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2008/07/07 月

湿潤療法

先週、ちょこっと怪我をしました。
なに、血ィがにじむ程度の軽いのだったんですが、「やった、これは実験ができる!」と、痛みよりもうれしさがこみ上げてきたのでした(^^;)。

(makoっちゃんの反応と似てるかも?w)
※注:当然ながら、このエントリは個人的な体験を書いたものであり、療法を薦めるものではありません。


クライアント先の会議室。
机を避けて壁際の狭いところを歩いていたら、そこに出っ張っていたストーブ用のダクトと思われる金属の部品に、向こうずねをガツーンとぶつけてしまいました。
久々に星が舞ったょ。
会議中にそっと触ってみると、血ィがにじんでいました。

でも痛いというより嬉しい。(変態?(笑))

普通ならマキロンでも塗ってガーゼかバンドエイドでも当てておくところですが(いや、モロ出しでほっぽっておいても治る程度なんですが)、今度なにかあったら、友人のmakoっちゃんやカミさん(の友人の看護師さん)が言っていた「湿潤療法」を試してみたい、と思っていたからなんです。

家に帰って早速、サランラップに白色ワセリン(ツルハで230円とかだった)を塗り塗りし、傷口に貼り付けます。
ま、これだけです。

しばらく放っておくと、傷口から血とも体液ともつかぬものがじくじくと流れ出していて、けっこう凄い風景です。
漏れ出さないように、ちゃんとテープで止めとかないとね。

このじくじく、バイキンと体内の成分(白血球とか?(^^;))とが闘っているイメージあるよね? でも実はそうではなく、再生組織が集まっているのだそう。ガーゼなどを貼って乾かすのではなく、こうして湿ったままにしておくことで、組織の流通と皮膚の再生を妨げないのだという。

ポイントは3つあります。
  • 傷口を乾かさない。
    再生組織の流通を妨げないこと。「直接ガーゼ」は絶対NG。
  • 消毒液などを塗らない。
    消毒液は、その再生組織をむしろ先に殺してしまう。汚れている場合は水で洗い流すが吉。
  • 生兵法は禁物。
    傷の原因や程度によっては適切な治療でない可能性がある。また、まだ賛否両論のある確立された治療法ではない。自己判断でなく、まずは医師にかかるべき。

で、1日1回(今のように暑い時期なら数回)、交換するだけ。
3日ほどで(まだ赤いですが)皮膚ができてきて、傷のあとにはおなじみのカサブタはできませんでした。
ほほう…。

なんとなく、よくなりました。

このほかキズパワーパッドなども買ってあるので、次の怪我が楽しみです。(ウソ


参考文献:
湿潤療法(Wikipedia)
新しい創傷治療

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Comments

傷パワーパッドは何度か使っています。速くきれいに直るような気がします。裏表を何度か間違えました。なんかじゅくじゅくしているのが表から見えるのがちょっとやです。
出血量にもよるんですが
湿潤治療には理想的な傷とお見受けした(^^;;

体表面が変容していく様はなかなかフェティッシュで
良いものです
次も楽しみだ(違

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