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2005/07/06 水

北海道で東京を冷やす

開発局は六日までに、北海道の雪氷を首都圏に輸送し、冷房熱源として利用する「雪氷輸送物流システム実証実験」の概要を固めた。今冬、苫小牧東部地域(苫東)で約三千トンを自然製氷・保管し、来夏に苫小牧港から東京港へ送る。…寒冷な北海道で作った大量の氷を輸送することで、物流問題の解決に加え、首都圏での冷房用電力需要の削減効果が期待されている。

北海道新聞 経済

なんと素晴らしいアイディアじゃござんせんか。
人工的な暑さを、自然の冷たさで癒しましょう。

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Comments

なーるほどー、いいアイデアだとは思うけど
どうやって氷をオフィスビルの冷房にするんだろう?
すでに、氷を使った冷房装置ってのはhttp://www.eccj.or.jp/succase/03/c/c_103.htmlあるらしいです。都内でも実験的にやっているビルがあるらしいっす。

ただし....

氷を作るコスト、すなわち東京で氷を作る価格と、北海道で氷を貯蔵して東京に運ぶ価格を比べると、どうしても東京で作った方が安いらしい。しかも、10倍ぐらい(たしか?)違ったような気がします。

すごくいいアイデアなんだけど、市場原理の中では埋もれていってしまいそうな勢いらしいです。
このニュースのリリースでは「一トンの氷を作るのに約八百円の電気代がかかる」等とあり、氷蓄熱システムが既に実用化されていること(以前パンフを作ったことがある)や、いわゆる復荷解消などの“下地”も含めれば、別に勝算のないプロジェクトとは考えていないようです。

灼熱の新橋SL前に1トンの氷を置くだけでもかなりイイと思うけどね。
運ぶ雪の中に、北海道の魚介類を「氷温貯蔵(旨味倍増!)」してきて、その魚介類の販売代金で「雪の運送費を出す」くらいのアイディア・ミックスがないと頓挫するね(笑)<開発局の雪輸送計画

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