(12)テレ板インプレ(と言いつつパウ自慢(笑)
1/22(土)、テレ12日目は、初めて「別の板」で滑る。ニセコ343のマスターのご好意で、K2・World Piste 174をお借りすることになったのだった。
折しもひらふの朝はロンド前で3~40cmの降雪、期待が盛り上がる。マスターから板をひったくるようにしてPへと急ぐ(笑)。
旧センター4を上がり、旧6cにつくと、まだ稼動していない。ので、取りあえず五壁を降りることにする。朝一本目から五壁…きついんだってば(^^;)。
折しもひらふの朝はロンド前で3~40cmの降雪、期待が盛り上がる。マスターから板をひったくるようにしてPへと急ぐ(笑)。
旧センター4を上がり、旧6cにつくと、まだ稼動していない。ので、取りあえず五壁を降りることにする。朝一本目から五壁…きついんだってば(^^;)。
で、五壁である。
膝くらいの積雪にドロップインすると、軽い! 軽いのは、雪も軽かったが、板が妙に軽い。軽く感じる。そして驚いたことに、トップが「ぐおお」っと天に向かって突き出した。2~3ターンするうち、たまらずシリモチをつく。下手したら本当にバック転である。
トップが返って来るというか浮いて来るというか、とにかく今までのように少し後ろ気味のポジションだとぜんぜん滑れないことにすぐに気がついた。
感覚を理解するのに気を取られながら、滑り降りた。あら。さっきのシリモチ以外は転ばずに済んだ。なんとなく狐につままれたような気分であった。
K2を登ると6cが動いていたので、花3左を目指す。ここは風で吹き飛ばされたようで新雪はほとんどナシ。時々「カリっ」というようなところを滑って行くと、斜面が落ち込んだところに突如として深い吹き溜まりがあり、撃沈。うひょー、雪遊びっ。
ここがないならと、すかさず花1モーグルに降りる。
けっこう深い新雪が積もっているが、ドロップインするとすぐに底当たり。しかもかなり明瞭にコブが感じられる。パウダーのリズムで滑りたい気持ちとモーグルのリズムの現実とのギャップを埋められず、しばしば撃沈。
しかしこの雪、なんかヘンだ。踏まずともすぐに底当たりするほど柔らかいのに、少しスピードが落ちるととたんに重く感じる。この日会った友人らも、厄介だとかまとわりつくとか、それぞれの言い方で戸惑いを表現していた。
それでも雪は潤沢にあるので、3杯ほどおかわり。
花1では、あとストロベリーを1本滑った。ここで、この日同行の8の友人のテレ屋・Mさんと合流。テレマーク8年目だそうで、荒れかけた急斜面を軽やかに滑り降りて行く。
かっこええなあ。どこにも無理のない滑り、理想です。
次は花3まで戻って右を攻めようということになるが、どうせ花3を上がるなら、1本旧第7まで上ってみることにする。
この積雪、そして少し稼動開始が遅れたので、まだ結構楽しめるのではないかと思ったのだが、これが大失敗。オンコースで遭難しそうになるくらいの冷たい強風が吹き荒び、滑り始めると「アイスバーン」と「吹き溜まり」が交互にやって来る。どうにもならん。「早く降りたいよう」と周囲からも悲鳴が上がる(^^;)。ここまで極端な斜面は初体験だった…二度と体験したくない…。
と、ここまで全然板のインプレになっていないが、それは「トップが浮きすぎ」以外に、気づきがないからである(^^;)。カミさんに「板どう?」と聞かれても、「いい、けどなんか違和感がある」くらいの感じであった。
様子が分かって来たのは、この後花3右に入った時だった。
おいしいポイントの上には、だいぶ人が入ってザクザクになった緩斜面があるのだが、ここがえらく気持ちよかった。ドロップポイントまで滑ってみんなを待っていると、Mさんから「上手ですねぇ」と言われる。え?おお!望外のお誉めをいただいたぞ!
でもこれは突然腕が上がったせいではなく、板のおかげなのである。切れるんだ。乗っかってやれば、多少の荒れ地はきれいに切り裂いて行く。
花3右のドロップポイント下には、これまた結構深いのが残っていた。ここでようやく、ほぼイメージ通りに滑ることができた。途中で撃沈したけど(笑)。
雪質のせいもあるかも知れないが、この板、やっぱり深雪には厳しいようだ。(見る人が見れば滑る前から明らかなのかも知れないけど)
普通に楽しいが、浮き方はやや不測意的、ある程度慣れが必要な模様。
さて、カミさんがヘタって来たというので、仕上げに入る。
ロープトゥから花3、6B下を滑って(ここも下の方が面白かった)、もう一度6cから白樺へ。ここで8達と別れ、下界へと降りて行く。
2壁の上の方でショートターンを試してみる。できるじゃん!
自分の板ではほぼまったくできなかったのに、怖いほど切れる切れる。この時リフト上から見ていた人からもお誉めをいただいてしまったのだが、なんの、これも板のおかげである。
あんなに苦労した2壁も、けっこう軽やかに(もちろんノンストップで)降りることができたし、ラスト1本でセンター4に降りる時の悪雪バーンもとにかく気持ちよい。コブになりかけているところで、今度はコブのリズムに乗ってみるが、思ったよりは滑れる。おまけに、いつもよりは疲れていない。
一方、ロングターンしようとすると、板が切れたがる。
うーむ。なるほど。
先ほど感じていた「違和感」とは、目的と特性のズレなのだな…。
結論を言うと、めちゃくちゃ面白い板だった。気持ちよかった。オンコースでは何ら言うことなし! でも目的をオフピステに置いたら、もちろん滑ることはできるが、違和感はつきまとうにちがいない。
さて、オレはこの先、どの程度オフピステを滑るだろうか?
そこを冷静に考えると、この板は「買い」なのか「捨て」なのか、わけがわからなくなってしまったのであった。
で、「偵察編」に続く…(まだ続きがあるのかよ(^^;))。
膝くらいの積雪にドロップインすると、軽い! 軽いのは、雪も軽かったが、板が妙に軽い。軽く感じる。そして驚いたことに、トップが「ぐおお」っと天に向かって突き出した。2~3ターンするうち、たまらずシリモチをつく。下手したら本当にバック転である。
トップが返って来るというか浮いて来るというか、とにかく今までのように少し後ろ気味のポジションだとぜんぜん滑れないことにすぐに気がついた。
感覚を理解するのに気を取られながら、滑り降りた。あら。さっきのシリモチ以外は転ばずに済んだ。なんとなく狐につままれたような気分であった。
K2を登ると6cが動いていたので、花3左を目指す。ここは風で吹き飛ばされたようで新雪はほとんどナシ。時々「カリっ」というようなところを滑って行くと、斜面が落ち込んだところに突如として深い吹き溜まりがあり、撃沈。うひょー、雪遊びっ。
ここがないならと、すかさず花1モーグルに降りる。
けっこう深い新雪が積もっているが、ドロップインするとすぐに底当たり。しかもかなり明瞭にコブが感じられる。パウダーのリズムで滑りたい気持ちとモーグルのリズムの現実とのギャップを埋められず、しばしば撃沈。
しかしこの雪、なんかヘンだ。踏まずともすぐに底当たりするほど柔らかいのに、少しスピードが落ちるととたんに重く感じる。この日会った友人らも、厄介だとかまとわりつくとか、それぞれの言い方で戸惑いを表現していた。
それでも雪は潤沢にあるので、3杯ほどおかわり。
花1では、あとストロベリーを1本滑った。ここで、この日同行の8の友人のテレ屋・Mさんと合流。テレマーク8年目だそうで、荒れかけた急斜面を軽やかに滑り降りて行く。
かっこええなあ。どこにも無理のない滑り、理想です。
次は花3まで戻って右を攻めようということになるが、どうせ花3を上がるなら、1本旧第7まで上ってみることにする。
この積雪、そして少し稼動開始が遅れたので、まだ結構楽しめるのではないかと思ったのだが、これが大失敗。オンコースで遭難しそうになるくらいの冷たい強風が吹き荒び、滑り始めると「アイスバーン」と「吹き溜まり」が交互にやって来る。どうにもならん。「早く降りたいよう」と周囲からも悲鳴が上がる(^^;)。ここまで極端な斜面は初体験だった…二度と体験したくない…。
と、ここまで全然板のインプレになっていないが、それは「トップが浮きすぎ」以外に、気づきがないからである(^^;)。カミさんに「板どう?」と聞かれても、「いい、けどなんか違和感がある」くらいの感じであった。
様子が分かって来たのは、この後花3右に入った時だった。
おいしいポイントの上には、だいぶ人が入ってザクザクになった緩斜面があるのだが、ここがえらく気持ちよかった。ドロップポイントまで滑ってみんなを待っていると、Mさんから「上手ですねぇ」と言われる。え?おお!望外のお誉めをいただいたぞ!
でもこれは突然腕が上がったせいではなく、板のおかげなのである。切れるんだ。乗っかってやれば、多少の荒れ地はきれいに切り裂いて行く。
花3右のドロップポイント下には、これまた結構深いのが残っていた。ここでようやく、ほぼイメージ通りに滑ることができた。途中で撃沈したけど(笑)。
雪質のせいもあるかも知れないが、この板、やっぱり深雪には厳しいようだ。(見る人が見れば滑る前から明らかなのかも知れないけど)
普通に楽しいが、浮き方はやや不測意的、ある程度慣れが必要な模様。
さて、カミさんがヘタって来たというので、仕上げに入る。
ロープトゥから花3、6B下を滑って(ここも下の方が面白かった)、もう一度6cから白樺へ。ここで8達と別れ、下界へと降りて行く。
2壁の上の方でショートターンを試してみる。できるじゃん!
自分の板ではほぼまったくできなかったのに、怖いほど切れる切れる。この時リフト上から見ていた人からもお誉めをいただいてしまったのだが、なんの、これも板のおかげである。
あんなに苦労した2壁も、けっこう軽やかに(もちろんノンストップで)降りることができたし、ラスト1本でセンター4に降りる時の悪雪バーンもとにかく気持ちよい。コブになりかけているところで、今度はコブのリズムに乗ってみるが、思ったよりは滑れる。おまけに、いつもよりは疲れていない。
一方、ロングターンしようとすると、板が切れたがる。
うーむ。なるほど。
先ほど感じていた「違和感」とは、目的と特性のズレなのだな…。
結論を言うと、めちゃくちゃ面白い板だった。気持ちよかった。オンコースでは何ら言うことなし! でも目的をオフピステに置いたら、もちろん滑ることはできるが、違和感はつきまとうにちがいない。
さて、オレはこの先、どの程度オフピステを滑るだろうか?
そこを冷静に考えると、この板は「買い」なのか「捨て」なのか、わけがわからなくなってしまったのであった。
で、「偵察編」に続く…(まだ続きがあるのかよ(^^;))。
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