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2007/05/17 木

プレゼンス物(書き直し)

その名はharu
もうはや「まねっこ」なわけで、そのスピードには舌を巻くけど、Twitterよりさらに魅力を感じず。

どうなんですかね、こういうの。
登録はしといたけど(爆)。

と、5/11に書いたんだけど、これだけじゃあまりにも食わず嫌いかなーと思って、少々使ってみた。

つーわけで以下、なぜか長文(笑)。
こういうサービスは「友だち」がいないとダメだってことで、10人くらい敷居の低そうな人とつながってみたところ、こういうサービスの魅力がわかって来た(笑)。

掲示板のようで掲示板じゃない。
BLOGのようでBLOGじゃない。
チャットのようでチャットじゃない。
でも、上記のいずれにも似ている。

もっと早くて短くてユルいんですな、コミュニケーションが。

内容は一言書き逃げ。コメントも脊髄反射的。
「友だち」と言っても、(基本的には)お互いの呟きが見れるだけ。
あの諸刃のやいば「あしあと」もない(あるサービスもあるけど)。
書いた内容は瞬く間にスクロールの彼方に消えていく。(後で読むこともできるけど、あんまり意味ない)
で、お互いに「今」をたゆたって行くわけですなー。

ココロと、パソコンに向かっている時間(ニュースを読んだり、ショッピングをしたり、BLOGを読んだり)の「隙間」を埋めるためのエアパッキンみたいなもんと言ってもいいか。
(携帯でも使えるが、携帯だとさらに書き逃げにならざるを得ないだろう)

ぬるま湯的・慣れ合い的で、ある意味気持ちよいけど、ふと気づくとキモいっつーか、1分たりともネットに捧げもらすなみたいな薄ら寒いものもある。その辺も含めて癖になる気持ちはワカル。って感じ。

NIFTYのCBシミュレーターにハマっていた頃、どこの誰ともわからない人と友だちになっていくプロセスが面白かったんだけど、それと似たものも感じますな。

*
草分けはアメリカ国のTwitterだけど、雨後のタケノコよろしく、次々に同様なサービスが生まれている。
日本では、このharuとか、Timelogとか、もごもごとか。
さらに、ある好事家によると、中国でも雨後のタケノコなんだそうで、komooとか飯否とか…。
(で、まぁどこにでも日本人が溢れていると(笑))

*
背景には、「mixi疲れ」があるんではないか。
mixiウザいもんね。広告がパカパカいい出してからあんまりアクセスしたくないし、コミュはいつまで経っても「初めまして」と「教えてください」ばっかだし。
会員数も1000万人に迫って「クローズドなサービス」では全然なくなったし(スパムメッセがないのがまぁ救いだが)、マイミクさんも100人くらいもいるとハバけるし。
mixiに飽きた人々が、よりユルいこっちのサービスに流れているのは想像に難くない。

対人関係のユルさ・淡さというのは今の日本國の生活者の基本的ニーズだろうし。

*
で、コンセプトを開発して実現した(と言っても新しい技術が使われているわけではない)Twitterの構成はサスガと思わせる。

ユーザインタフェースがシンプルで、メニューが後発サービスよりも少ない。これは逆に、API(開発環境)を公開して、みんなで寄ってたかってサービスを作って行こうという基本精神があるからではないかと思う。
前にも書いたけど、外部プログラムが充実しているのがその現れである。
(Twitterでは過去ログも見れないんだなぁと思っていたら、ちゃんと検索サイトが別に用意されていたりするし、haruのカキコがTwitterに連動されているのもそれゆえかと思う)

近ごろはサーバエラーで非常につながりにくいが(猫がパソコンを必死で直している写真がちょっとかわいい)、これは日本からのアクセスがリソースを食い潰しているせいであろう(笑)。

*
日本の先行3サービスはどうか。

例えばTimelogは、ユーザインタフェースがクソ真面目。メッセージやブックマークといった古典的?機能も用意され、よく言えばお膳立てが既にできている(悪く言えばお仕着せ的)。これはTwitterにない、日本のサービスの特徴かも知れない。
もごもごは、インタフェースがただ汚い(あしあとつきだし)。なんか低学年向け、って感じがする。
中でもharuは、そのインタフェースが“居心地”とマッチしているし、サービスも過不足ない感じ。3者で勝つ者がいるとすれば、haruではないか。
(もっとも、haruもほとんどサーバ輻輳中)

とテケトーな予想をしたところで筆を措く。(←ナニゲにハマってんじゃないか?(笑))

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