一流の条件
率直に言って、サッカーに関心がない。
一時関心を持とうと思ったけど(現・味スタにコンサを応援に行ったりとか、鹿嶋スタジアムにブラジル戦を見に行ったりとか)、どうも向いていないらしい。
たまにA代表戦くらいはTVで見るけど…ハーフタイムに消したりする。
まあ仕方ないっしょ。
一時関心を持とうと思ったけど(現・味スタにコンサを応援に行ったりとか、鹿嶋スタジアムにブラジル戦を見に行ったりとか)、どうも向いていないらしい。
たまにA代表戦くらいはTVで見るけど…ハーフタイムに消したりする。
まあ仕方ないっしょ。
「察知力」 中村俊輔 (幻冬社新書)
そんな感じだけど、なんとなくタイトルに惹かれて…というか立ち読みしていて俊輔が幼少時のエピソードを語っていたのに惹かれて買ってみた。
察知力…それは言われる前に状況を察知して先取りする力。
カントクの意図を察知して自分の役割を理解する。
チームメイトの意図を察知して自分のプレーをいち早く始動する。
キャリアの中で自分に足りないものを察知して身につける。
…とまあそんな具合。もちろん、幼少時からセルティックでMVPになるまでのエピソードやその間に感じたことごとも満載。超一流ってのはこういう考え方や行動をするのかと、なかなか面白く読めるのは間違いない。
察知力という言葉を俊輔が使ったのか、それを構成の人(寺野典子氏)がキーワードとしてふくらましたのかわからないけど(時々牽強付会がある)、スポーツにせよビジネスにせよ、少しだけ先回りして相手を理解し、少しだけ先取りして相手を助けるのは基本だし極意だろう。
あ、そういや、最近仕事で関わりのあるR社のU氏を思い出した。
なにごとも待ちの姿勢でお膳立てを求める。(若いヤツの特徴かね?)
イカンね。それじゃ仕事が進まないしR社の評価にかかわるよ。
えーとそれはともかく、俊輔サスガですね、こういう本をサッカー少年は読んだらいいよねと思いつつ、凡人はそういう話を聞いてもへぇと思うだけだし、天才はそういう話を聞かなくても前へ前へと実践するのではないか。
とすると、(こういう一流の人が書いた啓蒙書はあまた存在するけど)一流への啓蒙書ってものはありようがなくて、やっぱ単に立志伝があるだけなんだろう。
…なんつて。
こういう読み方、シニカルかなあ。
ちょっといま、風邪っぽいんで勘弁してください(笑)。
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