イヤなヤツほど仕事ができる
「スティーブ・ジョブズ 神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか」 竹内一正 (経済界)
ネットなどでウワサを聞くにつけ、スティーブ・ジョブズは相当に「イヤなヤツ」らしい。
この本、その「イヤなヤツ」っぷりを余すところなく?書き出したものなのである。
無情である。ジコチューである。傲慢である。他人のテガラを横取りする。約束を守らない。幼児的に激する。言い出したら聞かない。
部分的にそんなヤツなら何人か見たことがあるが、どうも、かれらを全部足した(頭数で割らない)よりなおイヤなヤツっぽい。
凄いヤツだ。
世の中で大成するのは、なにしろ「強い欲求」を持った人間だ。逆境にあっても決して日和らず、たとえ飢え死にしようがガンとして節を曲げないヤツが“勝つ”(必ず勝てるわけではないが)。
この本、そんなヤツからビジネス(成功)のヒントを読み取ろうというものなのである。
早さ。強腕さ。厚かましさ。冷徹さ。情熱(と説得力)。諦めない。「できない」と言わせない。自分では手を下さない。
だが、そんな希代の“天才”から学べるものではない。学んだってうまくいくハズがない。そんなヤツにもし出くわしたら、「すいません、負けました」と言ってすごすごと立ち去るしかない。イヤですよ、オレは。
*
とか言いつつ、感心した言葉があったのでメモ。
Macintosh発売に関しての発言との由。
「他人のためにマックをつくっていたわけじゃない。自分のためにつくってたんだ。マックがすごいかどうかは私が判断する。市場調査をするつもりなんかなかった。グラハム・ベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい? するわけないじゃないか」
凄いヤツだ。
無情である。ジコチューである。傲慢である。他人のテガラを横取りする。約束を守らない。幼児的に激する。言い出したら聞かない。
部分的にそんなヤツなら何人か見たことがあるが、どうも、かれらを全部足した(頭数で割らない)よりなおイヤなヤツっぽい。
凄いヤツだ。
世の中で大成するのは、なにしろ「強い欲求」を持った人間だ。逆境にあっても決して日和らず、たとえ飢え死にしようがガンとして節を曲げないヤツが“勝つ”(必ず勝てるわけではないが)。
この本、そんなヤツからビジネス(成功)のヒントを読み取ろうというものなのである。
早さ。強腕さ。厚かましさ。冷徹さ。情熱(と説得力)。諦めない。「できない」と言わせない。自分では手を下さない。
だが、そんな希代の“天才”から学べるものではない。学んだってうまくいくハズがない。そんなヤツにもし出くわしたら、「すいません、負けました」と言ってすごすごと立ち去るしかない。イヤですよ、オレは。
*
とか言いつつ、感心した言葉があったのでメモ。
Macintosh発売に関しての発言との由。
「他人のためにマックをつくっていたわけじゃない。自分のためにつくってたんだ。マックがすごいかどうかは私が判断する。市場調査をするつもりなんかなかった。グラハム・ベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい? するわけないじゃないか」
凄いヤツだ。
Comments
只今、実感しておりまする。。。
Posted by ASKA at 2008/12/17 12:29
それとも自分がそうなのでイヤになる、ということですか?
Posted by H氏 at 2008/12/17 13:00
市場調査をしないというはなしは結構有名なんだけど、実は他人からの評価はとても気にするらしいです。
なんにしても、自分の技術力がないために、ウォズニアクの技術力を世に出して、自分の手柄にするというところからして、かなりイヤなやつですな。天才的にイヤなやつです、ええ(笑)。
Posted by おが at 2008/12/17 13:46
Posted by hiroshi at 2008/12/17 13:57
それで怒りっぽいのかも知れませんな。
>イヤではないけれど
その辺がhiroshiだなぁ。普通じゃないっていうか…(笑)。
Posted by H氏 at 2008/12/17 20:14
Posted by hiroshi at 2008/12/18 00:06
イヤな奴に「すいません、負けました」とすごすごと立ち去る事ができない自分が歯がゆいのです。
踊らされているのでありまする。
Posted by ASKA at 2008/12/18 00:34