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2007/08/16 木

どっちが得かよく考えてみよう

安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)
ナンバ走り」以来だから、不読書週間に突入してから2カ月強になる。
読む(読める)時には、続けざまに読むんだけど、読まない(読めない)期間に入ると、ほとんどダメダメになる。
全然本に触れないというわけじゃないんだけど、遅々として進まなくなる。

で、2カ月ぶりに読んだ、というか2カ月ぶりに読了したのが、この本。




北大の先生で、社会心理学者。「相手を疑ってフトコロを閉ざす」のと「相手を信じてフトコロを開く」のと最終的にどっちが得か?ということを、念入りな(悪く言えば執拗な)実験をもとに検証した本。

実験結果は、一見損をするように思えても、「相手を信じてフトコロを開く」が正解なのだという。要するに、「正直者は(必ずしも)バカを見ない」ということである。

その前提になるのが信頼である。

安心社会(終身雇用、年功序列)が崩れて、社会システムが変化しつつある今。信頼社会(互いに相手を見る目を持つ成熟した関係)への脱皮が不可欠かつ急務である。

という本だったような気がする。
(なにせ集中力がないから自信がない(^^;))

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