地図のおべんきょー
以前読んだ地図の本はどっちかというと学術的なウラ話集でしたが、これは実用のための手引き集。
地図(地形図)の基礎知識から始まって、コンパスやGPSの使い方、地図の活かし方(ナヴィゲーション)に至るまで一通りのことを教えてくれます。
地形図の読み方について、「送電線が折れているところには柱が建っている」とか(※1)、尾根筋などに等高線のふくらみがあったら、明示されていない「隠れたピーク」があることが多いなど、ちょっとした目ウロコが随所にあります。
また、日欧ではコンパス(ベースプレートコンパス)の本質的な使い方が違うのに取説にはヨーロッパ流儀の使い方しか書かれていない(※2)とか、「地図が読めない女」「地図をまわして見るのは読めてない証拠」とかの“常識”が正しくないこと、なども勉強になります。
ためになる本です。
ただ、紙数に比べて内容が濃いんでしょうね、活字や図版がやたらに小さくて、おぢさんにはキツいっす。
全ページカラーなのもいいんですが、文字色と地色のコントラストが低くてでんでん読めない部分もあります。
その辺は残念ですねぇ。
※1
直線にポツポツが送電線の印で、そのポツポツのところに柱(塔ですかね)があるわけではないということは知っていましたが、その線が折れているところには必ず柱があるというのはコロンブスの卵だった。
※2
(簡単に書くと)コンパスで行き先への角度を決め、それに従ってまっすぐ歩く、のがヨーロッパ流儀。これに対して日本の登山道は急で曲がりくねっているので、むしろ目印を使った現在地同定に主眼を置いた方がいい、というようなお話です。(同感)
冬山なら、ある角度に向かって真っ直ぐ歩けるからまだいいんですけどね。
地図(地形図)の基礎知識から始まって、コンパスやGPSの使い方、地図の活かし方(ナヴィゲーション)に至るまで一通りのことを教えてくれます。
地形図の読み方について、「送電線が折れているところには柱が建っている」とか(※1)、尾根筋などに等高線のふくらみがあったら、明示されていない「隠れたピーク」があることが多いなど、ちょっとした目ウロコが随所にあります。
また、日欧ではコンパス(ベースプレートコンパス)の本質的な使い方が違うのに取説にはヨーロッパ流儀の使い方しか書かれていない(※2)とか、「地図が読めない女」「地図をまわして見るのは読めてない証拠」とかの“常識”が正しくないこと、なども勉強になります。
ためになる本です。
ただ、紙数に比べて内容が濃いんでしょうね、活字や図版がやたらに小さくて、おぢさんにはキツいっす。
全ページカラーなのもいいんですが、文字色と地色のコントラストが低くてでんでん読めない部分もあります。
その辺は残念ですねぇ。
※1
直線にポツポツが送電線の印で、そのポツポツのところに柱(塔ですかね)があるわけではないということは知っていましたが、その線が折れているところには必ず柱があるというのはコロンブスの卵だった。
※2
(簡単に書くと)コンパスで行き先への角度を決め、それに従ってまっすぐ歩く、のがヨーロッパ流儀。これに対して日本の登山道は急で曲がりくねっているので、むしろ目印を使った現在地同定に主眼を置いた方がいい、というようなお話です。(同感)
冬山なら、ある角度に向かって真っ直ぐ歩けるからまだいいんですけどね。
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