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2004/09/28 火

ユビキタスの偉い人

ちょっと機会あって、東大の坂村健先生の講演を聴いて来た。

「トレーサビリティ」など話題や効能の話が先走りしているが、日本として「何のためにやるのか?」を明確にして取り組むことが重要、という大きなお話で、たいへん刺激を受けて来た。

ところでユビキタスとは「神様は遍在する」という非常に難解な言葉なんだけど、盛んに言い出したのは坂村さんだという。その理由は、「Pervasive computing、Invisible computing、Calm computingといろいろ類語がある中で、ユビキタスが日本語(カナ)で最も言い表しやすいから」。

まあ、頭いい人は考えることが違うわい、と思った次第。
なんとなく、姿かたちや雰囲気が、某ひろ*先生に似ている。

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Comments

私も何度か講演を聴いたことがあります。面白いよねぇ。口の悪い人に言わせると、花火しか打ち上げないとか言われているんだけど、坂村さんはちゃんと自分の役割がわかっているんでしょう。ちなみに坂村さんが言い出したのは、ユビキタス(ラテン語だっけ?)ではなくて「どこでもコンピュータ」という言葉です。実際の意味は似ているけれども、彼が言い出したというのは少しばかり抵抗があるなぁ。
「言い出した」のではなくて「盛んに言い出した」と…講演で具体的にどんな言い方をしたかは覚えてないのですが、日本国内でその単語を多く使って広めた、というニュアンスでした。
誤解を招く表現ですまん。
いやいや、私も前に「ユビキタスは私が言い始めた言葉(かなり意訳)」と坂村先生が言っていたのを聴いたことがあるから、HYが間違っているわけではないと思いますぜ。

ちなみに、坂村先生と村井先生は犬猿の仲と言われていますが、前の職場の学長さん(Mozilla Japan の代表理事)の卒業研究室OB同士だとのことです。
村井先生には、二度ほど差し向かいで薫陶を受けたことがありますが、声がものすごいでかい人でした。(頭もでかかったけど)
まぁ二人とも、リーダーだからね。

(そういや、クライアント先のリーダーさんが講演の後坂村さんと呑んだらしいが、意気投合できたろうか? ちょっと気になる(笑))

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