数学者が仏教を語る
と、こうなる、という本。
「十万億土」や、「弥勒による56億7千万年後の救済」といった途方もない巨大単位への想像力。
「曼陀羅に隠された黄金比」や、「薬師寺の設計に使われているサイクロイド曲線(最速降下曲線)」に見られる造形への感受性。
そして3×3(九品)、5×5(25菩薩)、7×7(49日)…などに見られる素数や乗数への傾斜。
仏教世界には、このように時には高等数学に属するような数の不思議が満ちている、というお話である。
ただしこれは、別に仏教世界がスゴイということではなく、数学世界が人間の認識機構から宿命的・必然的に導かれるものである、ということなんでしょうねぇ、きっと。
「冥途の旅はなぜ四十九日なのか」 柳谷晃 (青春新書INTELLIGENCE)
「十万億土」や、「弥勒による56億7千万年後の救済」といった途方もない巨大単位への想像力。
「曼陀羅に隠された黄金比」や、「薬師寺の設計に使われているサイクロイド曲線(最速降下曲線)」に見られる造形への感受性。
そして3×3(九品)、5×5(25菩薩)、7×7(49日)…などに見られる素数や乗数への傾斜。
仏教世界には、このように時には高等数学に属するような数の不思議が満ちている、というお話である。
ただしこれは、別に仏教世界がスゴイということではなく、数学世界が人間の認識機構から宿命的・必然的に導かれるものである、ということなんでしょうねぇ、きっと。
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