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2008/10/18 土

憂いの大ズモー

大相撲九州場所(11月9日初日)の前売り券の出足がいい。期間中の土、日曜日の券は8割近くが売れた。集客に苦戦する最近の九州場所だが、大麻問題や八百長疑惑、力士死亡事件裁判など土俵外の話題が呼び水となっている様子だ。

asahi.com(朝日新聞社):大相撲九州場所、前売り券好調 土俵外の話題呼び水? - スポーツ


なんだか皮肉ですな~~(笑)。

中でも「八百長疑惑」がワイドショーを賑わせているようだけど、大相撲ファンの一人としてひとこと言いたいのはなんで八百長しちゃいけねーの?ということに尽きる。

何事もないと信じているファンへの裏切り行為と言えば確かにそうだが、そこに下手な作為しか感じないなら大枚はたいて見る人間がいなくなるだけだし、作為よりも感動を覚えるならばそれは一級のエンタテインメントということでいいだろう。

あのような閉鎖コンテンツの中で力士同士が好きでカネのやりとりをすることよりも、それによって「週刊誌が売れる」ことの方に、むしろ話を読み解く鍵があるのではないのか?

新聞で誰かが「相撲協会は告訴すべきではなかった」と言っていたが、同感だな。


(2008/10/20追記)

上の文章を読み返してみたらなんだか大ズモーを擁護しているみたいだけど、そういう意図はないので念のため。
(大ズモーはもっとしゃんとすれ、というのが基本)

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Comments

ん~相撲を競技と興行と神事のどの辺にバランスするかは難しい所なんだけど。
文部科学省直轄の公益法人として税制の優遇とか受けてる身としては、表だっての八百はやっぱりダメでしょー。
管理団体としてはルールも一応あって競技としての側面が強いわけだから。
興行法人として独立するか経産省の直轄ならOKかも。
現実としては昔からヤオの話はあったしレヴィットなんかにも数学的にヤオは証明されちゃったりしたけど
ダブル(トリプル?)スタンダードがあるのは日本的といえばそうなんだけどね。

・・いっそのこと初っ切りをファイティングオペラにして2時間枠にしちゃうとか(^^;;
数学的に証明(笑)。
それって、パラメータがたまたま相撲だっただけで、人類に共通する特性っていう話ではないの?

レヴィットというのは「ヤバい経済学」? ちょっと面白そうな本です。
レヴィットは「ヤバい経済学」です
経済って言うより統計かな?って本だったんですが

凄い端折ると千秋楽で7勝7敗の力士の勝率が8割にもなっていて、とてもヤオをやってないとはいえないって言う内容。

ヤオを暴露した力士二人が謎の死を遂げてるなんて言うのも書いてあった、
確か同じ病院だったんだよこの件。

他にも面白い話が色々あるんでお勧めです

レヴィットあたりを入り口にしてクルーグマンとかスティグリッツに行くと経済もちょっと面白いかも
クルーグマンってノーベル賞取ったよね。
関係ブログでは賛否両論みたいだけど…。

深追いはしないでおきたいと思います(^^;)。
クルーグマンは今年ようやく取ったんだよね、
スティグリッツも何年か前に取ってる筈。

二人とも現政権やシステムに厳しい人だから評価は分かれるかなぁ。

文章も平易だし読みやすくて良いんだけどね。

今動いてる世界恐慌とか先行して理解出来るんで
良い感じです

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