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2009/06/24 水

衝撃のニュース

今朝の道新によると、いつぞやコキおろしたことがある「夕張夫妻」が、「カンヌ国際広告祭」のプロモーション部門で最高賞のグランプリ、PR部門でも準グランプリに当たる金賞を受賞したという。

なんとまあ…。

ヨーロッパ人が好きそうなキャラだし、ユニークさは(独自性という意味だが)あるわな。
「同市が抱える「負債」と、離婚率が全国でも最低水準とされる同市にちなんだ」というあたり、根拠はあるわな。
「同市や夕張リゾートなどが協力し、夫婦円満の証明書を発行する架空の「夫婦円満課」を市役所やホテルに設置、土産品の包装紙にも使っている」というあたり、それなりに施策の一貫性はあるわな。
なんたって世界的な話題なんだから、結構なことだわな。

だがしかし。

どんなフットライトを浴びたとしても、このキャラのキモ感とバカにされた感、夕張で遊ぶなコノヤロー感は払拭されない。

今後カンヌ国際広告祭といえば「ああ、夕張夫妻の…」とナナメから見るようになるだろうし、当該クリエイターを尊敬することもないだろう。

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Comments

同感。夕張でも受け入れられているのが不思議だよね。
カンヌはね・・・。今、「和モノ」が流行なんですよ。和を理解し、きちんと評価できるかどうかで、「粋」かどうかが決まるという。特に漢字やカナ文字を使ったタイポグラフィなんかは評価が高いらしい。

まあ、私に言わせりゃ、戦国大名の茶の湯みたいなもんですわ。ただヨーロッパ人は、日本人と違って、すぐに飽きたりしないから、当分この傾向続くんじゃないでしょか。
お、たかはまさん久しぶり。
なるほどねぇ、ジャポネスク。もっぱら戦略面が評価されたのかと好意に解釈していましたが異国情緒なのかね。

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