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2009/08/29 土

長丁場

脚もだいぶできたので、今回は少々長丁場で無意根山(1,460.2m)。
昨年残雪期に歩いた豊羽元山からの夏道を辿ってみようという計画である。
昨年は道迷い(笑)もあって所要7時間半。今回は雪上のようにまっすぐは歩けないけど、もっと早いだろうと思っていたら、冒頭からつまづいた。

鉱山跡から2kmほど手前で、一般車通行止めのゲート。少し先で軽いガケ崩れがあり、せき止めているらしい。
8:00ちょうど、ゲート手前の待避所にクルマを止めて歩き始めるが、さっそく片道30分(往復1時間)のロスである。これは小さくない。

折しも寒冷前線が通過した直後。徐々に晴れると見込んではいたが、風がごうごうと吹いている(もっとも、ほとんど林間か背丈をはるかに超えるヤブの間の登山道なので、風が直接体に当たることはない)。気温も上がらないし、「これで雨に降られた日にゃー低体温症にもなるわな」と話しながら歩く。

写真のように、稜線はさながら吹雪のような風景だった。

それでも時折青空が覗くし、ヤブの間からちらと見えた大沼などもきれいだった。

山頂直下まで来ると、辺りが見渡せるようになる。雲が目線より低い。羊蹄の頭も雲の中。

11:40(登り3時間40分)、ピーク手前の祠のあるスペースで昼食。

お湯をわかして具を入れ、煮切ってしまう感じのインスタントパスタ。

ま、山で食べればなんでも旨いってことで(笑)。


12:30、再び歩き始め、ピークを軽く踏んで来た道を戻る。
泥などに足を滑らせながら気をつけて下る。眺望もないので、淡々と歩く。
歩くことそのものが楽しいのである。

最後のアスファルトが足に来つつ、15:55クルマに帰還。
もっと早いだろうとか思ったのに、終わってみれば前回よりさらに長い7時間55分の歩きだった。

いやー充実。

この頃には、夏空がちょっとだけ戻っていた。


過去の無意根山
2008/5/10
2004/8/12

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