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2008/10/13 月

とあるアニバーサリー(1)

ちょっと小さくない節目を迎えたので、自分にビッグなプレゼントを企画しました。
(いえ、アニバーサリー自体はかなり前に過ぎているので、お気遣いなく(^^;))


※以下長文につき、興味ない方は開かない方がいいと思います。
人間ドックです。
まあ後半生、憂いなく過ごせたらいいなというわけで…。

特にリサーチもせず、近いし新しいからいいかと思って「琴似メディカルサポートクリニック」というところに予約。
1カ月半くらいの待ちでした。

予約してから間もなく、大きな宅配便が届きました。事前に聞いていた検便容器にしては大きい(そりゃそうだ)。なんだろうと思って見ると、検査の前日に食べる指定食料、下剤のたぐい、喀痰容器、それに検便容器なのでした。
これを見ただけでちょっとひるむというか、早くもげんなり…。

*

忘れていた頃、その前日がやって来ました。
朝食。レトルトの「和風粥」。粉末のみそ汁もついています(3mm角の豆腐入り)。

まっずー(==;)。1日、こういう調子で過ごさなくてはならんのか…。

昼食。レトルトの「中華粥」。味は中華ですが、もはや具はありません。粉末のすまし汁つき(3mm角の(ry)。
飢えに耐えられなくなった時のために、おやつもついています。カロリーメイトらしき物体と粉末ジュース。

晩飯。なんと、コーンポタージュのみ…(寂)。

この間に、大量の水とともに下剤各種(6種類くらいあった)を飲みます。
すぐ出てくるのかと思ったら、この日はとうとう出ずじまいで(お腹は苦しい)、夜中に数度起き出すハメになります。

後で述べる肛門姦にもヤラレタけど、この前日のストイック過ぎる生活がつらかった。

*

さて当日の朝。軽く憂鬱です。
もう食事はダメ。代わりに水薬(これも下剤らしい)を1リットルほど飲みます。
トイレに行っても、もう固形物は出ません。純粋な水便って不思議感覚ですなー(笑)。

歩いて病院に着くと、ちょっと小じゃれたマンション、いや老人福祉施設のようなロビーを通って個室に通されます。場末の新しいシティーホテルのような一室です。
TVはありましたが衛星放送は見られません。無線LANもありません。待ち時間には有線を聞きながら医療小説(ナイチンゲールの沈黙(笑))を読んでいました。

もっとも、待ち時間はそんなにありません。次から次へじゃ忙しすぎるからちょっと待ってね、というくらいの感じです。

シッコを取り(今年はちゃんと残しておきました)、検査服に着替えます。

検査室を行き来する通路は普通の外来の待合いからも見えるので、この姿、軽く恥ずかしいですな。
採血、医師から胃/腸カメラの事前説明、超音波(エコー)診断と健診は走り始めます。

(エコーでは「きれいですねー」と言われました。大抵、病気ではないが顔で言えばホクロのような特長があるもんだが、なんにもない、だそうだ)

続いてMRI。頭と腰部を1時間弱みっちり。そういえば事前のアンケートに「じっとしていることができますか?」てな項目があったっけ。できない人もいるんだべな。

続いて一般検査。
身長体重、眼圧・眼底写真、肺活量など。

検査開始から2時間半、いよいよ胃カメラの時間です。
実は初めてなんです。
いろいろと辛い体験談を聞いているけど、今回は経鼻…つまり5mm径くらいのカメラを鼻から入れるとのこと。(選択する)

鼻に麻酔薬を吹き込まれます。麻酔が効いている時にツバを飲み込むと気管に入って危険なので、ティッシュに出してくださいと脅されます。
管が入って来ます。ちょっと苦しい感じはするけど、心配したほどではありませんね。

(胃の入り口付近に軽微な炎症があるけど大きな異常はないとのこと)

朝のうちはいろいろ医療器具や看護師さんの顔色を観察する余裕があったのですが、この頃になるとくたびれて来て、もう言われるがまま。思考力そのものがない感じです(低血糖の影響もあると思われる)。

ほぼ続けて、いよいよ本日のハイライト、大腸検査です。
これも初めてなんです。

ここ、さすがに新しいだけあって(?)キャワイイ系の看護師さんが多いんです。その皆様の前で、下半身丸出しであたしの恥ずかしい姿を見せることになるのかと覚悟していたんですが、違うんですな。
「部屋に紙パンツがありますので、穿き替えておいてくださいね」という。
見ると、確かにステテコくらいの形の青い紙パンツが用意されていました。前ではなく、ケツが割れています(笑)。

なーるほど。少なくとも下半身丸出しにはならなくていいんだ。
(医師も、マスクとかしてないんですな)

しかしこれは苦しかった。なんの目的か、看護師さんにお腹をぐいーんと押されたままソーニューされて行く。
直腸から大腸を通り、盲腸付近まで行ったあと抜きながら観察するそうな。
頭上に、その様子が映し出されたディスプレイが見えます。自分のおケツの中の状況を液晶画面で見る不思議。
(あとで、撮影した画像の一部をもらえます。なんか、なまめかしいですな(笑))

いやーしかし、さすがにこれには消耗した。もう抜け殻でした。

さらにCTでまた頭と腰部、胸部レントゲンと検査が進んだところで、着替えてよいとお達しがありました。はぁ。やれやれ。
ここまで4時間余りでした。

*

着替えて、ロビーに置かれていたジュースやクッキーなどをこそこそと物色していると、早くも検査結果の説明に呼ばれます。

さて結果。

癌の指数など検査数値の1/3くらいはまだなんですが(3週間くらいで郵送されるらしい)、「悪玉コレステロール」の数値が結構高い。(実は、オフクロ様や妹も同様…こりゃ遺伝だねぇ)

が、それ以外は目立った異常はなかった。

胃や大腸の画像、エコーの画像、脳血管の状態などを見る。全然異常なし。

医師が「普通なにかあるんですけどねぇ」「なんかあってくれた方がいいんですけどねぇ」とかいう。言いたいことはわかるので笑ってスルーしたけど、これって暴言だよねぇ?(笑)

「まあ、私だったら安心しますね」

という決めぜりふとともに、ようやく放免となりました。

帰りには、軽食(サンドイッチと飲み物)をくれました。
フツーの食事って、ほんとに旨いなぁ…(しみぢみと涙)。

*

ところで気になる料金は、大台を出したらちょっとお釣りがくるくらい…とでも書いておこうかな。「癌ドック」にMRI(脳)のオプションをつけた、という感じのコースだったと思う。

ほんとは、事前のアンケートにも書いた内容も踏まえて、もっと子細に情報を検討してくれることを期待していたんだけど、結構淡泊だったかな。

いつぞや受けた頭痛の検査の時ほどアッサリはしていなかったけど。

結局料金も、機器をまわすコストなんであって、医師が手間暇と心を十二分にかけてくれるということではなさそう。

結論としては、このくらいの健診であれば、MRIにかかりたいなら「頭が痛いんですけど」と言って、また胃カメラ健診をしたいなら「胃が痛いんですけど」と言って、保険で診てもらった方がよさそうですな。

ま、節目なので受けてみましたが、なにごともなくてよかったです。
二度目は50年後だな(受けないって)。

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Comments

なんかあると、保険が適用になるから大幅に支払額が減らせるんですよ。なので、お医者さんはそう言うのが一般的?なんじゃないですかね。
保険のおばちゃんも、なんかあれば生保で出ますよ!とよく言っております。
おいらも、今年あたり考えるかな。。。
よかったですね.長生きできますね.
元気で何より。あと4年で追いつ... けません :D
何もなくて何より。
健康はお金では買えませんからねぇ(笑)
みなさまありがとうございます。
そうねぇ、ただ長生きするだけじゃなくて、元気に行けたらいいんだけどね…。

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