインターネットバンキングでできるじゃん!と思い当たる。(気づくの遅すぎ)
な~んだ、というわけでこれまたネットで手続きをすると、半日ほどで入金確認メールが来て、そのメールで早くも新ナンバーが決まった。
「交付まで4日」とあるので、(窓口が混み合うという)月末にかかってしまうかな?とも思ったが、当日を入れて4営業日目から受け取れるという。実質、中2日ということである。
う~ん、ますますもって素晴らしい!
(有効期間は1カ月、キャンセルしても手数料は返還されない)
そのナンバー交付の日を「X」デーと思い定める。
(5)陸運支局で移転登録をする。
さて、その日。
あらかじめ用意しなければならない書類のうち、残っていた自分の印鑑証明を取り、札幌陸運支局へと向かう。
まずクルマを支局内駐車場に置き、敷地の外にある自家用自動車協会(ネットで希望ナンバーの予約をしたところだ)へ行って、予約時にプリントアウトしておいた受付番号と引き換えに「希望番号予約済証」をもらう。何で分かれてるんだよ窓口がよ…とちょっと思う。
*
次は、いよいよ陸運支局の申請窓口である。
支局の入口付近にある案内書で、まず移転登録の申請書類を買う。
「印紙も出しておきますか~?」と予期していなかったせりふを窓口嬢に言われ、いきなりうろたえるが、交付の手数料なのだった。用紙代と合わせて540円。
ここでもらった書類は次の3つである。
- 移転登録申請書
- 手数料納付書(500円の収入印紙)
- 自動車税・自動車取得税申告書
記入台で、記入例を見ながら書類を書いていく。そんなに書く項目はないのでスムーズに進む。つっかかったのは、税金の申告書に向かった時だ。けっこう込み入った書類なのに、辺りに記入例がないじゃないか…(--;)。
だいたいさ~、「移転」の際に税金が必要なのかどうかもよくわからない。戸惑ったというか、途方に暮れた。
後で知ったところでは、税金の申告・納付はまた別の場所で行うのであり、そっちの窓口にはちゃんと記入例があったのである。
その時はよくわからないので、取り敢えず書けるところだけ書いて出しちゃえ! 不足だったり違ってたりしたら教えてくれんだろ! と半分ヤケで窓口に並ぶ。
実はここも並ぶのではなく、申請票のような赤い紙を付けて、箱に入れるお約束なのであった。
言われる前に気づいてよかった…。
けっこう薄氷を踏みながら先へと進むのである。
*
15分くらい待合いのソファで待っていると、名前を呼ばれ、さっきの赤紙に「受付番号」を印字して渡される。
ここで予備審査というか書類の不備などをチェックしているらしい。
結局ここでは用無しだった税金の申告書(^^;)などは、単純に返された。
ともあれ書類は受理されたようなので、再び待合室のソファに座り込む。
この後はどうなるのか? 税金ってどうなるのか? プレートはどうするのか?と思うと先行き不透明で不安にかられる。汗がじっとりにじむ…。
陸運支局の窓口は、車庫証明を取った時の警察みたいにもっとのんびりしているかと思ったら、相当の人でごった返している。そりゃそうだ、ナンバーの登録や廃車だけでなく、車検もここでするんだから。月末や年度末は非常に混んでいると聞くが、さもありなんである。
大半はクルマのディーラーや整備工場のにィちゃん達だが、大丈夫かな?とちょっと心配しちゃうようなおばぁさんなんかもいる。
車検の申請口では、ユーザー車検らしい普通の人が並んでいたりする。相当な節約にはなるかも知れないけど、移転登録でこの苦労だもん、車検はやりたくないなぁ…と改めて思った。
*
30分くらい経ったろうか。自分の受付番号が電光板に表示されたので、赤紙を携えて交付窓口へ行った。
「HYさん…は、ナンバーが変わりますね。古いのはまだ外してませんか? じゃ外して、(入り口付近にある)向こうの窓口へそのナンバープレートを返還してハンコをもらって、それからまたここへ来てください」
という。
なるほど。
やっぱ、あっち行ったりこっち行ったりなんだな…。
(6)ナンバー交付を受けて、プレートを取り付け、封カンをしてもらう。
さっき外で見た、敷地内のナンバーを外したり付けたりする用の一角へクルマを移動し、持参のドライバーで旧ナンバープレートを外す。なんとなくドキドキする(笑)。
後部の封カンはどういう構造になっているか知らないので、ペンチを使ってかなり強引に引きちぎってしまった。原型をとどめないほど(笑)。
(そう、ナンバープレートの取り外しと装着は、自分でするのである)
これも後で知ったところでは、封カンの輪っかはもちろん、ネジなども新しいのがもらえるので、真ん中の丸い部分を壊してネジを緩めればそれでおっけーだったようだ。
外れた。
ナンバーのないクルマって、何だか無防備で恥ずかしい(笑)。
外した旧プレートを持って返還窓口へ行き、慣れ親しんだそれにサヨウナラし、ハンコをもらって再び交付窓口へ取って返す。
てっきりここで新しいプレートがもらえるのかと思ったら、そうではなかった。
「まず、向かいの自動車会館で税金の申告を行ってください(なるほど税金はそっちか…)。次に自家用自動車協会へ行ってナンバーを買ってください(えっ!! また行くのかよ!?)」
どうしてこうなのか…分業による効率化と確実化というよりは、やっぱ“ポストを増やしてるだけ”って感じがぬぐえないんですけど。
ともあれ、ここで新しい車検証が発行され、支局での手続きは終了である。
*
指示された「自動車会館」へ行くと、税務申告書の記入例もちゃんとあってホッとする。窓口も親切なおばちゃんだった。
で、書類を完成させて出す。
「税金がかかるんですけど、ご存じですか?」 知りません。聞くと、ちょっと手持ちを上回る金額だった。そんなにかかるのかよ…聞いてねぇよ…。
でも内訳を見てみると、8カ月分(今年に入ってから?)でXX円とある。オレの場合、今回新規取得したわけではないので、けっこう還付はあるのではないかと期待しておく。
納付はすぐでなくともよく、2~3週間は猶予があるらしいので、その場では支払わないことにする。
今日すべて片をつけるつもりだったけど、それは残念ながら成らずじゃった。
*
そしてようやくナンバープレートの受け取りである。
「自動車会館」から「自動車協会」までは広い敷地をはさんで端と端なのでけっこう遠いのだが、てくてく歩く。小雨がポツリと落ちた。
一番最初にも来た「協会」のカウンターで予約済証と車検証を渡し、新しいプレートとついにご対面。
「プレートを取り付けたら、もう一度おいでください」
いったん外へ出、プレートを取り付ける。封カンの輪っかの部分まで、自分の受け持ちらしい。
もう一度窓口へ行き、最後の書類を渡す。
「すぐ係が行きますので、クルマでお待ちください」
虎の巻に書いてあった通り、ボンネットを開けていると、本当にすぐに係の人がやって来た。
中を見て車台番号を確認するのだが、一瞥しただけで後ろへ。(ほんとに確認したのかなあ?)
封カンをはめるところは見ていなかったが、一瞬で終わった。カチャンとハメれば、ハマる仕組みらしい。
さあ! ついに完了! (税金を除いて)無罪放免だ!
ピカピカの新しいプレートがまぶしいぜ!
希望ナンバーを無事取得できたのも嬉しいぜ!
陸運支局へ着いてから前後1時間半くらいかかったろうか。
そして警察に赴いて最初のアクションを起こしてからまる2週間。
思えば長い旅路であった…。
Comments
遠かったね。良かったね。ホッとしたね。
うんうん。
Posted by うっちぃ at 2005/07/27 13:05
Posted by おが at 2005/07/27 13:12
ちなみにナンバーは皆さんお馴染みの「あれ」です(笑)。
Posted by HY at 2005/07/27 17:21