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2010/01/30 土

札響@シベリウス

楽しみにしていた曲目がついに懸かったので、1年ぶりにkitara大ホールに行って来た。
シベリウスの「交響曲第2番 ニ長調」。
大好きな曲なんである。
いつぞや札幌交響楽団の定期にシベリウスがかかったらぜひ、と書いたことがあるが、その機会が訪れたんである。
ハンパな演奏したら泣くぞゴルァ!くらいなモンである。

指揮はイギリス人の若手、ジョセフ・ウォルフという人。「将来が極めて嘱望される若手指揮者」とプログラムにあるが、どのくらい若手なのか生年月日が書かれていないし、ネットでちょこっと調べた限りでもわからない。年齢を隠しているのか?(違)

で、楽しみにしていたんだけど、仕事の会議が長引いて序曲(ベルリオーズの「海賊」…聴いたことない)とコンチェルト(メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」…こっちは誰でも知っている。しかもソリスト(代打)は韓国の美人大学院生だ)は聴き逃してしまった。

(会議…17:15開始に変更になった時に嫌な予感がしたんで、その時言下に断ればよかったorz)

なので、休憩時間に入場して、イキナリのメインディッシュ。

そのせいもあるか、英国人の若手だからか(←だったらどうなのかわかって言っているわけではない)、もうひとつな演奏だった。

よく言えば一歩ずつ踏みしめるような、悪く言えばおっかなびっくりな感じで、音楽が流れでなく構成要素で聞こえてくる。シベリウス独特のヘンテコリンさの方がむしろ目立っちゃった気がする。曲とオケを掌握し切っていないのではないか。てか、もっと肉食った方がいいんじゃないか。

途中で飽きちゃった。もっと滔々と流れる大河のように、聴いてるオレを運んで欲しかったのよ。

エンディングは素敵だったけど(tuttiは上手いのよ、tuttiは)。


(2010/3/7追記)

ウォルフという人、コリン・デイヴィスのご子息なんですって??

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